名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

430 「未明の青い鳥、そして雪の朝」

2015-01-30 08:07:48 | 日記


 出勤前の未明、



 



 葉の落ちた欅の大木に、

 無数の鳥が飛び交っていた、



 



 



 



 まだ太陽が昇る前、

 薄暗い中、鳥の色は灰色に溶けていた、



 



 昨年、同じ頃に訪れてきた、

 青い鳥、黄緑色のインコ、



 



 何処に行っていたのだろうか、

 一年ぶりの出逢いに、

 懐かしさを覚える、



 辺りが白じんで来ると、

 木の隙間から、隠し絵のように、

 富士が現れる、

 ほんのりと赤富士、



      



 翌日の朝、

 何時もより静かな朝、

 雪の朝を迎える、



 



 青い鳥は消えていた、



 白い屋根と化している、



 



 四谷駅前もまた、



 雪が、



 




 深々と降る雪の日、

 別の世界に紛れ込んだ、

 不思議な気持ちに満たされる、



 

















429 「不忍の枯れた葦と蓮に」

2015-01-29 08:44:06 | 日記


 不忍池に枯れた葦と蓮、



 



 悲しげなほどに、

 静まり返っている、



      



 水面も微動せず、

 冷たい日だけが銀色を呈している、



 



 



 



 沈んだ金箔の世界が隣りに、



 



 



 透かしの青銅の灯篭に葵紋、

 上野東照宮、



 



 五重塔が、冬の空に屹立、



      



 台東区、司法書士事務所に向かう、



 



 














428 「港横浜、立春を待つ」

2015-01-28 08:45:05 | 日記


 港横浜に、

 古典的なホテルが佇み、

 入口を入ると、フロントへの階段が迎える、



      



 幾世代をも重ねた旅情が漂う、



 



 コートには、人影は無かった、



 



 山下公園が続く、



 



 四阿がと思いきや、不思議な噴水らしい、



      



 ドームの天井には、見事なモザイクの意匠が、



 



 遠くにランドマークタワーを、



      



 石橋を潜った向こうに観覧車、



 



 鉄橋から赤レンガ棟を見る、



      



 



 長閑な春の海を感じる日、



 



 



 海面は陽に輝いている、



      



 水の中の世界が現れてくる、



 



 関東地区協議会常置委員会の会場に近づくと、



      

 

 横浜3塔が待ち受ける、



 クィーンズタワー、



      



   


   
 キングズタワー、



      



 ジャックタワー、



 



      

      



 往年の建物が残る港界隈、



 



 帰りは夜も更けていた、



 



 



 メトロに輝く双子星、


 
 



 夜の帳が下りる。


 



 



 
















427 「茶の湯の習いにも」

2015-01-27 07:52:28 | 日記


 如月に夜咄の茶事に招かれている、

 楽しみ楽しみ、

 忙しいと思いつつ、

 時には、時間を取り込み、

 季節を感じたい。



 小半時の習い、

 金沢から花も持参されての教示、



 



 木瓜に、日本水仙でないところが、雅、



      



 花入れは、写しの「破れ袋」

 五島美術館でそのものを拝見した物よりも、

 碧の流れが殊の外美しく感じる、


 茶釜は茶室に借りた物とか、

 確かに運んでくるには少々難事、



 



 姥口も良し、古びた地肌も気に入る、

 隣では、難しそうな習いが、



 

      



 障子の桟にリズムを感じ、



 



 軸の扇子、







 「本立而道生」とか、裏千家当代宗匠様、

 では、これにて、 










426 「大阪の大阪でない大阪駅界隈」

2015-01-26 08:20:01 | 日記


 
 10年前に静岡から大阪駅に立った時、

 大阪駅と梅田駅が分からなかった、

 案内板が、知りたい所で見つからない、

 それから隔世の感、



 カンザクラが街路樹に、



 



 字形は変わらないが、



 



 ホームを壮大なドームが覆う、



  



 金の時計と銀の時計が空間に時を刻む、



      



 摩天楼と化する界隈、



 



 空間の造形美がこれまでよりも格段に広がる、

 

 



 高層ビルのフリースペースが、

 ガーデンとなって開放感を醸す、



      



      



 クリスマスローズが可憐、



 



 壁面にもグリーン、



 

 



 ガラスの高層、



      



      



 10年前に乗った観覧車に郷愁、



      



 季節とともに移り行くもの有り、