いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

お役人の言い訳は、面白すぎる!by清掃一部事務組合

2006-09-25 | Weblog
 今日は、常任委員会の後、23区清掃一部事務組合(以下、一組)と大田区区議会議員との懇談会である。これは、再三、この日記でも書いている、清掃一部事務組合が、廃棄プラスチックを可燃物として焼却し、売電する新会社を東京ガスと合弁で設立するにあたり、明日の組合議会(23区の議長が議員)を前に、大田区議会議員の「ガス抜き」をする目的で開催された。

 一部事務組合から、参事(部長級)2名、課長級1名、大田区から課長1名の出席。議員は、ほぼ全員の出席だったが、この問題の本質を知らない(又は、興味のない)議員が多い状況(ご想像に任せる)は残念。

 さて、お役人は、自分の(又は、上司の)思ったとおりの事業を行うためには、相当無理なロジックでも真顔で説明するからお茶目である。今日のお茶目は以下の通り。

Q:今までは、プラントメーカーの子会社しか焼却炉の運転受託が出来なかった(困難な業務なので)ので、競争原理が働かなかったとのこと。新会社は、なぜ、そんな困難な業務が出来るのか?
A:一組の職員は、いかなるメーカーのものでも扱える汎用技術を持っているので、この技術力を新会社で活かしてもらう。
(なんじゃい、プラントメーカーじゃなくても出来るじゃん!なんで新会社にする必要があるのか!)

Q:初年度は、工場職員30名で、本社社員15名。稼がない管理部門の本社が15名は多すぎないか?
A:将来は、300名規模になる予定なので、300名の現場に15名は多くはない。しかし、指摘があったので、2名減らした。
(おいおい、300名で15名は多くないが、30名の管理に13名は多いでしょ!初年度は、8300万円の赤字なら、なおさら!300名になってっから増員するのが民間感覚。本当に、民間企業のつもりかね?)

Q:新会社の支出の算出根拠である、現場職員の人件費一人年737万円、本社職員の人件費年631万円は、民間企業として、高すぎないか?
A:区職員と比較しても高いとは思わない。

(おいおい、区職員の給与で会社経営したら、人件費倒産ですよ!大田区内の中小企業の賃金知ってるのかね!)

Q:社名と役員を?
A:社名は、東京エコサービス㈱、社長は、西野善雄大田区長、副社長兼総務部長は、ゴミに精通した方(多分、東京都幹部)、事業開発部長は東京ガスから、業務部長は、プラントに精通した方(多分、焼却炉メーカーから)。

(なんじゃい、寄せ集めの経営陣で、競争社会を勝ち抜けるのか?名前は、下水道局の天下りトンネル再雇用会社、東京下水道サービス㈱とそっくりだ。まして、社長は当て職の非常勤。)

 こうして、区民納税者の知らぬうち、都幹部と23区の区長、東京ガスの目論見で、またまた税金を使った新会社(実態は、お役所もどき)が、明日作られる。今日の説明を聞いて、よく判った。新会社のビジネスモデルは、東京都と23区が設立した「ゴミに特化した退職職員人材派遣会社」である。

 この会社の存続と営業利益の基本は、ゴミ量の増加にある。従って、区民のゴミ削減努力は「営業妨害」、廃プラスチックは、最高の熱源。絶対にリサイクル(サーマル以外)にまわしてもらっては困るのだ。

 嗚呼!区議会‥なぜ、止めれない‥

懇談会発言議員:
自民2名、公明2名、共産2名、民主0名、ネット2名、緑の党1名、
改革100番(私)1名


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