ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

うれしいお客さん4

2013-04-25 13:06:08 | 日記・エッセイ・コラム

今日は久しぶりに「うれしいお客さん」で、「うれしいお客さん4」となります。因みに「うれしい来客」というタイトルもあり、そのタイトルでは14まで延びてしまいましたので差別化の為に「うれしいお客さん」としております。

昨日は定休日でしたので、今日のブログの「うれしいお客さん」は一昨日のお客さんの事です。

一昨日は珍しく午前中から来客が重なりました。

最初は常連のOさんがいらっしゃいました。Oさんと石談義をしていると、今度は外国人のカップルがいらっしゃいました。ポルテ金沢には台湾からの旅行者が多いのですが、大半は団体旅行で来られた「冷やかし客」です。本当のお客さんとなる人はやはり欧米人が多いです。一昨日の外国人カップルも欧米人でした。私の英語力がない為、彼らは辞書とスマホを用いて、尋ねて来ました。彼らが探している石のキーワードは「カラーチェンジング」でした。

実は、その外国人カップルがいらっしゃたタイミングに、ちょうど関西から出張でいらっしゃったSさんがお見えになりました。さらにほぼ同じタイミングに午後からいらっしゃる予定だった名古屋からのHさんご夫婦も重なりました。さらにさらに高岡からのKさんの来客も重なりました。

平日の午前中に来客が重なるのは非常に珍しい事でした。皆さん、大切なお客さんです。その時は私が一人で店に出ていましたので、チョッと混乱してしまいました。

最初にいらっしゃたOさんは早めに帰られました。そして外国人カップルの探している石を探すのにSさんが助けに入ってくれました。その結果、探していた石はアレクサンドライトだった事が分かり、店に置いてあったアレクサンドライトのルースを出しました。それは非常に小さなルースです。私はそのルースを渡して、しばし名古屋からいらっしゃったHさん夫婦の接客をしました。

Hさんは定年を過ぎた後から鉱物コレクションの趣味にハマり、先週、尾小屋鉱山資料館に行かれたそうです。尾小屋鉱山資料館では鉱物標本の販売をしていないので、どうしても尾小屋鉱山産の鉱物が欲しいという事で、再度、いらっしゃったとの事でした。私は用意していた尾小屋鉱山産の紫水晶、黄銅鉱、重晶石、緑鉛鉱を見せました。Hさんはそれらの大半を購入されました。さらに、ご自身の鉱物コレクションのリストを見せて下さり、未所有の標本があれば購入したいという話になりました。

その話をしている中で、先ほどの外国人カップルはアレクサンドライトのルースと中国産の緑簾石と水晶の共生したものとヘマタイトのブレスレットを購入されました。ありがとうございました。

そんな中、高岡からいらっしゃったKさんは一旦どこかに行かれました。関西からいらっしゃったSさんも待ち合わせの方と一緒に出掛けて行かれました。

それからは名古屋からのHさんと未所有標本を照会しながら選んで頂きました。それらの一部を紹介すると宝石質の黄色が美しいモロッコ産の硫酸鉛鉱、ペルー産の安四面銅鉱、南アフリカ産のハウスマン鉱、ブラジル ミナスジェライス州産のコルンブ石、日本産ダイヤモンドで有名になった愛媛県新宮産の苦土かんらん石、等々Hさんの予算いっぱいまで選びました。非常に楽しい時間でした。

Hさんご夫婦は石を選んだ後、お食事に行かれ、標本リストと梱包作業に入りました。そのタイミングに高岡からいらっしゃったKさんが戻ってこられました。Kさんからは差し入れのパンがありました。Kさんは旦那さんの誕生祝としてのブレスレットと大型のカクタス水晶を購入されました。本当にありがとうございました。

その後、Hさんがお食事から戻られ、しばし石談義をして、Hさんは帰られました。

密度の濃い時間を過ごせました。皆さん、ありがとうございました。

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