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鉱物の部屋へのいざない

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映画1

2016-03-27 14:16:24 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「映画1」です。前にも書いた事があったかとは思いますが、私の鉱物趣味(約20年)の前の趣味は映画でした。高校生の時に学校の文化祭用に8ミリ映画を製作した事もあって、若い頃、特に大学生の頃はほとんど毎日映画を見て過ごしていました。会社員になってからはさすがに鑑賞ペースは落ちてしまいましたが、それでも人並み以上に見ていたと思います。ところが、東京から福岡に転勤した頃から、生活環境の変化と共に映画への関心は薄くなって行きました。それは映画から受ける感動が低下していた事と映画を見ないで過ごす事に慣れてしまったという事だったと思います。そのような習慣は福岡から東京に戻っても変わらず、そんな時に鉱物に出会ってしまったのです。たまたま、新宿ショーに行った事がきっかけとなって、忘れていた小学生の頃の鉱物への関心の高まりが再燃してしまったのです。その後は鉱物熱に浮かされ続けておりまして、その余熱はいまだに続いております。

そんな訳で、「映画1」です。このタイトルも初登場だと思います。(「鉱物が登場する映画1.2.3.4」2012.03.05から03.10まで書いておりました。)

映画「テッセラクト」(正八胞体、邦訳では四次元立方体)はまだDVDを見ていないのですが、近いうちに休みの日に見ようと思っております。映画のタイトルは重要で、タイトルはその作品をものがたりますし、それを見たいと思わせる力を持っていると思います。私は「四次元立方体」という小説の邦訳に魅かれました。

黄鉄鉱の結晶に代表されるように立方体も気になるタイトルです。映画「CUBE」(ヴィンチェンゾ・ナタリ監督 1997年カナダ 邦題「キューブ」)は ヒットしましたし、その正式な続編となる「キューブ2」、「キューブ ゼロ」以外にもそれらしいタイトルの映画が出回りました。「キューブ」という名前から受ける印象はその形のイメージと共に好ましいものです。「キューブ」は最も基本的な立体であり、立体幾何学的にも面白い性質が幾つもあり、ルービック・キューブではありませんが、それはパズルにも成り易く、非常に面白いカタチだと思います。

それともうひとつ、基本的な立体として球体があると思いますが、映画のタイトルとしては「スフィア」(マイケル・クライトン製作 1998年アメリカ)がありました。「スフィア」は球体の事で、異星人のものと思われる巨大な黄金の球体が出て来ます。

「キューブ」にしろ「スフィア」にしろ、そのようなタイトルを独占的に使うのは、かなりズルい事であって、作品の良し悪しに関わらず、早い者勝ちなのでしょうか?そのタイトルは映画史に残ります。

「キューブ」(立方体)と「スフィア」(球体)は鉱物的な形だと思います。

今日の写真はこれです。



上の写真はコランダム(質の悪いルビー)の丸玉です。この丸玉の面白いところは、球体でありながら、その表面にはちょうど立方体の各面にあたる6面それぞれに同心円状に円の模様が現れています。これは「キューブ」(立方体)と「スフィア」(球体)の合体したもののように思えます。そういう意味でキュビズムならぬ球ビズム的な丸玉になっているところが面白いと思います。

「映画」の話題は次の「映画2」に続きます。




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