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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.15/恐怖の保護者面談-Part 1-」

2006-02-17 01:39:04 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 高校留学を考えているみなさん。
 ご両親の元を離れてるからって、ご両親に成績を隠しちゃえ!なんて“ハンザイ”はできませんよ~。
 各学校の成績表はICT(アイルランド留学を行う留学エージェント)のダブリンオフィスに送られてきます。
 だからみんなの成績も先生のコメントもいち早く読むのは、ダブリンオフィスで働いているこのワタシです!

 成績表はもれなくFAXで東京に直送、翻訳されて皆さんのご両親にお届けされます。

 クリスマスは学期(Term *)の節目。どこの学校も冬休み前に「クリスマス試験」と呼ばれる大きな期末試験があります。その成績が出る頃にあわせてあるのが、先生と両親による保護者面談(Parent/Teacher Meeting)。
 今回は私が行ってきた3校の保護者面談の様子をレポートします!

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@Drogheda Grammar School (DGS, ドロヘダ・グラマー・スクール)
ドロヘダはダブリンの北に位置し、ニューグレンジやボイン渓谷といった遺跡・観光名所の拠点となる町。ここにあるドロヘダ・グラマー・スクールは5日制の寮制高校です。(週末は地元のホストファミリーにステイします)

ドロヘダの街並み
DGS正門前
 DGSの保護者面談は学校の終わった4時過ぎ頃から。仕事帰りのお父さん、お母さんたちが学校にやってきて、子どもたちと一緒に面談に行きます― そう、ここは“三者面談”!

 ICTからは男の子と女の子の生徒が留学しているけど、ちょうどこの日、女の子は風邪でダウン、授業もお休みして寮で寝込んでいました…赤リンゴと青リンゴとビタミン豊富なフルーツジュースを持ってお見舞いに行きました。

 校内では自分たちの両親が来るのを待っている生徒が話しかけに来てくれました。この人なつこさ、わきあいあいとした雰囲気はDGSの特徴かな?
…そして一人、また一人、両親に拉致されて、恐怖の階段を上っていきます…

 渋る男の子を連れて面談へ。「ちゃんと先生紹介してね~」
 DGSの面談は、それぞれの教科の先生が、生徒一人一人の学習進度や試験の結果についてお話をしてくれます。

 二人とも今年度から入学したばかりだけど、それぞれの教科で進歩が評価されています。英語力も伸びました。授業態度や意欲もよいと二人とも誉められました。

 生物などは専門用語(Technical term *)が難しい科目の一つ。普通の英和辞書では載っていない単語もあります。問題文の英語自体は難しくなくても、単語が難しいので問題が理解できなかったりということもあるのでは? という先生のお話でした。

 日本では留学生向けの生物辞典や用語集も出ているようなので、それを利用するのも手。また、ICTのオフィスには過去の卒業生が残していった日本語の教科書や参考書もあるので、みんなに自由に閲覧・貸し出しをしています。

 「来年(5年生)になっても生物取るから頑張らなくちゃ!」と男の子。

 いろんな教科の先生との面談の順番を待っている間、アイリッシュの友達Aくんがうろうろしながら話しかけに来ます。

 「うわ~、今母さん、歴史の先生と話してるよ~…」(←逃げてきてる)

 ちなみに二人は歴史の授業がとっても嫌いらしい(笑)。 
 アイリッシュ・ヒストリーは日本人の留学生には馴染みのない分野だから、本当に難しい課目。しかも歴史は資料・文献が膨大。ある歴史的出来事のキーワード、ポイントを的確につかむこと(なぜその事件が起こったのか、なぜ歴史的に重要なのか、後にどんな影響があったか、など)が、テストでの解答でも大切…うーむ…言うは易し行うは難し。

 保護者面談は、普段、ICTの高校生が仲良くしている友達のご両親にもお会いできる機会。学外でバトミントンクラブに参加しているこの男の子は、このアイリッシュのAくんのおうちからクラブに行ったり、夕飯をご馳走になったり、Aくんのファミリーにはとても親切にしてもらっています。

 私もAくんのお母様にお会いすることができました。
 ドロヘダなのでなかなかダブリンから会いに行けないし、寮生活なので家庭の味にも飢えているハズ。留学生に対する地元のアイリッシュの家庭の温かい心遣いは本当にありがたいと思います。

■Part 2の記事はコチラから>>>
恐怖の保護者面談-Part 2-(2006/2/24)

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*英語一口メモ!
 英語で「学期」のことはTerm(ターム)。Semesterという単語もあるけど、アイルランドではTermという方が一般的なよう。例えばSpring termは春学期、クリスマスからイースター休暇(4月上旬)まで、イースターから6月初めの学年末まではSummer Term(夏学期)。
 また、Termには「用語」という意味もある。派生語でTerminologyは「専門用語」。


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