京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
北鎌倉から鎌倉への径、
変化と趣きに満ちている、
この時期、
気を付けていると、
名残りの花に出会う、
宮城野萩の白、
ホトトギス、
岩を這うリンドウの蕾、
そして、
見かけるけれど、
名は、
こちらも、
こちらは、
例の酔芙蓉、
ここは紫陽花寺、
明月院、
しかし、
この時期に紫陽花はと思っていたが、
一輪、
名残り、
さらに竹藪を進むと、
方丈、
座敷の窓、
見事な意匠、
甕の井戸、
釣瓶の井戸とも、
橋を渡って、
なぜか薔薇一輪、
マンションのテラスから月見、
朝ぼらけ、
朝焼けに出会う、
朝朝
氷雨のような冬の雨が降る、
北鎌倉駅、
円覚寺、
豪壮な門を望み、
特に、
木組みの妙を感じたい、
石畳を進み、
苔むす石垣に導かれながら、
方丈に至る、
国宝舎利殿、
塔頭に茶室があり、
こちらには、
赤毛氈の床几が並ぶ、
竹藪を通り、
石段を上ると、
国宝洪鐘、
静かなひと時が過ぎる、
朝靄の立ち込めるキャンパス、
楓の木々に囲まれた、
新たな空間、
礼拝堂の朝、
キャンパスから、
富士を望む、
真白き富士の嶺、
秋も深まり、
柿の木も木守柿だけになってくると、
やがて、
柿の葉に意匠が現れる、
「柿紅葉」、
今年は、
朱の出色が思いの外くすむ、