名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

1012 「大晦日、暮れなずむ冬枯れの森と湖」

2016-12-31 06:53:35 | 日記

 時間は途切れることなく、

 永遠に流れゆく、



 生きとし生ける者には、

 限られた時間が与えられている、

 そのことによって、

 時間の流れていることを知る、


 
 しかし、

 生きとし生ける者は、

 その限られた時間の長さを、

 自ら知りえない、



 自ら時間に区切りをつけ、

 その時間を活かして生きようとする、



 大晦日、

 一年の最後の日となる、

 終わりであり始まりの日、






 森と湖、

 すべてを包み込み、

 いのちを育む、



 暮れなずむ、



 



 



 



 



 枯れ木に夕陽があたり、

 彩りが水面に写る、



 



 夕陽が木々の向こうに、



 



 湖が眠りにつこうとする、



 



 葦の原、



 



 尾花が冬枯れを一層演出する、



 



 



 水面にさざ波が起こる、



 



 



 夜の帳がおりる、



 



 



 柳も眠る、

 明日の新たな年を夢見て、


 



 






 



  





 

1011 「白鷺とアオサギの湖畔」

2016-12-30 06:53:10 | 日記

 豊満な鴨が押っ取りと、

 凍てつくような水面に悠然と現れる、



 



 水面に写るシルエットに、

 静かな番の姿を見る、



 



 丸橋のアーチの向こうにも、



    



 森の奥、

 湧き水の傍、

 思いにふける白鷺、



 



 老練な姿にも、

 純白の美しさが輝く、







 葦の原に抜けると、

 アオサギが獲物を狩る、



 



 ぴたりと定めた目標、



 



 さらに焦点を絞る、



 



 生き生きとした眼差し、



 



 森の一日が始まる、

 


 

 

1010 「年の瀬、早朝の一景」

2016-12-29 06:55:27 | 日記

 師走28日、

 仕事納め、



 朝まだ暗く星が瞬く、

 寒々と、剪定された欅、



 



 バオバブの木のような欅の木の狭間、

 中央に薄らと朝日を感じる富士のシルエット、



 



 遠くのヒマラヤ杉が東雲に浮かぶ、



 



  石神井公園駅ホームに朝日が輝く、



 



 地下鉄西早稲田駅から事務局に向かう、

 トウカエデの並木、

 青い空に枝のスケルトンが美しい、



    



 学習院中学校・高等学校の正門前を通り、

 新校舎建設のクレーンを見ながら、



 



 事務局に到着、

 

 



 




1009 「ある日、テラス越しの影絵」

2016-12-28 06:08:57 | 日記

 藤城清治氏の影絵の世界のようでもある、

 ある日の朝のテラス越しの世界、

 欅の木を朝陽が影絵として浮き上がらせる、



 



 東京とは思えない世界が現れる、



 



 雲が走る、



 



 大きく選定された欅、

 悲しげに立つ、



 



 先端にヒコバエが数本、



 



 アフリカのバオバブの木のよう、



 



 朝陽の輝きが増す、



 



 新しい日が始まる、

 地球の鼓動が聞こえて来る、



    



 遠く、

 新宿が目覚める、



 



 


 


   

1008 「谷と寺院と階段の谷中」

2016-12-27 05:54:17 | 日記

 東京下町、

 根津から谷中にそぞろ、

 谷中は谷と寺院と階段の町、



    



 崖は藪となって残っている、



 



 寺院の塀に歴史が重なる、



 



 塀の途中に開かずの扉あり、

 塀の向こうに何があるのか興味が尽きない、



 



    



 赤穂浪士所縁の寺とか、



 



 御堂がポツンと建つ、



    



 所どころに町家が残る、

 戦災を免れたとか、



    



 朝倉塑像館、

 朝倉文夫氏のアトリエ棟と木造の住居棟、

 しかしながら本日休館日とある、



 



    



 



 



 次回のこころ、

 是非お越しください、



 数分の所に、



 「夕焼け段々」、



 



 その先に谷中銀座が続く、



 



 小さな店が並ぶ、

 それぞれ看板が凝っている、



    



 ビール通関箱に腰かけて濁り酒、

 夕焼けとなり、

 日暮里駅から帰宅、