5月1日のメイ・デーから、夏が始まります。
この日、サンザシの木の下に座ると、妖精にさらわれてしまうという伝説を聞いたことがありました。サンザシの木は、牧草地の続く郊外なら、どこにでもある木で、豊かな緑の葉の上に積もった雪のように、まっしろな花が、うわーっと咲き乱れ、不思議な生命力に満ちています。
アイルランドらしからぬ青空とのコントラストも鮮やかで、大きくそよぐサンザシの木の下で、ちょっと一休みをしたくなる気分は、よくわかります。きっと、農作業の忙しい時期に、さぼっちゃだめ。という戒めの言葉だったのでしょうけれど、あちこちへ奔放に枝をのばしたサンザシの木を見るにつけ、「魔法の木」といわれるのもうなづけます。切り倒すと、よくないことが起きるとも言われていますが、予期せぬ力を秘めた木であることは、近くで眺めてみると、強く感じとれます。
「ケルトの木の知恵」(東京書籍刊)は、少し前に出版された本なので、ご存知の方も多いかもしれませんけども、すっごく面白い本で愛読しています。
ケルト圏にある木々が、ケルト文化にどう関わっているのか。自然崇拝の民族が残した木々の神話や伝説、それに樹皮や花、実などを使った自然療法なども盛り込んだ、とても奥深い1冊です。写真も素晴らしいし。
暦の上で夏になる頃、まだ肌寒くても、草木はがぜん力強く育ち始めます。ずっと前、芝生のある家で暮らすのが夢でしたが、今その念願かなって、小さいながらも芝生の庭つきですが、手入れは考えていた以上にタイヘンです。
冬の間も緑を保ちますが、晩秋から春先まで葉の成長はほとんどとまり、芝刈りの必要はありません。それがイースターを過ぎたあたりから、ひと雨ごとに、ぐんぐんと成長を始めるので、うっかりすると、すぐに芝ボウボウの庭になってしまいます。
電動の芝刈り機は、扱いが簡単そうに見えますが、案外重いし、ちょっとサボってて伸びすぎた芝を刈ると、エンジンがオーバーヒートすることもあり、あなどれません。芝に水気が含まれていると刈りにくいし、芝刈り機にもよくないので、2~3日雨が降らないときを見計らわないといけないのですが、天気がいいからと出かけちゃうときもあるし、タイミングを合わせるのもひと苦労。
生命力あふれる庭を見つつ、自然の力は素晴らしいと、ため息まじりに感心しきり。「なまけちゃダメ」と、アイルランドの夏は、自然が人のおしりをたたきます。
★松井ゆみ子さんのプロフィールはコチラから★
☆「松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー」投稿一覧はコチラから☆
⇒「松井ゆみ子さんの著書はコチラから購入できます!」
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カラに立つサンザシの木。雪のようにまっしろな花は、いい香りがする。 |
アイルランドらしからぬ青空とのコントラストも鮮やかで、大きくそよぐサンザシの木の下で、ちょっと一休みをしたくなる気分は、よくわかります。きっと、農作業の忙しい時期に、さぼっちゃだめ。という戒めの言葉だったのでしょうけれど、あちこちへ奔放に枝をのばしたサンザシの木を見るにつけ、「魔法の木」といわれるのもうなづけます。切り倒すと、よくないことが起きるとも言われていますが、予期せぬ力を秘めた木であることは、近くで眺めてみると、強く感じとれます。
「ケルトの木の知恵」(東京書籍刊)は、少し前に出版された本なので、ご存知の方も多いかもしれませんけども、すっごく面白い本で愛読しています。
ケルト圏にある木々が、ケルト文化にどう関わっているのか。自然崇拝の民族が残した木々の神話や伝説、それに樹皮や花、実などを使った自然療法なども盛り込んだ、とても奥深い1冊です。写真も素晴らしいし。
暦の上で夏になる頃、まだ肌寒くても、草木はがぜん力強く育ち始めます。ずっと前、芝生のある家で暮らすのが夢でしたが、今その念願かなって、小さいながらも芝生の庭つきですが、手入れは考えていた以上にタイヘンです。
冬の間も緑を保ちますが、晩秋から春先まで葉の成長はほとんどとまり、芝刈りの必要はありません。それがイースターを過ぎたあたりから、ひと雨ごとに、ぐんぐんと成長を始めるので、うっかりすると、すぐに芝ボウボウの庭になってしまいます。
電動の芝刈り機は、扱いが簡単そうに見えますが、案外重いし、ちょっとサボってて伸びすぎた芝を刈ると、エンジンがオーバーヒートすることもあり、あなどれません。芝に水気が含まれていると刈りにくいし、芝刈り機にもよくないので、2~3日雨が降らないときを見計らわないといけないのですが、天気がいいからと出かけちゃうときもあるし、タイミングを合わせるのもひと苦労。
生命力あふれる庭を見つつ、自然の力は素晴らしいと、ため息まじりに感心しきり。「なまけちゃダメ」と、アイルランドの夏は、自然が人のおしりをたたきます。
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先日、近年珍しく風邪ひきまして(連休中!)、こどもの日だと言うのに総合病院へ。その時待合室にあった週刊誌の記事「アイルランドの海藻cooking」、熱があったにも関わらず、思わずビリビリ破ってしまいそうになりました!(スクラップしたかった!という意味です。苦笑。)
そんなわけにもいかなかったので、しっかと頭にインプット。数日後、熱が引いてからとにもかくにも作ってみなきゃ!と台所に立ちました。
https://www3.photosquare.jp/diary2/my/myDiaryDetail.do;jsessionid=24tt2zyby1?imageId=2007050800480099
...で、そう言えば、アイルランドの本、私持ってたんだ!と気づき、家捜ししてみたら、何と!先の週刊新潮のライターさんと同じ松井さんだったというわけです。
当時、アイルランドとおいしいものというキーワードにひかれ、2冊も松井さんの著書を手にしたものの、当時は子育てで忙しく、ほんの斜め読み。今になって、じっくり、1ページずつ、大切に味わうように読んでおります。当時はネットの時代でもなかったし、今は御著書のようにすてきなホームページ、星の数ほどありますが。パリでもイタリアでもNYでもない、ましてや流行りの北欧でもなく、アイルランドという土地に北国住いの私はひかれてやみません。これからの御活躍、期待しております。