京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
名古屋市内、
山里近くに植物園、
万緑、
「孟宗竹」の林が続く、
そして「真竹」、
筍が地面より、
新緑に黄、
「山吹」、
「八重山吹」、
やがて散り行く、
名残の桜が、
本来の「御衣黄」、
「須磨浦普賢象」、
そして、
「ウコン」、
まさに名のごとき、
今、
「開山」、
この季節、
ツツジが埋める、
先駆ける「ミツバツツジ」、
その中にあって、
白き「マメナシ」、
夏を告げる「宇津木」、
街の生垣には、
「紅花トキワマンサク」、
落ち葉の中に、
「イカリソウ」
楓の若葉、
「イロハモミジ」、
気に入り、
緑の「オオデマリ」、
ドングリの新芽、
「アベマキ」の老木なれど、
里山には命が宿る、
初夏の山里を植物園に見る、
青竹、
「孟宗竹」の林、
「真竹」、
地面から筍、
新緑に黄、
「山吹」、
「八重山吹」、
なお桜が零れ咲く、
本来の「御衣黄」、
まさに今の時、
「開山」、
「須磨普賢象」、
「ウコン」、
桜はやがて散りぬ、
躍り出たのが躑躅、
「ミツバツツジ」、
公園や生垣に、
「
染井吉野が、
樹命を迎えているという、
これから、
染井吉野の並木は、
新たな桜に植え替えられていく、
ハイブリッドの美しさが、
脆さを宿していたということ、
どうする、
融合の教育、
御衣黄、
桜らしからぬ花色、
朱が滲み出て来るとは、
散る時という、
兼六園菊桜、
松前花染井、
蘭蘭、
普賢象、
紅時雨、
松月、
駿河台匂、
様々な交配種、
しかし、
花の命は短い、
山に咲くヤマザクラを、
遠く山に見る、
山笑う、
初夏のような日、
待っていたのが、
影、
オリーブの巨木、
周りには、
花壇が広がる、
遠くに温室、
昨年の残暑に、
突然に葉をすべて落とす、
辛うじて芽だけを残していたが、
冬が過ぎて春を迎え、
桜は花を咲かせた、
三株あったが、
今では二株だけが、
なお咲き続けている、
淡い桜色が可憐、
やがて散り行くさくら、
小さな盆栽の世界にも、
時は刻まれている、
初夏を思わせる日が、
思いの外早くやってきている、
過去と現在と未来、
つらぬく志が有りや無しや、