松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「クリスマス直前のダブリン」

　先だっての週末は、福岡にいました。
　９日に、ケルト協会のセミナーで「アイルランドの食文化」についてお話ししてきました。

「The Celts」の山本さん作”ダブリンコドル”。長崎産のこだわり生ソーセージを使った一品は、やさしい味で、ものすごく美味です！

　休憩をはさんで３時間。わたしよりも、お聞きくださってた方たちのほうが、ぐったりされていたのでは・苦笑

　あちこち脱線しつつ、アイルランドの食生活の基本や、ケルティックタイガー以降の変化など、写真を見ながらのトークを熱心にお聞きくださって、参加された方々、ありがとうございました。

　ケルト協会では、ものすごくディープな内容のセミナーを次々に開催していて、わたしも勉強しに行きたくなります。

　セミナーのあとは、ケルト協会のオーガナイザー山本さんの経営するアイリッシュパブ「The Celts」でパーティ。わたしも牛肉のギネス煮と、アップルクランブルをつくりました。

　ご試食いただきながら、みんなでわいわいとアイルランドの話でもりあがるのは、楽しい、楽しい。
なのでさっそく、来年２月にまた「The Celts」でフードイベントする予定ですので、詳細が決まったら、ここでもお知らせいたしますね！

　７日には、ちょうどおともだちのシンガー、奈加靖子さんのコンサートが福岡であり、見に行くことができました。この日はピアノの方とふたりのシンプルな構成で、奈加さんの歌を堪能することができました。素晴らしい歌声なのよ～

　１０月にリリースされた新作CD「Sign」は、アイルランドの伝統音楽がぎっしり。
相棒マークが奈加さんの歌を聴いて「ドニゴール出身っていってもわからないよ！」と、ものすごく感心していました。ぜひお聴きになってみてください！

　実は今日、福岡から東京に戻って３日目にこのコラムを書いているところなのですが、この原稿がアップされる頃、わたしはまたアイルランドにいるはずです。

　１５、１６日の週末は、クリスマス前のダブリンですごします。
　バブルはじけたというのに、ホテルがなかなかとれない！びっくりです。

　この時期、クリスマスのためのお買い物にダブリンへ繰り出す人が多く、そこにあててコンサートなどイベントものもたくさん開催され、かきいれどきなのでした。

　ホテルを選ぶときに驚いたのは、以前だったら東京で知りうるダブリンのホテルなど、数軒くらいのものでしたが、今はネットでばーっと１００軒以上チェックできるのですね。それも日本語で。
　お高い宿からいっぱいになっているのも、またびっくりでした。

　次回の更新は、アイルランドでいたしますので、クリスマス直前のダブリンの様子などもお伝えできると思います。ライブも見に行く予定ですし。

　そして今年の我が家のクリスマスディナーは、グース（ガチョウ）に初挑戦！
　すでにキルコリンの肉屋さんに注文してあり、今は、スタッフィングは何にしようとか、ソースはどうしようかなとプランするのが、また楽し。
　
　そしてそして！
　拙著新刊「家庭で作れるアイルランド料理」（河出書房新社より）は、１月中旬までには書店に並びそうです！お近くの本屋さんに、ご予約くださいませね！

　ぜーんぶアイルランドで撮影したので、ちょっとテイストの異なった料理本に仕上がったと思います。
　「おいしい毎日」に載せたレシピよりも、さらに進化していると自負。
　カンタン、おいしい、ヘルシーがテーマです。材料費が安い点もあげておかなくっちゃ。

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