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Yukko’s Life In Dublin「Vol.5/フラットシェアリング withDavid」

2006-02-16 01:50:32 | Yukko’s LifeInDublin
 留学前にほんの少し、心の隅にあったハウスシェアリング(※ひとつの家やアパートを数人でシェアする賃貸形式。家賃も割るので経済的)生活でしたが、実際に経験するとは想像していませんでした。

 4月末に突然ホストファミリーから、5月末に滞在先を変えないといけないことを告げられたとき、正直頭が真っ白でした。別のホームステイ先を学校に探してもらうか、クリスマス休暇中にホームステイできない場合のことを考えて、ハウスシェアリング先を自分で探すか悩んでいました。

 もちろん滞在先を何度も変えるのは不便ですから、ハウスシェアリングをしたい気持ちの方が強かったのですが、3週間という限られた時間のなど、英会話に自信のなかった私にとって、それはそれは大変な作業だと想像していました。

約3ヶ月間住んだフラット
はりきって料理中♪
のり巻き作ってあげました!
 授業にも集中できず元気のない私に気づき、声をかけてきてくれたのは当時同じクラスメイトだったDavidでした。事情を話したところ、「なんだ、そんなこと!? 僕もシェアリング生活しようと考えてたんだよ。じゃあ一緒に住むところ探すか!」なんてあっさりと言われたのです。

 そこから一緒にインターネット上で募集している部屋を探し、2軒のフラットを下見した後、そのうちの1軒で、学校から徒歩3分のフラットに5月末から住み始めました。

 決して新しいとは言えないそのフラットに足らないものをいくつか大家さんに新しく加えてもらう必要がありました。大きな窓に付けるカーテン、リビングルームのための明るい照明などなど。聞き取りの得意なDavidは私の代わりにほとんど大家さんとの交渉を買って出てくれました。

 学校・スーパーマーケットにも近く、便利な場所ではあったのですが、問題は洗濯機がないことでした。

 初めてのシェアリング生活、しかもドイツ出身の20歳の男の子と! どうなるものかと思いましたが、彼との生活は幸運にも相性が最高でした。

 たとえば、食器洗いの作業が嫌いな彼の代わりに私はそれをすすんでやり、買い物のあとの食材をしまう作業が嫌いな私の代わりに、彼はむしろ好きだと言ってやってくれていました(笑)。

 それから料理はだんだん交代でやるようになり…と言っても、ちゃんとしたものは週末に限られてましたが、彼はお米が大好きなので、私は炊き込みご飯やお味噌汁などを作り、彼はイタリア人なのでイタリア料理や、たまにメキシカン系も作ってました。

 どちらも辛いものが大好きなところ、栄養に気を使う健康志向なところも、食べ物の好みのも似ていたので、お互いの国の文化や生活スタイルの違いには一切困ったことがありませんでした。

 スーパーマーケットとランドリーは、向かい合ってすぐそばにあったので、日曜日に買い物と洗濯に行っていました。やんちゃで子供っぽいところがある半面、女の子には重いものは持たせない! というジェントルな精神もある彼は、常に重いものを全て持ってくれました。

 彼と生活している間は勉強するにも、食事をするときも、どこかにでかけるにもいつも一緒にいたので、短い期間にも関わらず、彼は私にとって最高の存在になりました。頼もしくていつも笑わせてくれ、そして友達以上になんでも話せる、弟のような存在です。

 そして8月上旬、留学費用の関係で彼はドイツに帰らなければなりませんでした。他のルームメイトを探し、同じフラットに住み続けることも考えましたが、結局、より条件の良いシェアリングハウスに住めることになったので、彼がダブリンを去る日に引っ越すことにしました。

 日本ではまだ主流ではないハウスシェアリング生活ですが、特に国籍の違うルームメイトと暮らすことは、一人暮らしよりも数倍も楽しいのではないでしょうか。もちろんお互いの相性や習慣の違いから、良いことばかりとは言えませんが、他人と生活を分かち合うというのも、これまたたくさんの発見がありました。

 私は最高のルームメイトに出会い本当にラッキー!

 8月以降のシェアリング生活についてはまた別の回にて☆


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