いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

琵琶湖に市議会議員の1%が集合?しかし、つまらん研修だった

2006-05-12 | Weblog
 昨日から、全国市町村国際研修センターなる団体主催の市議会議員特別セミナーに参加している。場所は、滋賀県大津市の唐崎という小さな駅前の研修施設である。駅前には『なんにもねえ~』場所に、ホテルかと思うほどリッパな研修所がある。財団法人市町村振興協会の所有ということなので、国費がふんだんに使われ、所長さんには総務省あたりのお役人が天下っているのだろう。ちなみに、この駅周辺のJR線、ほとんど車も通らないのに、連続立体交差事業が終了していた。

 参加者は、北は宮城から南は鹿児島までの市議会議員287名という大規模な研修である。多分、市議会議員は全国で2万人余りだと思うので、その1%以上が琵琶湖に参集したことになる。(東京都の区市からは4名だけ!)

 さて、昨日からの研修は、はっきりいって『時間とお金を損をした』という印象である。講演内容と私のワガママ評価は以下のとおりである。

①地方議会~パブリックコメントをどう活かすのか
講師:某大学法学部教授・元市役所職員

地方議会と枕詞にありながら、パブリックコメントについての法令やら条例の説明、つまり制度の説明に終始。元お役人らしく、つまらん講義だった。
各種制度についての著書が多数あり、これに騙されたのか‥

②議会の窓から人事・給与管理を眺めてみる
元相当偉い国家公務員

どうせお役人のお偉いさん、つまらん講義だろう、との潜入感とは裏腹に話術巧みであったが、残念ながら、人事評価制度や、俸給表改正など、すでに大田区においては終了している内容だったので残念。

③分権時代に問われる改革視点
某国立大学法学部教授

内容的には、今回の研修で一番的を得ておりよかったが、講師の発声法に問題があり、モグモグしゃべっているので聞き取りにくく、それがストレスだった。主催者には、音響装置を調整する配慮が求めらる。
印象に残った言葉⇒どういう街を作っていくか、というメッセージがあれば、上級官庁は法令解釈をする範囲をもっている。国や都道府県に言われたことをやっている市役所ではダメ。機関委任事務の時代は終わった。

④日中乖離~その深層底流
某商事会社中国経済センター長(中国人)

声、話法など今回の講師の中では、群を抜いていたが、残念なことに内容が個人的には、まったく興味のない内容だった。

 少なくとも、講演料をもらって講師をする立場にある方々は、その講演内容だけでなく、話法、声量、などの技量を磨く必要があるし、講義中に寝ている人間がいることは、講師として『恥』と思うぐらいのパワーが欲しい。

 ただ、昨日の講義終了後催された『交流会』は、講演の不満を打ち消すだけの意義があった。各地の市議会議員の方々と、ビール片手(研修料金に含まれていた!)に名刺交換をし、各市の実情をうかがい、いかに『大田区議会』という枠以外の議会のことを知らなかったかを痛感した。

 交流会後も盛りあがって『何もない』駅前の赤ちょうちんを占拠しての2次会も、情報交換の場としては最高であった。

 この研修所には、生涯二度とこないと思うが、今回知己を得た市議の皆さんとは、今後も交流を続けていきたい。



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