いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

幹事長会はなぜ「秘密」なの??

2006-08-17 | Weblog
  この国の議会は、村議会から市区議会から都道府県議会まで、概ね、国会のそれを模倣している。最も解りやすいのが「議員バッチ」であろう。各議会ごとに若干の違いはあるが、国会議員のものを真似ている。なんで議員バッチなど区議会にいるのか。私の場合、公の行事や、葬祭の時以外は、ポッケで寝ている。

 議会の運営も、そっくり。理事者(役人)は、まず、各交渉会派(議員3名以上)の幹事長、議長からなる非公開の幹事長会に、施策などにつき諮る。そこで、下打ち合わせがすんだものを、公開の議会運営委員会(幹事長は全員メンバー)に提出して、初めて公の机上にのせるのだ。

 下打ち合わせというのも、かっての55年体制の「国対政治」を彷彿させる仕組みだし、幹事長会が「秘密会」というのも、如何わしいではないか。幹事長会には、区民は勿論のこと、他の議員も傍聴に入れないのだ。

 以前、幹事長会での発言の内容を、共産党議員が、新聞「赤旗」に掲載したところ「秘密会」の内容を口外した、と論議になったことがあった。調整機能が必要なことは理解するが、どうも釈然としないではないか。

 はたして、区政について「秘密」にすることがあるのだろうか。まして、その前段で、お役人によって、情報は確実に操作選別され、議会や幹事長会に出てくる情報は、もはや「過去の遺物」とすら思えるのだ。

 何か、意味もなく「秘密会」の名を、「凄いだろう」と、楽しんでいるような気がしてならない。議会本来の仕事は、公開の場での、下打ち合わせのない、真摯な議論ではないか。

 原稿をすべて事前提出、答弁もあらかじめ調整済み、幹事長会の決定事項を、議事録に残すための議会運営委員会。そろそろ、日本全国の地方議会、こぞって、見直す時ではないだろうか。

 でないと、益々、有権者には「地方議会不要」と、お役人には「ご用聞き議員」とバカにされてしまう。



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