いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

あちゃ!希望の委員会に所属できなかった

2006-05-17 | Weblog
 先日書いたような事情で、交渉会派(所蔵議員3人以上)から、一人会派になった。この異動による不都合は、希望の委員会に必ずしも入れないことだ。

 交渉会派(自民、公明、共産、民主、ネット無所属)が取った後の、言うなれば余った委員会で調整をするのだ。まず、筆頭委員会である総務財政は、交渉会派で10人分を取ってしまうので、一人会派にはこない。

 常任委員会で『残った』のは、生活産業3人、保健福祉1人、都市整備1人、こども文教2人。特別委員会は、観光振興等調査4人、交通問題、羽田空港、防災・安全対策各1人。ここから、5人の一人会派が選ぶことになる。

 本日5名が集まって協議したが、常任も特別も希望と、残人数があわない。そこで、ダブった委員会の議員で調整をして、やっとそれぞれの委員会が決定された。結果、保健福祉委員会での続投を希望した私は、生活産業委員会になってしまった。勿論、そうなった以上は、所管委員として頑張るが、チョット残念!
(正式には臨時会で決定される)

 48名の議員中、5名、10%以上の議員が一人会派であるのに、相変わらず『交渉会派』から委員会を取っていくのは、どうなんだろうか。まあ、『交渉会派』という括りにしておいたほうが、お役人にはとっても都合がいい。

 5人の幹事長に(実際には、共産党は野党なので4人)説明すれば、42人に説明したのと同様になるのだから。先日、滋賀県での勉強会で知り合った、熊本県人吉市議会の議会運営委員長氏。予算案にも是々非々で反対するそうだ。この議会は、議員全員が『一人会派』で、お役人も毎回緊張の連続だという。

 首長部局が提出した議案は、必ず採択される、という議会は『チェック機能』を果たしているのだろうか。いや、それも、有権者の判断だから民主主義か‥


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民主党松原仁代議士の早朝講会演拝聴

2006-05-16 | Weblog
 私が区議会議員をやっている原因は、松原仁代議士にある。忘れもしない昭和60年の自衛隊大田区協力会の忘年会。当時、会社経営者でもあり、元自衛官でもあった私は、この忘年会に出席した。すると隣りに、どこぞで見たような男が座った。

 『どこぞでお会いしましたか?』と名刺交換をすると、彼は『都議会に落選した、ジンジンジンジン松原仁です』と挨拶された。話をうかがうと、なんと同じ申年。当時29歳同い年であったこともあって、親しくお付き合いをするようになった。そして、彼は都議として経験をつまれ、私は不良後援会会員として年月がたった。

 その後、確か平成6年の初夏だった思う。彼から『新生党という政党を小沢一郎さんと作ったので、大田支部常任幹事になってくれ』と電話があった。まあ、小沢さんの政党なら面白いと快諾した。これからが、大変だった。松原さんから『新生党の第1期の区議になって欲しい』と連日の電話攻勢。

 結局、自分自身の興味もあって、立候補するも、告示(選挙)前に党がなくなり『新進党』になってしまった。結果落選。

 その後、紆余曲折があったが、平成11年に自由党公認で当選。松原代議士は、民主党に移籍されていた。

 というような事情から、あの時、松原仁代議士の隣りに座らなかったら、今、私は区議会議員ではなかった。その意味では恩人であり、感謝している。

 今朝は、経営者向けの早朝の講演会で、講師を務められ、松下幸之助翁の言葉を引用して(松下政経塾2期生である)次のように話された。

 成功の要諦は、成功するまで諦めないこと、運があると信ずることである。

 都議1回、衆議院2回落選した結果代議士になった男を介しての松下翁の言葉だけに重い。

 ありがとう、松原仁代議士! 祈 ご健闘!


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自衛官またまた制服で出国できず!事務方の甘さ?

2006-05-15 | Weblog
 本日イラクサマワに到着した、陸上自衛隊復興支援群第10次派遣隊が、当初予定していた、キャセイパシフィック航空(香港拠点)のチャーター機を利用できず、民間定期便に急遽振り替えて輸送したことがわかった。

 これは、キャセイ社に対し、中国政府が領空通過を認めなかったことが理由で、結果として、7日に制服で羽田から出国する予定だった隊員は、民間定期便であることに配慮してか、私服での出国となった。

 以前にも、イラクから帰国した部隊が、成田空港公団(当時)の要請で、寄港地(確かクエイト)で私服の背広を買って、帰国したことがあったが、またまた噴飯事件である。

 国家の名誉と国際貢献、人道支援という崇高な使命を帯びて出国する、軍人(自衛官は何と政府が誤魔化そうが軍人である)が、制服を着用できないとは、何たる屈辱であろうか。

 中国が、自衛隊のチャーターした民間機を『軍用機』とみなし、領空通過を許可しなかったことは、不愉快ではあるが、国際法上は文句を言う筋合いではない。これを、外交ルートで撤回できなかった外務省、そして、イギリス系とはいえ、中国に返還された香港拠点のキャセイパシフィック航空を選定した、防衛庁事務方の危機管理の甘さこそ、今回の屈辱事件の原因である。

 国民の生命、財産を守る防衛庁、国内ではAgency(局扱い)として肩身が狭いが、国際的には、外交官と同等に処遇される重要なポジションであることを、あらためて認識して欲しいものだ。

 施設庁疑惑で、組織が萎縮して、国家の尊厳を捨ててはダメだ!



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国家の尊厳よりも商売かよ!経済同友会&経団連

2006-05-14 | Weblog
 そもそも大企業のサラリ-マン社長と、中小企業の社長を同じ『経営者』という括りにして欲しくない。そりゃ、ご幼少のころから偏差値を気にして、いい大学に入り、出世街道を勝ち抜いてきた実績は偉いと思う。が、人の幅、つまり名刺の肩書きがなくなった時、どれほどの友人が残るだろうか。

 中小企業の社長は、全財産を事業につぎ込み、事業が破綻すれば、財産もなくなり、場合によっては家族をも失う。真剣さと人間臭さが別世界であると思う。

 さて、その出世街道を勝ち抜いてきた面々が、なんともバカなことを言い出した。それは、小泉首相の靖国参拝についてである。経済同友会は、9日、靖国神社参拝反対を賛成多数で可決したのだ。70名の幹事のうち反対は11名、是非心ある日本国民は、反対した11名の会社の製品を徹底して買おうではないか。

 昨年には、経団連の奥田会長、富士ゼロックスの小林最高顧問も同様の発言をしている。我が尊敬していた政治家、小沢一郎氏も民主党代表就任後、A級戦犯合祀反対、というとんでもない発言をしている。

 これらの人々に共通しているのは、国家の尊厳より、自らの利益を優先している点だ。奥田氏は『国益』と言っているが、それは国益ではなく、自らの会社を含む財界の利益を指している。小沢氏のA級戦犯分祀説も決して彼の持論ではないと思う。まったく思想信条の違う横路氏や旧社会党と手を組んで『政権交代』を実現させるための便法であろう。

 私は今『改革110番』という会派を名乗っている。世の中も、改革ブームだ。しかし、変えていいものと、変えてはいけないものがあるはずだ。国家の尊厳、国家の伝統文化、皇室の歴史などがそれだ。

 どんなに、世の中が変化しようが、国家の尊厳は守らねばならない。

 経団連、経済同友会、この二団体加盟の企業からの政治献金は辞退する、と宣言するような男が、自民党の次期総裁になったら、私は土下座して自民党に入党してもいい。

 ふざけるな、経団連!ふざけるな経済同友会!


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いぬぶしは変わり者だからご注意!

2006-05-13 | Weblog
 今日出席した会合で、ある行政関係者から『犬伏センセイは、区役所内で変わり者だから気をつけろ‥と言われておりますが、私はそうは思いません』と、変な褒め言葉を頂いた。

 私のミッションは、『区民の常識をお役所に!』である。つまり、お役人や、お役所が『常識』だと思っていることは、区民から見ると極めて非常識なケースが多いのだ。この乖離を少なくする(皆無にするのは不可能)のが仕事だと思っている。

 とすれば『非常識』な感覚の方々が『変わり者』と評価して下さるということは、『常識的な方々』からみれば、フツ-である、というパラドックスが成り立つのではないだろうか。とすれば、やはり褒め言葉だ。

 少なくとも、私のこの日誌を見て、一般の区民、市民は『ふざけるな!変わり者!』とは思わないだろう。ところが、お役人(の一部の方々)は、そう感じてしまうらしい。

 あたりまえのことを、あたりまえに正論で挑むということは、永年、農耕民族を統治してきた我が国政治文化には馴染まないようなのだ。

 男性が、最終的には女性を理解できないように、この乖離は永遠に埋まらないであろう、とさえ思えてくる深い深い溝である。それでも『変わり者』は吠え続けるぞ!


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琵琶湖に市議会議員の1%が集合?しかし、つまらん研修だった

2006-05-12 | Weblog
 昨日から、全国市町村国際研修センターなる団体主催の市議会議員特別セミナーに参加している。場所は、滋賀県大津市の唐崎という小さな駅前の研修施設である。駅前には『なんにもねえ~』場所に、ホテルかと思うほどリッパな研修所がある。財団法人市町村振興協会の所有ということなので、国費がふんだんに使われ、所長さんには総務省あたりのお役人が天下っているのだろう。ちなみに、この駅周辺のJR線、ほとんど車も通らないのに、連続立体交差事業が終了していた。

 参加者は、北は宮城から南は鹿児島までの市議会議員287名という大規模な研修である。多分、市議会議員は全国で2万人余りだと思うので、その1%以上が琵琶湖に参集したことになる。(東京都の区市からは4名だけ!)

 さて、昨日からの研修は、はっきりいって『時間とお金を損をした』という印象である。講演内容と私のワガママ評価は以下のとおりである。

①地方議会~パブリックコメントをどう活かすのか
講師:某大学法学部教授・元市役所職員

地方議会と枕詞にありながら、パブリックコメントについての法令やら条例の説明、つまり制度の説明に終始。元お役人らしく、つまらん講義だった。
各種制度についての著書が多数あり、これに騙されたのか‥

②議会の窓から人事・給与管理を眺めてみる
元相当偉い国家公務員

どうせお役人のお偉いさん、つまらん講義だろう、との潜入感とは裏腹に話術巧みであったが、残念ながら、人事評価制度や、俸給表改正など、すでに大田区においては終了している内容だったので残念。

③分権時代に問われる改革視点
某国立大学法学部教授

内容的には、今回の研修で一番的を得ておりよかったが、講師の発声法に問題があり、モグモグしゃべっているので聞き取りにくく、それがストレスだった。主催者には、音響装置を調整する配慮が求めらる。
印象に残った言葉⇒どういう街を作っていくか、というメッセージがあれば、上級官庁は法令解釈をする範囲をもっている。国や都道府県に言われたことをやっている市役所ではダメ。機関委任事務の時代は終わった。

④日中乖離~その深層底流
某商事会社中国経済センター長(中国人)

声、話法など今回の講師の中では、群を抜いていたが、残念なことに内容が個人的には、まったく興味のない内容だった。

 少なくとも、講演料をもらって講師をする立場にある方々は、その講演内容だけでなく、話法、声量、などの技量を磨く必要があるし、講義中に寝ている人間がいることは、講師として『恥』と思うぐらいのパワーが欲しい。

 ただ、昨日の講義終了後催された『交流会』は、講演の不満を打ち消すだけの意義があった。各地の市議会議員の方々と、ビール片手(研修料金に含まれていた!)に名刺交換をし、各市の実情をうかがい、いかに『大田区議会』という枠以外の議会のことを知らなかったかを痛感した。

 交流会後も盛りあがって『何もない』駅前の赤ちょうちんを占拠しての2次会も、情報交換の場としては最高であった。

 この研修所には、生涯二度とこないと思うが、今回知己を得た市議の皆さんとは、今後も交流を続けていきたい。



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困った苦情2件

2006-05-11 | Weblog
 生活保護の扶助費や、就学助成費の支給が膨れ上がっていることは報道などで指摘されている。これらの制度は、適法に運用されることを前提に、憲法に保障された最低限の生活、教育を受ける権利義務を補完するものである。その限りにおいては、この制度について異議を申し述べるつもりはない。が、だ。以下の例を読んでいただきたい。

①ある町会役員さんからの苦情
近所の住むAさんは、永年生活保護を受けている単身の中高年である。ところが、毎日マージャン三昧。働く様子はない。内縁の妻がいて年金もこの妻がもらっているが、内縁関係を区役所に伝えていないから、全額給付されている。おかしい!

②ある不動産会社社長からの苦情
生活保護受給者のBさんから、現在住んでいるアパートが立ち退きになるので、部屋を探してほしい、との依頼があった。予算にあう安い物件をやっと探して、保証人にかわる保証会社も紹介して、いざ契約。酒の臭いをプンプンさせて来たBさん。『区役所から支給された仲介手数料と保証料5万円を盗まれてしまった』と。さらに、数日後の契約当日。区役所の窓口で敷金礼金前家賃など30万円以上の現金を支給されたBさんは、それっきり不動産会社にも、契約現場にも来なかった。区役所の担当に事情を説明すると『ああ、結構あるんですよ。』と言われた。冗談じゃない。詐欺ではないか!

 上記二件は特殊なケースかもしれないが、残念ながら類似の話はよく聞く。公的扶助が、より適正に運用されることが、生存権のセーフテイネットとして、多くの国民、納税者の理解を得られる方策でもあり、結果として被支給者の自立支援にもつながる。


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現場を知らない?厚生労働省のお役人!

2006-05-10 | Weblog
 昨年10月の介護保険の一部改正、本年4月の同法全面改正、障害者自立支援法施行、とめまぐるしく福祉政策が変わっていく。たまらないのは、その度に右往左往しなければいけない事業者と、利用者である。

 例えば、老人保健施設の開設許可を得るには、開設後20年の収支予算案を提出しなければならない。これには、当然ながらキャッシュフロー計画も含まれる。公設であれば、現金が不足すれば『公金(税金ともいう)』で補填する、というアマちゃん経営があり得るが、民営ではそうはいかない。

 アマちゃんの役人に、20年の収支の認可を受けるというのも腹立たしいが、補助金欲しければ文句言うな、とういことだろう。ところがだ、各種給付金をもとに20年のシュミレーションを作り、何度も書き直して、やっと開設すると、厚生労働省の坊ちゃんたちが『時代に即した法改正』をしてくださる。

 えっつ!あのシュミレーションの前提となった制度は、どうなったの、などと文句でも言おうものなら、東京都のエラ~イお役人(係長さんクラス)から目つけれて、意地悪が大変‥嗚呼、お役人さま!

 さて、今日は、健康福祉委員会で、知的障害者授産施設まごめ園(社会福祉法人大田幸陽会運営)を視察した。37名の入所者が、自立した豊かな生活を目指して、作業をしている姿を拝見した。

 ただ、実態は厳しく、利用者の平均工賃(賃金)は、ボーナスを含めて月額16400円。昼食費580円/日を支払い、バス代を払ったら赤字であろう。

 さらに、驚いたのは、兄弟施設の、のぞみ園(大田区南六郷)での話。給付が、月払いから日払い(利用した日のみ)になった為、以下のような問題が発生したそうだ。

①利用者の夏休みを廃止した。つまり、夏休みにすると、給付金が支給されず(利用実績がないので)、施設の恒常経費(光熱費、人件費など)が払えなくなるので、止む無く、無休に。利用者の保護者も、施設の経営に迷惑をかけられないので、盆休みも帰省できず通所させる、というバカな状態が続く。

②授産施設から、就労に至るケースは全国平均で1%程度だが、のぞみ園は職員と利用者の努力で16%という高率を維持している。ところが、通所者が就労に至るまでは、トライヤル雇用、在籍雇用などの形態で約8ケ月の期間を要した後に相手先企業の正式雇用になる。その8ケ月間、施設職員は利用者と企業との調整、フオローアップなどを行うが、施設に在籍していながら、企業に『出勤』しているので、支援法上は『欠席』となり、1円の給付もでない。

 増大する、各種福祉制度の支出を抑制しなけれがいけないという法改正のウラ事情はわかる。しかし、その結果、本来の立法の趣旨(表向きの理由)が形骸化するとしたら、これは政策判断ミスである。

 介護保険の通所型施設でも、利用実績払いの弊害がおきている。朝、自宅までリフト付きの車でヘルパ-さんが迎えにいく。以前ならば、送迎加算が算定されたが、4月からはない。タダでお迎えである。そして、施設に到着。高齢者が『今日はリハビリしたくない。お風呂もいやだ。』と、ワガママを言うとする。

 介護保険では、1円も算定(請求)できなくなった。頂けるのは、昼食代実費だけ。まあ、介護している家族は一日預かってもらえて助かるかもしれないが、事業者は、まったくのボランテイアである。

 政策判断ミスによる財政の危機を、事業者と利用者におしつけた格好、厚生労働省の賢いお役人は、わかっているのだろうか。

 アホ~アホ~(厚労省のお役人のことではない。くれぐれも!外でカラス、いやアホウ鳥が鳴いていたので描写しただけ。本当に!)



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平和だな~無防備都市宣言だってさ

2006-05-09 | Weblog
幸せとか、平和という感覚は年齢や社会経験によって、随分と変化するものだと思う。10歳で親と死別してから数年間は、幸せとは『家族みんなでご飯が食べれること』と思っていた。そして、米国貧乏留学時代は『お金と移民局の心配なく生活が出来ること』にかわり、22歳で独立してからは『一坪でも大きな家に住み、1mでも長い車に乗ること』と変化した。

 実際に、バブル絶頂期には、130㎡近い広さの家に住み、リンカーンストレッチリムジンを所有していたこともあるイヤなやつだった。

 それが、平成13年9月の同時多発テロから一転、どん底極貧生活に入った。自宅には毎日『返済督促』の内容証明郵便。霞ヶ関の裁判所には定期券を買ってもいいほど通った。議員歳費を差し押さえられ、自己破産も考えた時期には何が幸せだったか。それは、資金繰りを考えない週末。フツーに、花が綺麗だ、とか食事がおいしい、と思えること、そうなりたいと熱望した。

 週末は銀行が休業なので、資金繰りを考えなくていい。ところが、月曜日からは、またお金の算段が始まる。この時期、5月の新緑を喜ぶ精神的余裕など到底なかった。

 今日、明日納期限の、従業員さんの源泉所得税や各種支払いを終えて、新緑のアプリコ(区民ホール)から区役所に向かう。5月の風は肌に心地良い。区役所前では、相変わらず平和ボケの皆さんが『無防備都市宣言』の署名活動をされている。昨年、この運動がいかに非常識で、物笑いか、という議会質問をしたので、論戦でも挑んで、前を通りすぎるべきだったのかもしれないが、幸せ満喫中だったので、にこやかに庁舎内にはいった。

 まあ、日本がそれだけ幸せだ、ってことでよしとしよう。さる筋の情報によれば、この運動の代表者さんご夫婦は、そろって公務員さん。署名運動のメンバーには、中核派などのメンバーも混じっているそうだ。明日の手形が落とせなかったり、生活が苦しかったら『無防備』どころじゃないだろう。イラクの街中で、同じ署名運動をしたらどうだろう。機関銃の連射の中、同じ行動ができ、両手をあげて『署名簿』を持って射殺されても『無防備!』と言えたらりっぱ。

 おお、言い忘れていた。無防備宣言とは『抵抗しないので、どうぞご自由に無血で占領してください!(無条件降伏)』という白旗宣言である点を、署名運動のチラシでは隠しているようですな~ なぜ?
 
 かの国の指示かしら。

 区役所に戻ると、日本共産党区議団の重鎮から『無防備都市宣言運動は、ジュネーブ条約を誤って解釈している。インチキだ。我々は反対だ!』と力強いお言葉が。あらま、極めて常識的な発言である。そのとおり、と握手してしまった。

 
 いやはや、平和で、幸せ満喫の新緑5月の蒲田駅前だった。

***無防備都市宣言の虚構については、西宮市議会の今村岳司氏のサイトがピカ一である。『平和』という枕詞で無条件に賛成している方々、運動の中枢の方々も是非ご一読あれ。⇒こちらから



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区役所も連休を取らせて頂きます

2006-05-03 | Weblog
 区議会議員いや、都議や国会議員もそうだろうが、因果な商売(?)である。議会以外では、人がお休みの時が忙しいのだ。土曜日曜祝日などは、区内外を問わず、集会、催しが目白押し。「ご招待状」も、休みの日のものが圧倒的に多い。最近は、子供も大きくなったのでブーイングは出ないが、平成11年、まだ拉致事件が今ほど取り上げれていない時の日曜日に、有楽町で「北朝鮮に拉致された日本人を返せ」と街頭演説をして帰宅すると、家族から「犬伏家の日曜日を返せ」と訴えられたことがあった。

 さて、今日も主催者側となる催しが1件、招待される側の催しが1件あった。区役所玄関に掲示された張り紙をみると、5月3日~5月5日は、住民票、印鑑証明などの休日窓口もやらない、とある。(婚姻届・死亡届は宿直で受ける)

 祝日に勤務させると、135%の超過勤務手当を支払わなければいけないから、費用対効果は検証しなければならない。が、24時間対応型社会で、3日間、閉めてしまうのはどうだろう。お役所の言い訳は「提出すべき他の官庁なども休業なので影響はない」てなところだろうが、区民の利便を考慮すべきだろう。

 たまたま、この連休中にたまった手続きを処理したい、というニーズはあるはずである。来年には、新たな区議、区長で迎えるであろうGW。再考をすべきだと思う。

 そう言えば、先日の日記にも書いた、通帳作るのに1時間も待たせた、東口のお役所的銀行も、3日間、全ATM(コンビニを含め)を休止しているそうだ。

 相変わらず、蒲田駅前では「大田区放置自転車指導員」さん(今日はガードマン)が、放置駐輪されていく自転車を注意もせずに「その場にいる」というミッションを遂行中だった。なんとかしろよ!この制度!


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