今日は「小松の鉱物」です。
一昨日、昨日の両日、小松のサイエンスヒルズこまつに行って参りました。その目的はヒルズショップに委託販売する事になった「小松の鉱物」を納品する為です。
サイエンスヒルズこまつから小松のオリジナルな鉱物標本をショップに置きたいと言うニーズがありましたので、「石の華」で用意できる遊泉寺銅山産の紫水晶・蝕像紫水晶と菩提産の瑪瑙と赤瀬産のオパールを選んで、それぞれケース入りの標本にして納品しました。「石の華」では普通は標本小箱入りにしておりますが、公共施設のショップでは不特定多数の方に触れられる機会が多いと思われましたので、サムネイルBOXやドーム型等のケース入りにして納品しました。それらはサイエンスヒルズこまつオリジナルの標本です。そこでしか買えません。
コマツ発祥の地である遊泉寺銅山は1772年に開坑し1920年に閉山した鉱山です。閉山後、鉱山機械製造の「小松鉄工所」を経て「小松製作所」が発足しました。サイエンスヒルズこまつの場所もコマツの小松工場跡地にあり、遊泉寺銅山とは無関係ではありません。
現在ではさすがに遊泉寺銅山産の黄銅鉱などの良質標本は入手不可能です。そんな中、石川県鉱物同好会の河合副会長が、その昔、採取した紫水晶・蝕像水晶が大量に保存されておりました。今回のヒルズショップの標本は河合副会長の貴重なコレクションの一部です。そういう意味で、オリジナルな「小松の鉱物」だと思います。
ヒルズショップの写真を撮ってきましたので載せます。
ヒルズショップを入って奥の方の左側の棚の一番下のスペースに置いてあります。
もちろん天然石なので同じものは一つしてとありません。今ならそれらの中からお気に入りのものを選ぶ事が可能だと思います。また、天然石は限定品の為、簡単には補充できません。そういう意味で早いもの勝ちです。
尚、ショップの営業日はグランドオープン(3月22日)までは土日祝日のみとなります。今回はテスト販売的な意味もあります。ご興味のあられる方はこの機会に是非どうぞ。