ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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碧玉

2017-12-08 11:49:00 | 日記・エッセイ・コラム
この前の日曜日、埼玉県からいらっしゃったお客様がおられました。どうも考古学に興味関心があられるようで、小松の遺跡を見る為にいらっしゃったようです。そのお客さんはサイエンスヒルズこまつにも行ってこられたようで、ヒルズショップで菩提産のメノウも購入し、その流れで「石の華」にも立ち寄ったそうでした。

そのお客さんから求められたのは緑碧玉でした。それは管玉の石材です。「石の華」は主に鉱物コレクター向けの結晶した鉱物を取り扱っている店なので、石材的な潜晶質石英である碧玉の重要度は低いと言えます。残念ながら店内には緑碧玉は置いてありませんでした。ただ、菩提産の赤碧玉の原石サンプルがありましたので、それを見せると、それを購入して下さりました。

そのお客さんとの会話では、碧玉も今年の5月から小松市の保護条例の対象となっている事をお話しました。また、話の中で、群馬県の岩宿遺跡(旧石器時代の遺跡)の話になり、その発見者を小説にした「石の華」(数野和夫 著 甲陽書房 1985)の話も出しました。

そう「石の華」(「石の花」ではありません。)というタイトルの小説があったのです。それは考古学的な大発見をしたアマチュア考古学者のお話でした。私は考古学的な興味関心が薄いものの、店の名前にも無関係ではないという事で、その小説を読んでいました。ただ、そのタイトル「石の華」とは考古学的な「石の華」だったのです。

ミネラルショップ「石の華」の「石の華」とは結晶した鉱物の事です。考古学とは関係ありません。

今日の写真は碧玉ではなく「石の華」と思える紫水晶です。





これは先日の池袋ショーで仕入れて来た新入荷のブルガリア産のアメシストです。このフラワー状の結晶集合体、気に入っております。もちろん商品ですが、イッコダケです。

コメント (2)
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