京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
暗闇に突然、
陽が昇る、
野火のよう、
真白き富士の峰に、
陽が薄く染まる、
日本水仙が似合う、
記念西洋館の栴檀に沿う、
ここにも陽が伸びてくる、
オリーブが震えている、
向かいに礼拝堂、
やっと朝を迎えるキャンパス、
三寒四温の体験、
春は一雨ごとに、
春は気づくと近づいている、
電信柱と電線、
虎落笛が静まる、
刻々と空は変わりゆく、
ちらほらと、
彼岸桜が遅れ気味に、
芝枯れの合間に、
芝桜が顔を出す、
新宿御苑、
グリーンハウス、
入り口近くに、
檸檬とは思えない、
大きな檸檬、
御馴染のサボテン、
熱帯の湿地、
シダが覆いかぶさり、
バナナの葉が交差する、
不思議、
そして、
熱帯の色彩、
純白の、
気に入りの世界、
不思議な世界が広がる、
新宿御苑、
スケルトンのプラタナス、
シルエットに、
やがて緑に包まれる日が、
メタセコイヤもまた、
枝の間を風がすり抜ける、
その根元に気根、
かわいらしく並んでいる、
どこからともなく香る、
ソシンロウバイ、
気に入り、
陽が花びらを透かす、
近寄ってみると、
カロラインエリカ、
純白、
気に入り、
銀色の輝き、
枯蓮
しかし、
水が春を帯びる、
梅は白梅に限る、
新宿御苑、
薄っすらと香る奥ゆかしさ、
芝生のなだらかな丘に、
見事、
ここにも薄っすらと、
暖かな日を浴びて、
萼の紅がアクセント、
青空の後、
次の日には冷たい雨の日が、