ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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美術

2014-12-11 18:22:15 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「美術」です。このブログでは過去に何度も登場している言葉だと思いますが、gooブログのブログ内検索ではすぐに件数がわかりません。(gooブログに引っ越してから、なぜか?検索からアクセスして来る件数が激減したような気がしております。理由はわかりません。)

さて、「美術」です。以前から私は「美術」は嫌いな方ではないので、「美術」にもそれなりに興味を持っていました。石や鉱物結晶に「美術」的な類似性を見出すのもそのような性格からだと思います。

「美術」と言えば、北國新聞のCMで「石川県は美術、すごいですねー!」というフレーズが記憶に残っております。それは戦後直後(昭和20年10月)に始まった「現代美術展」の事を言っているようなのですが、実際、金沢に引っ越してから、「美術」に関してはプロからアマチュア、さらに学生や高校・中学・小学校の生徒の作品なども見かけるケースが多いように思えます。

店の近くのもてなしドーム地下広場などでは各種の絵画コンクールの作品展や高校の美術部の生徒さん達の作品展が行われる事が多いと思います。あちこちの路面店ではショーウィンドウに美術作品を展示しているところもありますし、銀行などの店内にも美術作品を飾っているケースもあります。「美術」は日常的に溢れています。

また、今や金沢の代表的な観光地となった金沢21世紀美術館や石川県立美術館の存在も忘れてはなりません。金沢には現代アートから伝統的な工芸まで新旧、幅広い時代の「美術」が併存しております。

そうそう、「石の華」の入っているポルテ金沢の1階には先月から開放的なギャラリーも出来て、既に個展ができるスペースとして解放されています。ただし、そのスペースは以前あった銘店街というショップの跡地で、次のテナントが決まるまでの仮のスペースとなっております。そのスペースを使って今日は「石の華」主催の臨時のアクセサリー教室を実施しました。

そう言えば、一昨日に母の葬儀で小松加賀斎場「さざなみ」に行ったのですが、そのハイクラスな建物と共に驚いたのがそこで飾られていた石川の美術界を牽引する作家らの美術品の数々でした。それらの作品は寄贈品らしいのですが、中には人間国宝の方々の作品もあったりして、石川県を代表する知られざるもうひとつの美術館と言っても過言ではありません。そこは「美術」好きにはおすすめの隠れたスペースだと思います。

私の鉱物を見る視点は天然資源とか工業などの産業的な側面を見ているのではなく、どちらかと言うと鉱物を「美術」的なものとして捉えています。鉱物を科学的な関心と美学的な関心とを兼ね揃えて捉えています。そういう意味で「美術」とは近い関係性があると思っております。

美大の教授や学生に鉱物好きの方がいる、と言う事は至極自然な事だと思います。そこには同じような価値観があるのだろうと思います。




コメント
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