名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

548 「塩竈神社と塩釜」

2015-06-30 12:14:13 | 日記
 紫式部の「源氏物語」の主人公光源氏、

 実在モデルの一人と言われている源融、

 京都の六条河原院に住んでいた、

 場所は現在の渉成園、


 陸奥国塩釜の風景を模して、

 作庭をしたとか、

 その塩釜、



 



 列車を降りて、

 駅前の道を左手に、

 途中所どころに、

 老舗が残る、

 阿部勘酒造もまた然り、



 



 暫く歩くと、

 鹽竈神社の碑、



      



 眼前に数百段の階段が、



      



      



 下を見ると、

 遥か彼方に、



 



 風に揺れる薄絹、



 


 見事なまでの社殿、



 



      



 



 



 



 本殿、



 



      



 



 文治の灯篭、

 「神前に灯篭あり・・・」、



      



 元禄2年、 

 芭蕉の鹽竈神社詣で、

 見たという灯篭を、

 見る、



      



 さらに、

 鹽竈神社の縁起となる、

 塩釜が、



      



 なるほどなるほど、



 



 名残の一輪と杉の古木、



      



 



      







 















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547 「夏越しの祓」

2015-06-29 09:52:42 | 日記

 旧暦6月30日、

 夏越しの祓、

 夕陽が西の空を紅く染める頃、



 



 雲間に陽が走る、



 



 神楽坂の赤城神社、



      



 昔の神社のイメージにほど遠い、



 



 拝殿はガラス張りとなっていた、

 茅の輪は変わらず、



      



 本日衝立は取り払われて、

 潜り抜ける、





 
 一昨日、

 午後、

 京橋、



      



 茶の湯、



 梅雨空に涼しげ、



 



      



      



 葉蓋、

 洗い茶巾、

 ひとときの涼、







 

 



 



 












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546 「松島 雄島の松」

2015-06-29 08:13:05 | 日記

 松島海岸駅から数分、

 雄島、

 堂を望む、

 島への正面の道は、

 只今堤防を築き通行止め、



 



 



 ぐるりと回り込む、



 



 切り通しを通り、



      



 岩窟仏に導かれながら、



 



      



      



      



     
 島への渡月橋が見えてくる、



 



 



 昔はこちらから島に、



 



 



       




 島には、

 死者の浄土往生を記念した医師の板碑が、

 句碑とともに苔むしていた、



 



 



 潮風に曝された堂が建つ、



 



 松越しの沖の眺めは、



 



 



 



 北端に頼賢の碑が鞘堂に納まっていた、



 



 



 



       



 芭蕉が訪れたのは何時のことだったろうか、

 と思いつつ、

 島を後にする、



      



 立葵が見送る、
 



 





 




 



 
 














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545 「津波と大杉」

2015-06-27 15:55:43 | 日記

 仙台駅のステンドガラス前、

 仙台の待ち合わせ場所の一つとか、



      


 仙石線に乗り、

 小鶴新田、

 東北学院中学校・高等学校、

 そしてさらに乗り進み、

 多賀城キャンパスを越えて、

 松島海岸駅、



      


 


 伊達藩の船泊、

 水主の住居が残されていた、



 


 


 


 梅雨空に緑が輝く、



 


 かと思うと、

 真柏の木、



      


 枝が乱麻の如しに、



 


 


 緑の葉をつける頃とは、

 何時なのか、

 と思う、

 不思議な木、

 園通院の門前を通り、



 


 茅葺の小さな堂を見ながら、



 


      







 切り倒された瑞巌寺の杉並木、



 


 山裾の杉だけが残されていた、



 


 昨年までは、

 山門を潜ると、

 巨大な杉の木が、

 両側に並んでいた、

 参道の杉の木は一本もなかった、

 切り倒され丸太となって、

 積み重ねられていた、



 


 津波の塩害、

 これ以上は倒れることを考えて、

 伐採となったという、


 以前ならば鬱蒼と茂った杉林の右手にあった、

 瑞巌寺の洞窟群、

 今は、

 陽に曝されてあった、



 


 


 


 津波の傷跡は癒えず、






 ただ、

 瑞巌寺の奥に、

 杉並木が、

 取り残されたようにあった、



      


 





 小さな茅葺の門と、



      


 砂岩の刳り貫かれた門の向こうに、



 



 巨木の主がおわさった、





 


      






 絞り出される呻き声を聴く、

 鎮魂、

 


 


 





















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544 「五大堂そしてむとう屋」

2015-06-27 09:44:43 | 日記

 東北学院大学、

 多賀城キャンパス、

 そして松島海岸、



      


 五大堂、



 


 小さな岩島が橋で繋がっている、



      


 その名を透かし橋と言うそうな、



 


      


 五大堂だけが建つ岩島、



 


 


 



 


 島を波が抉って、

 懸崖の松が逆巻く波のように、



      


 長年月の風雨にさらされ、

 真柏の木のようになっている、



 


      



 浮き出た不思議な文様、



 


 干支の子を発見、



 


 帰りにふり返ると、

 小さな祠が、



    


 







 ここで、別儀ながら、

 松島海岸と言えば、

 五大堂の向かいの、

 むとう屋、



       



 


 


 本日の御薦めは、「松島の吟風」、



 


 残念ながら小さな瓶が無かったので、

 次の御薦めに、

 「萩の鶴」、


 


 ちなみに宮城にはニッカ宮城工場がある、

 昨年は置いていなかったのだが、


      


 酒造会社の番付表、

 知りおきの名前が、



      



 


 初夏の風が舞う、



 



 宮城野萩、

 まだまだ季節は先の事、



 


 


 聞きなれた石碑が、



 


 松島町出身、

 青木存義作詞、

 「どんぐりころころ」、


 曇り空、

 梅雨の合間のこと、

 














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