大阪中之島に、
中央公会堂が建つ、
煉瓦造の、
明治の時代を彷彿させる建物、
その隣には、
図書館、
意匠の街灯が趣きを添える、
かと思うと、
一町南に、
緒方洪庵旧宅、
適塾が残る、
明治の偉人を輩出、
福沢諭吉・大鳥圭介・橋本佐内・大村益次郎などなど、
町屋の意匠が残る、
台所、
夕暮れの街、
御堂筋、
ヴォーリズ設計による建築物、
大阪女学院そして心斎橋大丸、
そして、
大阪心斎橋、
大丸本館、
不思議な取り合わせ、
自宅マンションから徒歩、
舞岡の里、
その郷の向こうに、
明治学院横浜キャンパス、
散歩道、
舞岡の里に一軒の農家、
柿の木の木守、
斜面には葛の葉が、
なお陽を浴びている、
尾花が銀色に流れる、
木道に、
なお黄花秋桜、
刈り取られた稲、
鳥が啄む赤い実、
千両が年を待つ、
軒の陰には葉鶏頭が一輪、
農家の裏の竹林が風を誘う、
ホトトギスが群れ、
丘に続いて、
明治学位大学の校舎が続く、
対照的な世界が隣り合う、
チャペル、
ツワブキがひっそりと咲きている、
そして、
こちらには、
柿が成る成り、
門が額縁となる屋敷、
石畳が続く、
その先に表玄関、
尾花の向こうに屋敷が流れる、
橋を渡る、
橋の真中に四阿を設えている、
苔むした岩がせせらぎに沿う、
屋敷の広間、
二階への階段が、
華花窓に隠されている、
庭に至る敷石の側に、
遥かに大きな手水鉢、
白壁に区切られた一郭、
離れた所に侘びた茶室、
経年の趣き深し、