京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
夏休み、
園庭にはセミの声だけが響き渡っている、
杉の木に抜け殻、
胡桃の実は形を整えだす、
花桃の実は落下、
胡瓜は採らないと、
さらに、
ミニトマトも、
さらに、
メダカの水槽に浮草が繁茂、
猛暑日が続く、
セミ時雨が何処からともなく聞こえ、
日本の夏が到来、
連日の真夏日、
そして全国各地に猛暑日、
地虫が鳴き、
やがては蜩が、
寄せ来る波のように奏でる日まで、
別儀ながら
冷酒があるではないか、
秋田高清水、
東京、
大門に、
高清水の角打ち店があるのを思い出す、
生貯蔵酒、
純米大吟醸、
大吟醸、
風鈴の音を遠くに聞く、
舞岡の里山に、
日本の原風景が残る、
子どもたちの心にも、
残して置きたい景色、
外国人の関心がここにもあるという、
里山の挟間、
鏡のような水田、
あぜ道が細く続く、
青田、
街灯が朽ちて、
旧農家、
茅葺の妙、
吹き替えられた屋根、
里山には栗の木が似合う、
青毬、
楓の林、
木漏れ日が射す、
林の中にヤマユリの群生、
一輪の鬼百合、
孟宗竹の林が道の両側に続く、
崖には葛の葉が覆う、
場違いのように向日葵、
入り日に朽ちて、
勢いよく青葱が伸びる、
唐黍の花穂、
シオカラトンボが静か、
ここにも、
キコスモス一輪、
長閑、
線状降水帯が起こり、
集中豪湯が停滞、
かと思うと、
蒸し暑い夏の日が続く所もある、
日本の気候も大きく変化、
万緑の深緑に野菜もまた、
ピーマン3個、
ミニトマトの集団、
巨大化した胡瓜、
小さな玉蜀黍の真っ白な髭、
ぶらーりと茄子、
野菜ではないけれど、
葛の花が可愛い、
気に入り、
根を集めて葛を採ることに、
秋にはやはり柿、
雫を載せて、
桃の木の花に実、
胡桃が膨らんできた、
夏盛り、
自宅マンションから徒歩1時間、
山肌は蔓に覆われ、
笹竹の新芽の向こう、
新緑の滝のごと、
舞岡、
起伏のある里山、
半鐘と風見鶏の小さな鉄塔、
その下、
山の挟間に水田、
沼がぽつんと、
古民家、
湧水が流れ、
見上げると青紅葉、
夏の日差しの下、
柏葉紫陽花、
ヤブカンゾウ、
至る所に咲き誇るキバナコスモス、
藁ぶきの農家に朝鮮朝顔、
そして、
まだ青い毬栗、
シオカラトンボ、