名古屋季節だより

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そして尾張名古屋からの季節だより

571 「三陸復興国立公園」

2015-07-30 05:43:14 | 日記

 普代村(ふだい)駅に三陸鉄道を降りる、

 此処にも北緯40度が走る、

 日本海の男鹿半島入道岬が北緯40度だった、



 


 




 「三陸復興国立公園」、

 皆さまは、

 この名前を聞かれたことがあるでしょうか、



 津波と原発破壊による、

 三陸の悲しみと苦しみを、

 忘れないため、

 そして、

 復興と、

 未来への歩みを祈って、

 自然との新たな出会い期し、

 多くの人たちが、

 この地を訪れ、

 思いを共にすることを願ってのことと、

 感じる「三陸復興国立公園」、

 

 『陸中海岸国立公園北山崎』、



      


 雨が止む、

 何日振りだろうか、

 青い空が垣間見える、

 バスを降り、

 岬に向かって歩き出す、

 時折、

 霧が走る、



      


 


 崖の上から海岸線を遠望、

 霧の流れる合間に、

 見事な自然の造形が現れる、


 



      



      



 



 


 



 



 



 海の洞門が見える、

 未来への海門、

 


 この崖の上までは、

 津波は来なかったのだろうか、

 アカマツの松籟を聴く、



 


      


 ナナカマドの木がゆさゆさと、

 もう実は色付きだしている、



 


 七度竈に入れても、
 
 なおナナカマドであり続けるという、



 


 


 この実が真っ赤に色付くことを祈って、

 帰路、

 盛岡駅に向かう、


 トンネルの先に光が、


 


 その先には緑の世界が広がっていた、


 


 盛岡市、

 バスの車窓から「石割桜」を見る、



      


 





 



 


 


 
 

570 「三陸鉄道 津波対策」

2015-07-29 09:27:55 | 日記

 恐山から久慈駅までバスは走る、

 八戸駅から久慈駅までJRが来ているが、



 



 本数は極めて少ない、



 



 久慈駅からは三陸鉄道となる、

 JR久慈駅とは隣り合っていた、



 三陸鉄道久慈駅、



      



      



 リアス式海岸であるが故、

 津波は増幅されて内陸に至った、




 高い防潮堤が築かれ出したが、

 そこまでの高さと、

 延々と続く長さとに、

 これまでの地形が変わる、



 



 



 



 



 



 



 狭いリアス式海岸の場合には、

 ダムで陸地の入口が囲われていた、

 まさに陸と海が遮断されている、



 



 野田玉川駅に着く、

 見下ろすと、



 



 



 



 堀内駅、



 



 



 



 美しいリアス式海岸と、

 津波防御との相克、







 



 



      



 海に迫る道路、

 

 



 



 



 取り残された土手のコンクリートに、

 自然の彩が、

 ペンキを掛けたように、



 



 車両1両が、

 忘れないモニュメントとして、



 





 三陸から希望の生まれることを、

 



 



 

569 「仏が浦に住む者とは」

2015-07-28 08:59:03 | 日記

 下北半島に仏が浦と言う所がある、

 船から眺め、

 上陸することは稀という、



 小さな船に乗り換えて、

 佐井の港を離れると、

 波が出てくる、



 



 曇天のままだったのが、

 やはり雨が降り出す、

 ビニールシートを透して外を見ると、

 海の中のように感じる、



 



 



 



 30分ほど波に揺られると、

 辛うじての岸壁に着く、

 雨が止む、



 


 



 不思議な土地に着いたような気配、



 



      



 



 



 



 緑色凝灰岩のような、

 砂岩のような、

 言葉にならない景色が、

 数十メートル直立する、 




      



 



 



      



 



 



 



 



      



      



      



 



 



 



 隙間を通って、



      



 祠が一つ、



 



 そこだけに、

 緑が、



 



 仏が浦とは、

 仏宇陀とも言う

 確かに、

 確かに、

 まだまだ知らないところが多くある、

 不思議の国、



       

568 「大間岬と恐山の夏」

2015-07-27 07:25:18 | 日記

 東京

 連日35度を越す猛暑日とか、







 されど、

 下北半島に渡り岬をめざす、

 本州最北端、



 



      


 大間岬は崖ではなく、

 意外、

 静かな波打ち際となっていた、



 


 海は曇天の中に霞む、

 北海道は遠望できず、



 


 


 大間鮪そして雲丹、

 棘はまだ動いていた、



 


 しかし、



 


 曇天にもかかわらず、
 
 辺りには、

 天草が拡げられていた、



 


 ふと見上げると、

 店のトタン屋根の上から、

 アホウドリが餌を狙っている、



 
 

 店の中に入ると、

 驚き、

 燕の雛4匹と目が合う、



 







 小雨が降りだしたので、

 大間岬を後に、

 恐山に向かう、


 日本三大霊場、

 比叡山、高野山、

 そして、

 恐山、

 峠を越えながら、

 森閑とした中をバスは進む、

 冬の間は寺も閉ざされるのだとか、



      


 


 


 僧坊が続く、



 


 


 大祭を前に、

 人はまばら、

 なおさら、

 辺りの雰囲気に、

 恐山が迫る、
 
 奥の院への道が続く、



 


 振り返ると、

 賽の河原が広がる、



 



 



 賽の河原に石が積まれる、



 


 硫黄の煙が流れる、



 


 積まれた石を鬼が崩す、

 積んでは崩され、

 迫り来る鬼を、

 転ばすためとか、

 至る所、

 草が結ばれている、


 



 


 


 悲しげな景が続く、



 


 


 帰りには、

 参道に幟が出ていた、



 


 




 地蔵様が守る、

 
 
 

 

567 「津軽半島、竜飛岬」

2015-07-26 10:06:42 | 日記

 男鹿半島の突端を去り、

 五能線をめざす、

 空は重い雲空、

 

 


 日本海を縫って走るJR五能線、

 能代駅より乗車、



 


 


 気付いたことだが、

 東北地方の、

 海と森と空が深く重い、



 


 ガラス窓を通して景色が走る、

 真っ直ぐに線路が続くところも、

 単線、



      


 青田は続く何処までも、



 


 


 かと思うと、

 日本海すれすれを走る、



 


 


 こちらは海を見つめながら畑が続く、



 


 急に降り出す雨、



 


 



 


 単線は駅で複線となるが、

 また元に戻る、



      


 途中、

 バスに乗り換え、

 七里長浜を、

 竜飛岬までひたすらバスは走る、

 降り立つと、



 


      


 



      


 崖下には津軽海峡が、



 


 


 崖下の港と岬の突端を結ぶ、

 国道が走る、



      



 それは三百数十段の階段国道だった、



      


 さまざまな道があると言うが、

 まさにその通り、



 


 青函トンネルが地下深くを走る、



 


 


 確かに、



 


 


 ここに立てば、

 誰もが歌いたくなるという、



      


 


 風の音と共に、

 歌が耳に残る、



 外が浜、

 そして蟹田、

 ここからフェリーに乗り、

 下北半島に渡る、

 フェリー不通の場合は、
 
 陸路、6時間とか、