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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.32/新たな一年は「健康第一」で!」

2006-11-03 19:09:40 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 ・・・そしてまた高校生の新たな一年が始まりました。
 早かったような。。でも3ヶ月も夏休みがあるなんて贅沢!
 みんなそれぞれ日本で来年度、将来に備えていろんな勉強、体験をしたみたいです。

 6年生になる子は、帰国子女や留学生が通う予備校で、帰国生入試の入試対策やエッセイを練習したり、進路の絞込みをしたり。5年生になってドイツ語のクラスを取ることになっている女の子は、日本でドイツ語の特訓もしてきたそうです。「恐竜博」のバイトをしたという子もいました。アルバイトも社会経験の一つ。大人としてお客さまにどう接するかという基本的なビジネスマナーや、正しい敬語(これはアイルランドにいるとなかなか使うチャンスないから!!(苦笑))、任された仕事に対する責任感を学ぶいい機会になるかと思います。

 そして、夏休み帰国前、イギリスで2週間の料理研修をしたYくん。ソースにこだわった本格派ラザニアやリンゴを使ったデザートなどいろんなレシピを習ったそう。「家でも家族に作ったよ!」
 ステイ先では同じコースに通う他の2人とも仲良くなったそうです。同じ目標を持つ仲間と出会えたことは、すごく刺激になったんじゃないかな?
「来年は上のコースを取りたい」と将来の目標が明確なYくん。日本のジェイミー・オリバー(*1)になる日は近い!?

 一方、今年の新入生は、St. Andrew’s College, St. Conleth’s College, Ashfield College, Stratford College, Drogheda Grammar School(DGS), Newbridge Collegeと6校に及びました。

 今まで語学学校で英語研修をしていた子どもたちも新しいホストファミリーに移って、それぞれの学校の制服を着て初登校(*Ashfieldは私服です)。不安と期待が入り混じったような気分・・・。今のところどの子も今年はすんなり馴染んでいるようです。

 フレンドリーな校風で学年の壁がないDGSに入ったOちゃんは、学年を超えていろんな友達を作っているよう。
 Newbridgeに入ったAくんは、一つ上の学年にいるホストブラザーを通じて、いろんな人が助けてくれるようです。「みんなすごく親切」とAくんも周りの思いやりをありがたく感じています。
 Andrew’sの4年に入ったMちゃんは、ロック・ミュージック、パンク・ファッションが好き。共通の好きなバンドを通じて話が盛り上がったり、得意なファッション画を描いて周りに驚きと賛辞を集めているようです。

 今年は料理が好きなYくん(彼はバドミントンも得意だ!)を始め、イラストを書くのが上手な子、チェロが得意で学校のオーケストラに参加している子、ダンスクラスに通っている子、ファッション・デザインに興味がある子、サッカーが得意でローカルのサッカークラブに入部した子、ピアノが上手な子、演劇が好きな子・・・など才能豊か!勉強だけじゃなくて、自分の得意分野を通して、ファミリーや学校の友達とうまくコミュニケーションをしているようです。「芸はやっぱり身を助ける」んだなあ。。

「芸は身を助ける」と言えば、Andrew’sの卒業生で、現在トリニティ大学2年生のRちゃん。専攻分野のサイエンスと自分が受験したIB試験(インターナショナル・バカロレア試験、Vol.11他参照)の経験を生かして、Andrew’sでIBコースの高校生の数学、物理の補習を受け持っています。高校卒業生も活躍中!

薬局のマークは緑十字。
レイトナイト・ファーマシー。遅くまで開いている薬局もあります。
 さて、新学期早々大変だったのが、病人が3人も出てしまったこと!
 患者1は食あたり(??今となってはナゾ)による腹痛と下痢、患者2は喉の感染症、患者3はハチに刺されるという三人三様の症状。一週間に同じクリニックに通いつめるという事態でした。

 幸い、どの子も大事に至らず回復しましたが、健康はほんと~~~に一番大切!!
 アイルランド(及びイギリス)では、日本の病院のように最初から専門科に行くのではなく、緊急ではない限り、まずはGP(=General Practitioner)と呼ばれる一般のクリニック、ホームドクターに行くことが原則になっています。

 GPで専門科医診断が必要と診断された場合は、GPが専門のドクター、ホスピタルに対して紹介状を書いてくれますが、専門家の診断を受けるまでに手間も時間もかかってしまうことは確か。素人の判断で大した病気でもないのに専門科に殺到することを避けたシステムなのかもしれないけど、やはり日本のシステムに比べるとちょっとまどろっこしいと感じてしまいます。。

 そしてアイルランドは医療費が安くありません。。。GPの初診で50ユーロ(約7500円)、継続の受診でも45ユーロくらいします。
(薬もモノによっては高い。アレルギー用の目薬を処方してもらったら、36ユーロ(約5400円)もチャージされました。余りの金額の高さに目が飛び出そう・・・っていうか、むしろ飛び出たら目薬買わないで水でジャブジャブ洗いたい気分~!)

 健康あっての留学です。体調の自己管理には気をつけて(といってもハチはかわすのは難しい・・・*2)、病気・怪我のない充実した一年をみんなが送ることを願いつつ、今年度の「ハイスクール・ダイアリー」を開幕します!

*1 ジェイミー・オリバー:1999年英・BBCのTV番組から一躍スターダムへ駆け上がった若手シェフ。
*2 ちなみにハチは同校近辺で被害続出。学校側も深刻に受け止め、調査・対策に乗り出しています。


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