京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
同志社びわこリトリートセンターにおいて、
第2回中堅教員リトリートが開催された、
北小松、
琵琶湖の水も、
ここでは、
限りなく透明、
湖畔を渡り来る風もまた、
涼し、
比良の山を背後に、
建物は広がる、
玄関を入ると、
同志社の校章が、
重ねられたガラスであらわされていた、
不思議なガラスの造形、
琵琶湖の見える2階ロビー、
振り返ると、
ガラスのチャペル、
不思議な天井、
吸い込まれそうな錯覚、
メタセコイヤの林が続く、
風が優しく流れる、
昨年と同じ部屋、
同じところに、
カマキリが迎えてくれる、
昨年は、
ヤモリ、
やはり下を向いていた、
不思議な出会いの部屋、
中庭のソテツ、
勢いよく伸びた新芽、
鑓水の流れる敷地に、
建物がつながる、
背後の山への入り口、
ペテロの岩とある、
苔むした土台石が崩れてある、
はて、
小路が上に続く、
開会礼拝の時間となり戻る、
日本建築の妙、
「仕切り」、
塗り込められた壁よりも、
向こうを隠さずに、
向こうとの結界を示す、
たとえば、
露地の止め石なども、
さて、
衝立もその一つ、
向こうの見える連子窓、
連子塀、
そして柵、
扉に透かし、
金具のアクセント、
屋根もまた、
不思議な造形、
緑青の吹いた屋根の連なり、
この連なりがリズムを生み、
語り掛けてくる、
身近な街のデザインに魅せられる一時、
長い歴史を刻んだ、
キリスト教学校、
大阪女学院、
その陰影、
正面の学院の森を抜けると、
ヘールチャペル、
その礼拝堂内部、
礎、
その陰影、
女学院の長い歴史を思う、
乳白色と透明のステンドグラスに、
歴史の深さを感じる、
色彩の世界ではなく、
陰影の世界にこそ、
女学院中学校・高等学校の歴史が、
埋め込まれている、
下関、
丘の上に梅光学院、
色さまざま、
個性あふれる一枚一枚の甍、
不思議な階段が続く、
扉の向こうには何があるのだろうか、
古色の漂う礼拝堂前、
中に一歩入ると、
一枚板の長椅子が並ぶ、
右手に目を移すと、
ステンドグラスの世界が一面に広がる、
華麗にして荘厳、
本館として使用されていた旧館正面、
静かさの中に招き入れられる、
階段上から1階を見る、
正面玄関、
振り返ると、
下関の町が眼下に広がる、
関門橋を望む、
校舎の狭間から海に通じる、
海、
雨交じりの海浜、
曇り空の海、
遠く、
深い世界に誘う、
瀟洒なホテルが建つ、
人は居ない、
角島への端の向こう、
小さな灯台が覗く、
日本海にして、
波静か、
茶の湯、
その茶、
宋より移入した栄西、
「喫茶養生記」を著し、
鎌倉に寿福寺、
京都に建仁寺を創建、
回廊の陰からの庭、
庫裏正面の意匠、
白壁と柱の妙、
栄西廟、
至る所に茶の木、
そして門前に祇園が続く、
京都市より復元町家として認定された、
一棟貸町家、
「正庵」
障子の陰影、
台所、
二階より中庭、
夜の町家、
お泊りやす