さわやかな、
初夏のキャンパス、
グラウンドから小学校校舎、
青い空に白い雲がなびく、
気持ちまでさわやかになる、
礼拝堂はいつもと変わらず静かにある、
横に赤い体育館の屋根がのぞく、
第３号館、
中学高等学校校舎、
玄関、
階段を上がる、
校舎は吹き抜けとなる、
校舎の前には、
栴檀の木が花を咲かせている、
ブリテンホールの裏側に回ると、
その先に寺院の大屋根が見える、
アラカシの木にどんぐりの小さな実、
回り込むと、
ぶどう棚、
ヒマラヤスギに陽が輝く、
楓が飛び立つのを待つ、
３日、
入学式、
朝顔の雙葉が待つ、
何時もの、
クスノキの迷宮に入る、
陽を浴びた水木の葉、
シャクナゲを見つける、
ブドウ棚、
このブドウは酸っぱい葡萄、
桜の実、
さくらんぼ、
これが、
栴檀の花、
３号館の前に位置する、
倉庫の横に、
鉄線の花、
そして、
最後に、
これがキクラゲ、
以前、
蒔田の丘には、
キクラゲが豊富にとれたそうな、
緊急事態宣言が解除され、
学校では、
分散登校と短縮日程が始まる、
神奈川県に一抹の不安は残るが、
完全な感染防止対策がないならば、
その中で、
どのように、
安全を作り出していくかが求められる、
６月第１週は、
生活を少しづつ、
学校生活のリズムに切り替えていく日、
それぞれがこれまで以上に、
自立と自律が求められる、
言うなれば、
生き方が問われている時でもある、
雨の森に入る、
楓の林が続く、
四阿から、
楓の種が雨を受ける、
猩々、
雨の中にうつきの花が柔らかい、
雨の雫を重たそうに、
枝がしなる、
白百合一輪、
森は続く、
人の入らないひと時、
横浜は丘と谷の街、
谷には川筋があり、
道路が走る、
丘の一角が残されてある、
沼があり、
段々の棚田もどきも、
何気ない雑木の森、
広葉樹が陽に輝く、
どこかで見た花が咲く、
名前が忘れられても、
花はそこに咲く、
新型コロナウイルスとも、
共存していくしかないとのこと、
心して、
付き合ううちに、
その機微を知る、
静かに動かない池、
日陰に、
シャガの花、
アヤメ、
白と紫、
ギボシの前に、
白色ではなく黄色、
畑の畔に、
花菖蒲しょうぶが、
強い風に揺れる、
タンポポには、
いっぱいの思い出、
沼の匂い、
アザミが似合う、
こちらにも、
沼が広がる、
卯の花、
昼顔が一輪、
見つけた水木の葉、
赤ツメグサなのか、
でも、
形が違う、
そして、
気に入りのニワセキショウ、
こんなところに、
ヤマシャクヤク、
気づけば花、
この自粛の時、
普段見過ごしていたことに、
気づかされる、
近郊の神社、
止まっている水車、
谷あいに小さな田が奥まで続く、
長閑な初夏の日、
カモが一羽飛来、
休耕田に葦が茂る、
小径を辿ると、
一軒の農家に至る、
シャクヤク、
塀に沿って、
猩々楓、
そして、
昔ながらのポンプ、
日本の里山が残る、
