ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

極上の逸品

2016-10-21 13:00:40 | 日記・エッセイ・コラム
今朝、昨晩録画した「開運なんでも鑑定団 極上お宝サロン」(BSジャパン)を見ました。この番組は自宅のBDレコーダーに登録してあるキーワード(鉱物)検索で引っかかった番組です。今日のブログのタイトルはその番組内のコーナーのテーマからです。

その番組の一般コレクターのゲストは鉱物コレクターの高田雅介さん(高田クリスタルミュージアム館長で「日本産鉱物の結晶形態」の著者)でした。鉱物趣味歴55年という大先輩登場のTV番組という事で非常に興味深く見ました。

その番組内で紹介された鉱物は選び抜かれた鉱物ばかりで妙に納得してしまいました。そして、私はまだ行けていない高田クリスタルミュージアムも紹介されていて、さらに来月には新しい施設も増設されるという事で、無性に京都観光をしたくなってしまいました。

それから、特に感動したのは今日のブログタイトルにした「極上の逸品」でした。

それは何と!尾小屋鉱山産の黄銅鉱だったのです。

それは表面に孔雀石として緑青をふいていながらも内部の鮮やかな金色がのぞく黄銅鉱の結晶でした。さらにキューブ状の黄鉄鉱とも共生しておりました。尾小屋鉱山産の黄銅鉱の結晶は珍しい逸品です。しかもそれを坑洞内で自ら採集したものだと言う事で非常にうらやましく思いました。また、その後の逸話から雑誌「ペグマタイト」に載っていた記事を思い出しました。その記事はWeb上で今でも見れます。

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/pegma/noto_1.html

上の中の「長手島の長手石と岩牡蠣(1969年7月19日)」という部分に詳しく書かれています。という事は柴垣の警察官がもう一つのものを持っているという事になりますので、その行方が気になってしまいます。恐らく、どこかに眠っているはずです・・・。

色々と妄想は膨らみますが、石の運命はわかりません。それよりも一万点のコレクションの中から「極上の逸品」に尾小屋鉱山産の黄銅鉱の結晶を選ばれた事に感激しました。

久しぶりに良い番組に出会ったと思いました。





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