まずは写真からです。
上の写真は今年の春の「雑貨×作家マーケット」で購入した羊毛の苑さん製作の柴犬のブローチです。柴犬好きの私ですから、これを選んだのは自然な事なのですが、これを見つけた時から何か?記憶の奥の方から懐かしい気持ちになっておりました。当然の事なのですが、私はレプリカントではないので、偽の記憶を植え付けられているはずはありません。(映画「ブレードランナー2049」参照)
先週、小松の実家に置いてあるクルマの冬タイヤ交換に行った時に、久しぶりに実家の2階に上がり、あるものを探しました。それはすぐに見つかりました。
上の写真はそのあるものです。これは小学6年生だった頃の私が学校の図画工作の時間の作ったハガキ入れです。
どうでしょうか?羊毛の苑さんの柴犬のブローチを見つけた時から、何か懐かしい思いがしていたのは、これだったのです。
その埃まみれのハガキ入れの埃を拭いて、柴犬のブローチを並べてツーショット写真を撮って見ました。何となく似ています。
実は、このハガキ入れは柴犬ではありません。オオカミとアイヌ犬との間に生まれた雑種なのです。
私が小学生だった頃、実家のすぐそばに貸本屋があり、私はそこで、よくマンガ本を借りていました。その頃は、ほとんどの少年マンガ雑誌を毎週読んでいました。
それらの中に「少年マガジン」もあり、その中でもお気に入りが「牙王」(戸川幸夫・石川球太)でした。その「牙王」のキバを描いたのがハガキ入れなのです。
この「牙王」、たった一度だけ一話、単発テレビアニメで放送されています。(「大雪山の勇者 牙王」1978年9月23日に放送)
私はその放送も見ながら、その音声だけをカセットテープに録音しました。当時はまだVTRがなかったのです。
久しぶりにその主題歌を聞きたくなり、そのカセットテープを探そうと思いましたが、さすがにそれはすぐに見つかりません。それで、もしかするとYouTubeにあるかなー?と思って検索してみると、何と!音声だけでしたが、しっかりアップしている人がいて、その歌を聴く事ができました。
その主題歌は過去に何度も聞いていた歌だったせいか、聞いていて、感動のあまり、こみ上げてくるものを感じてしまいました。
そして、今、また、自宅の書庫に眠っていた「牙王1.2.3」(秋田漫画文庫)を取り出してきたので、これから読み直そうと思っております。