京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
大樋焼窯元、
1666年加賀藩五代藩主綱紀候の折、
裏千家4代仙叟宗室を茶道奉行に招く、
仙叟宗室が同道したのが、
楽家四代一入の高弟長左衛門であった、
以来350年、
当代11代大樋長左衛門となる、
清楚な屋敷、
ここで、
歴代の長左衛門の抹茶茶碗で一服、
主菓子の御名は「雪南天」、
御製は「 」、
戸の向こうに屋敷が広がる、
さらに奥に小間、
樹齢500年の「折り鶴の松」、
その根元を、
美術館前庭、
辞する、
金沢、
浅野川を挟んで東茶屋街と主計町とが、
昔の佇まいで残されている、
月ならず陽が朧に川面に映す、
木橋もまたゆかし、
河原にシラサギ、
銀色に輝く水面、
一筋入るとベンガラの街、
川に沿って続く、
夕闇迫らないと、
街は息吹を取り戻さない、
近くに金沢城の惣構跡がひっそりと、
東西茶屋街とは違って、
ひっそりとしてある、
ここにも金沢、
金沢駅からバスで40分、
郊外の里山に位置する、
学院大学と並んで立つ、
金沢駅前に立つ、
鼓をイメージしたという門が迎える、
鉄組とガラスの駅玄関、
市バスで学校に向かう、
古の表札、
小学校、
この季節に雪がない不思議とか、
内部は木造の温もりに満ちている、
戻から外を見ると、
山が連なる、
中庭に大きなハクモクレンの木、
暖かそうなツボミが幾つもいくつも、
翌日の早朝、
街中の香林坊、
石川4高記念館を通り、
煉瓦が美しい旧校舎、
その向かい、
ひっそりと辰巳用水が流れる、
旧県庁、
21世紀近代美術館の庭園が広がる、
迷いながら金沢教会にたどり着く、
近代的な瀟洒な教会、
雪のない金沢、
雪吊りの松、