京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
白日の下とは違って、
間接照明を用いる、
西洋館、
和建築の日本家屋の陰影にも通ずる、
様々な光の様子、
明かりを楽しむ、
隔絶ではなく、
曖昧さ、
これも和の文化に通じている、
明治期、
長きにわたった島国、
開港と共に白日の下に出で、
そして今、
日本の和様式を尋ねる、
神戸、
横浜そして長崎、
弘前にも、
山手という言葉の響き、
何か異国の雰囲気が漂う、
みなとみらい、
ペンテルセコイヤの並木道、
起伏の山手の丘に、
散在する建物、
木漏れ陽を浴びながら、
そぞろ歩くと、
異国を思う、
窓の外に、
何時もと違う世界を思う、
ステンドグラスがさり気なく、
からからと乾いた風の音が、
秋高し、
港の波止場に秋の波、
青い海に、
澪標、
ぷかり波止場、
港にはカモメ、
遠くに帆船のよう、
ホテル、
ウオーターフロント、
旧港の引き込み線、
タイルの水路、
運河の水面が微かに揺れる、
旧赤いレンガ倉庫、
往年のホテルニューグランド、
新たな街並、
その中に旧クレーン、
ハンマーヘッド、
新旧の港横浜、
夜空に輝く月、
朝を迎える、
一日として同じ朝はない、
本日もまた、
雲の合間に、
陽が射す、
何処からか叫び声が聞こえるかのよう、