京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
桜咲く、
一季節以前のこと、
城の石垣を見て回る、
積み上げたりと、
石の樋が一つ、
場内からの銃眼、
実際には使われたのだろうか、
山桜に切り石、
折り込まれた石垣、
濠の水に、
染井吉野と石垣、
切りそろえられた石、
これぞ石垣と堀、
空堀、
濠に移る桜木、
城門と空堀、
白壁がアクセント、
石橋から空堀、
塀と銃眼、
時代を彷彿させるに足る箇所、
時間が過ぎていく、
巨石、
運搬に御見事、
これぞ石垣の妙、
堂々たる城門の石垣、
さすがと感心、
楽しくなる組石、
ゆがみの出ている石垣、
桜咲く、
その石垣を見上げると、
石印が積み方を語る、
遠くにビル群、
時は流れて、
鋭角の城門脇の石垣、
栄枯盛衰、
城跡にこそ石垣の旅なのだが、
天守も御見事、
晩春から初夏への境目、
富士は、
靄の中に消え入りそう、
若葉が木々を覆う、
野菜畑の春キャベツ、
緑葉は増々みどり、
ナガミヒナゲシ、
都会のあらゆるところに繁茂、
薄ら朱色、
躑躅が陽を浴びて光る、
公孫樹の実生から芽吹く、
季節外れの朝顔一輪、
葡萄の蔓はさらに伸びる、
アジサイまでが、
壁に寄り添う、
水木の白い花が覆いかぶさる、
実桜、
様々なこの時、
季節はやはり確実にめぐってくる、
咲くに時あり、
散るに時ありとは、
確かに、
7分を良しと、
その瞬間は、
日々見ているが故のこと、
何に対しても、
同じことかもしれない、
みなとみらいから岩壁沿いを、
少し歩くと、
山下公園に至る、
ホテルニューグランドの、
海に面しての場所、
真にこの日出会う、
御見事、
3月下旬から4月、
キャンパスは最も彩られる、
八重桜、
山藤、
そして躑躅に、
淡い色合いが、
柔らかい和紙のよう、
藤の幹には、
不思議な生命力が流れている、
幹は枯れ、
洞となっても、
藤は咲き続ける、
そして躑躅、
芝桜の色変わり、
絞りの椿、
山吹、
葡萄が蔓を伸ばす、
タンポポは飛び立つ、
これは、
クヌギの新たな芽、
新校舎建設のため、
やむを得ず伐採された木々、
5本のクヌギも伐採されたが、
実生から芽が、
そして、
気象の不思議、
落ちていた朝顔の種から、
双葉が、
横浜関内駅、
横浜ドーム敷地の横浜公園、
チューリップが群植されている、
名前は記載されていたけれど、
その数に驚く、
富山県の砺波に、
チューリップの群植地を知るが、
この季節に、
植えられたチューリップに、
別世界を思う、
まさに咲き誇る時、
まわりはすべてチューリップ、
御見事、