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鉱物の部屋へのいざない

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巨大標本

2016-03-06 11:01:17 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「巨大標本」です。

昨日、以前からその存在は知っていたのですが、これまでにその現物を見た事のなかったある「巨大標本」を見て来ました。今日の写真はこれです。



如何でしょうか?これは小松市の金野小学校の校内に展示されている金平鉱山産の黄鉄鉱の巨大標本です。写真ではそのスケール感が伝わり難いかもしれませんが、下のメジャーと比較して見ると、その巨大さがわかると思います。それは38.1kgあり、坑夫の方が地下200メートルから運んで来たそうです。

私はこれまでにも多くの「巨大標本」を見て来た経験がありますが、金平鉱山産の黄鉄鉱では今回のものが過去最大です。他にもその周辺の民家にも「巨大標本」がある、という話は聞いた事があるものの、まだそれらの現物を見た事がありません。

「巨大標本」にはその迫力を感じるとともに、そのような貴重なものが実際に残されている事にある種の感動をおぼえます。今回のものは間違いなく小松のお宝的存在です。後世に伝える為にも、しっかりと保存していって欲しいと思います。

金野小学校には他にも大型の鉱物標本が校内の尚古館に展示されております。



上の写真は重晶石です。

尚古館の標本はWeb上でもデジタル尚古館として一部見る事ができます。

http://www.hakusan.ed.jp/~kaneno-e/

これらは公式には学校の開いている時には申し込んで見学可能だそうです。ご興味のある方は是非どうぞ。

それから、昨日は公開されていない小松市立博物館のバックヤードを見る機会に恵まれました。そこでも数々の「巨大標本」を見る事ができました。こちらには多くの貴重な標本が現在進行形で整理されているようです。こちらのものはまだ公開前なので多くは出せませんが、小松を代表する重晶石だけ整理前にチョッとだけ出します。





昨日は小松のお宝的「巨大標本」を見る機会に恵まれ、幸せな気分になりました。
コメント
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