京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
青柿、
そして緑の葉に雨のしずく、
一滴、
紫陽花が季節を待つ、
楚々と淡い色を、
花の所々が、
いと趣、
滴が煌めく、
一滴落ちて、
日本のエーデルワイスが揺れる、
滴の中に入ると、
世界は違って見える、
葡萄が風を誘う、
花の小さなアンテナが、
天気を予報する、
ブラシの木が笑っている、
製糸・生糸貿易で財を成した、
実業家原富太郎(三溪)による広大な庭園、
京都・鎌倉の地から移築された古建造物が、
配置されている、
10の重要文化財他が移築されている、
竹林の奥に1棟の茶室、
蓮華院、
蓮池に季節が巡る、
隣のスイレン池に、
名残の黄菖蒲、
白雲邸に至る御門、
さらに臨春閣への正門、
紀州徳川家初代藩主頼宣の旧別邸、
数寄屋風書院造り、
傍らに、
旧天瑞寺寿塔覆堂、
茶室月華殿、
懸崖造り金毛窟、
天授院がその奥に、
ひっそりと建つ、
気に入りの茶室、
聴秋閣、
腰掛待合、
大池に小船、
何処を見る、
考える猫、
三溪園、
こじんまりと盆栽展が開かれていた、
盆栽そのものは確かに、
年月と丹精の賜物、
御見事、
ふと気づいた、
盆栽に添えられている小盆栽、
この小盆栽に魅せられる、
小さな植木鉢を自身で焼成して、
野草や実生2年ほどの若木を植える、
小さな世界が生まれる、
これなどは釣忍、
台が高価そう、
まさに野草の鉢植え、
自前の植木鉢に、
山採りの野草、
小さな苗木、
楽しみに加えて、
現在、
本部棟礼拝堂、
外観、
その内側から、
聖壇、
説教台、
司式者、
使用されなくなったパイプオルガン、
横に位置するアーチ窓、
後方、
正面、
メソジスト派の重厚な礼拝堂、
静けさが空間を占める、
その中合を光が走る、