長閑な春の温かさを楽しむと、
途端に冴え返る、
かと思うと、
陽射しが戻る、
忙し気な春、
霞む富士、
やがて姿を消す、
こぶし舞う、
そよ風を思う、
ハクモクレンの静かな暮時、
暗がりに光る、
白木蓮もまた見もの、
再生なった野水仙、
硬い残土の中に球根、
芽生える命の強さ、
ソメイヨシノの老木の黒い幹に、
命とは不思議なもの、
やはり命は生かされてあるもの、
クロッカスが顔を出す、
何の実かと、
思いつつ、
学年が終わる３月３１日、
キャンパス、
小学校遊歩道に、
こぶしの木が並ぶ、
さわやかな白、
青い空、
ひらひらと風に乗る、
気に入り、
きっと、
新入生によく似合う、
校舎に沿って、
馬酔木が揺れる、
下に野生種の小さな和水仙、
ヒイラギナンテン、
老木の染井吉野、
幹に咲く、
根元にも、
そして、
春に苺の白い花、
河津桜が終わりを告げる、
キャンパスは花盛りでした、
春の海、
江の島片瀬西浜、
幼稚園地引網会場、
暖かな春の海、
キャタピラトラックが、
砂浜の整備に余念なく行き来、
湘南道路にレンギョウが存在感を示す、
かと思うと、
雪柳が可愛く、
鎌倉の屋敷の塀から、
侘助がのぞく、
名残の白梅一輪、
桜、
こぶし満開、
そして、
桜、
実それぞれ、
カカオなら誰もが、
見慣れないが、
沖縄にも、
何が亜熱帯なのか、
まさしく不思議な実、
特大レモン、
実、
そしてミックス、
どこにも、
代わり映えなく、
森に踏み込み、
またその奥に進む行くと、
森の精に捕らわれることがある、
畏敬と受容される気持ち、
老木に宿る木の精、
すずかけの木、
木にはその木の表情がある、
メタセコイヤとラクウショウの木、
天を突く姿に神秘性を感じる、
囲まれた大きさ、
指し示された天空、
その下に気根、
古びた洋館の空き家、
ミツマタの木が花をつける、
その下には、
黄色のフクジュソウ、
広がっていく、
巨大なユリノキ、
後ろに温室棟、
その下に、
ホワイトペーパー、
森は神秘の世界、
時を見つけて進みゆかれれば、
何かが待っている、
そして新たな出会いに、
時を忘れる、
