名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

桜前線に乗って

2013-03-28 14:00:22 | 日記
桜には、開花前線の報道がある。
皆さんにも、きっと、自分の気になる桜の木があるのではないでしょうか。
その桜の木がどこにあって、何時咲くのか、私だけの気になる日々が今日この頃です。

わたくしにとっては、
同志社時代、優雅な御所桜にうっとり見とれ、
静岡英和女学院中学校・高等学校では、駿府城の石垣にしな垂れ懸かる桜の華やかさに、
また日本平に、緑の桜 御衣黄に不思議を感じ、
関西学院初等部近く、植木の里 山本の地に、
桜の木の太い枝の中ほどに設けられた広いテラスに立ち、桜の中に居る別世界。
現在、事務局の日々、
近くの神田川に覆い被さるように両側から懸かる桜の幽遠さに引き込まれ、
そして、数日前、国際基督教大学に、
これまでの桜の木とは違う雰囲気を持つ桜木たちが、爽やかな気を漂わせていた。


     



みんなに知られているわけではないけれど、自分だけのアルバムに残したくなる桜の木、
それは、これまで生きて来た自分の気持ちを映している桜の木かも知れない。
自分の選んだ一つの景色が、また一つアルバムに増えていく。


「星の王子様」の最後のページに載っている一枚の絵が、
誰にとっても必要な一枚の絵なのだと、ふと思い返す日。




付けたり

新学期より教壇に立たれる新しき先生、
あなたの心にある一枚の絵を、生徒に語ってください。
そして、何時までも語り続けられるように、その感性を研ぎ澄ましてください。



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場所を違えると思いも変わる

2013-03-25 08:54:31 | 日記
「雪の北国にも春はやってきていました。
雪間の草の春を見せばや、と。
また、一瞬の陽の光に、冬の光と違う輝きを感じるときがあるものです。
(3.21季節だより)」

情報を聞いての思いと、実際のその地での思いとは、とても違っていた。
函館の街は、まだ、冷たい左右横から吹いてくる強い風によって、
晴れ間が出たかと思うとすぐに雪模様となっていた。

   

   

  

港の倉庫街のビアホールに同志社のマークを見つける。
新島襄はこの倉庫街の向かいの岸壁から新しい世界へと旅立った。
引き込み運河には冬の海の色があった。

       

   


五稜郭の桜は、まだ冬の眠りにあった、その横の赤松は力強く大地に根を張って、
高く伸びている。
近くには、遺愛学院(2012.12.19季節だより1)の正面校舎が楚々として凛とした姿を示す。

   

   

   


飛行場より、函館山を遠望する。
沈む太陽が、明日の光を予感させる。

   

   


付けたり

そこに行って初めて知るその地のこと、このことが大切なこと。



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春分となり辺りは春一色

2013-03-21 08:42:21 | 日記
一瞬の陽の光に、冬の光とは違う輝きを感じるときがあるものです。
雪間の草の春を見せばやと、
雪の北国にも春はやってきていました。

日本の季節は、巡り来る摂理を伝えていきます。
日々の生活の中に、自然の動きがまさしく織りなされているのです。
その織物を身に纏う生活をして来たのが日本人であり、日本の生活でした。
しかし、時間は短絡されて便利に効率よくなっていますが、
時間に身をゆだねて、時間のままに生きる機会は少なくなってきていることを、
最近の流れの中に感じています。
もっともその最たる人とは、漂泊の人となるのでしょうか。
しかし、自然の流れを大切にし、その息吹を感じる人たちは、市中にも数多居られるものです。


何のために人は生きるのか、と大上段に構えてきた日々。
でも、自分の生きる意味など、知らなくても人は雄々しく生きています。
むしろ、生かされて生きていることを知った時に初めて、
自分が自分を生きていることを感じることができるのでした。
周りはいつもと変わらないのに、
周りのすべてが優しく私を包んでいてくれていたことを、うれしく思うのでした。
春とは、昔を振り返り、これからを思う日々。

 
 
 こぶしの花が、蝶のように舞う。


  
 こぶしの木は、青空を背に銀色に静かに立つ。


 
 下には、ぼけの花がいたずらっぽく咲いている。


附けたり

4月より教壇に立つ方々に
絶体絶命を感じた時、その時こそ、願ってもない出会いが隠されているものです。
あなた自身の歩みが、やっと、そこから始まります。
自分に悲観することなく、しかし謙虚に教えを請いなさい。
あなたの生徒が助けてくれます。
即決即断は止めなさい。明日の太陽を信じて、雨の日をすごしなさい。


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百花繚乱とはこの頃のこと

2013-03-19 09:11:13 | 日記
満を持して咲き誇る百花に思いが千々に乱れる。
足元に春に先駆けて咲く初花が一輪、二輪、大木の少し遅れし遅桜、
どこに隠れていたのか、一気に生命の息吹を感じる。
生み出されてくる喜びに浸る春という季節、この上なく祝福に満ちている。
そして、どことなく、ゆったりと長閑。

もう歌われなくなった「仰げば尊し」、そして「蛍の光」
静岡英和女学院中学校・高等学校では、
加えて、讃美歌440番「み神のたまいし」が歌われた。
長きに務めた日々が一瞬に蘇る。懐かしい。

関西学院初等部では、吹奏楽が奏でる「威風堂々」に導かれた入学生が、
「威風堂々」に送られて卒業して行く。
式では、卒業生がハレルヤを斉唱。


   
             足元のスノーフレーク


   
         枝から顔を出すトサミズキ(土佐水木)


   
           うずまくユキヤナギ(雪柳)




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春が来た

2013-03-12 12:23:51 | 日記
春が足早に来る。
希望(のぞみ)を失わずにいれば、
春は来る。

相馬御風作詞 「春よ来い」
春よ来い 早く来い

高野辰之作詞 「春が来た」
春が来た 春が来た どこに来た
山に来た 里に来た 野にも来た

       「春の小川(1947)」
春の小川は さらさら行くよ
岸のすみれや れんげの花に


     

ミツマタの花、三又の枝に絡まれながらも、
そこから抜け出した小さなヒマワリのよう。


     

3月7日付けの、事務局7階からの紅白梅が満開となる。


     


「さんしゅゆ」が一輪幹に咲く




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