初冬、
午前中の空き時間、
阪急桂駅から嵐山駅に降り立つ、
名残の紅黄葉、
大堰川から桂川、
渡月橋下流の中の島への用水川、
渡月橋から嵐山、
大堰川に沿って小倉山に向かう途中、
蕎麦老舗、
青鷺、
光の中に消える、
小倉への山道を登ると、
やがて保津峡を見下ろす高台に、
大河内山荘の横を下りながら、
暫く歩くと竹林に至る、
孟宗竹が両側から覆いかぶさって来る、
竹藪の細い道がどこまでも続く、
その竹藪の下をトロッコ列車が通る、
山裾を暫く行くと、
刈り取られた田圃の向こうに落柿舎、
影の中に蓑傘、
長閑な嵯峨野路、
山裾に農家一軒、