名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

37 トキワナズナの白い花

2013-05-29 14:18:07 | 日記
梅雨前線が南の方から日本を覆うように北上する。
この季節、日本の至る所で鮮明な色のキンシバイに出会う。
見た目は同じように見えるが、さまざまな違いのキンシバイに妙味を思う。
歩道の植え込みを飾る、その横に白いイベリス(アブラナ科)を見つける。
トキワナズナとも言われている。
二つの取り合わせが微笑ましい。

   

   

   



キリスト教学校教育同盟 第101回総会が、
6月の7日(金)と8日(土)に開かれる。
2世紀のキリスト教学校の歩みが始まる。
その歩みのベクトルに注目。



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36 秘密のバラ窓

2013-05-27 08:24:14 | 日記
鎌倉の江ノ電の駅に、「鎌倉高校前」という駅がある。
電車が走り抜けた後に、
小さなベンチが一つ、ぽっつんと取り残されてある。
座ると、目の前に海が広がる。
青い空を溶かした波が寄せては返す。
やがて夕陽が映え、夜には月は皓々と金波銀波となる。
異次元の空間をそこに見出す。

誰もが、青春の場所を持っている。

一転、
5月はバラの季節、各地にバラの園があるように、
誰の心にもバラの窓がある。
窓を開ける取っ手は窓の内側にしかない、
その窓を開けて外の世界を招くのは、あなたでしかない。


     



附けたり

教師を希望する方に

1.なぜ教職の道に進みゆくのか、
2.なぜその科目なのか
3.なぜキリスト教学校でなのか

この三つに応えられる人でありたい、
事務局での面接には、このことが問われます。
問われることによって、自身の心の奥深くに潜んでいる潜在意識が目を覚ます。


別儀

上野駅構内
「森香るBAR1973」 白州   CANNED FOOD

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35 小満を過ぎて

2013-05-23 08:13:40 | 日記
この頃、吹いてくる南風を青嵐という。
青雨、翠雨、
若葉、若草が繁茂し、雨の恵みを受けて、
ますます山は色を深くする。
さわやかな青空が、と思う間もなく、
湿度の高い曇り空となる日々。
この時期、花々は色を一旦失う、
アジサイがその日を待っている。

鎌倉のアジサイ寺は、その日はいかがか。

     

   



誰もが知る鎌倉時代の文章、ひとつ、ふたつ、雨の日に。

「行く川のながれは絶えずして しかも本の水にあらず
よどみに浮ぶうたかたは かつ消えかつ結びて久しくとゞまりたるためしなし
世の中にある人とすみかと またかくの如し」

「つれづれなるままに 日ぐらしすずりにむかひて
こころにうつりゆくよしなしごとを そこはかとなく書きつくれば
あやしうこそものぐるほしけれ」

「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」、
自力本願を極めようとして他力本願に至る。


琵琶法師による平家物語が響く。

不思議な鎌倉時代が、アジサイに埋もれる日も間近。
五月雨の雨煙に消える極楽寺。




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夏に相応しい木

2013-05-17 08:50:56 | 日記
冷気を含んだ爽やかな高原の朝に似合う「エゴノキ」、
白い小さな花が、咲き乱れるが、
花の咲く期間は短く、追いかけるように梅雨が来る。

   


   



ICUの校地は林の中に埋もれている。

ホトトギスの鳴く声を聞き、その後に、鶯の声を遠くに聞く。
今年初めての声に、心が鳴る。

帰りの駅で、ツバメに出会う。
季節の出会いに、心が季節に溶け込んでいく。


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アンネのバラ

2013-05-16 08:43:57 | 日記
「アンネのバラ」とは、
アンネ・フランクと同じ強制収容所にいたが、
奇跡的に生還したベルギーのデルフォルグ氏が育成したバラの新品種で、
「アンネ・フランクの形見」と名付けられました。
アンネの父が祈りを込めて各地に贈り、咲き続けたのでした。

     

     

茨城キリスト教学園に咲くアンネのバラ

アンネの「形見」とは、どういう意味なのでしょうか。
その意味に出会うために、もう一度日記を読み返してみましょう。

「せん方つくれども、のぞみを失わず(新約聖書)」、この言葉を思い出してください。

アンネのバラの不思議は色です、
一色ではなく、
日と共に、時間と共に変わっていく色彩の妙なのです。



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