いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

震災時にこそ外国語放送をすべき@東京の地下鉄

2005-07-23 | Weblog
 本日は、社団法人日本郷友連盟東京都支部(東京郷友会)の役員会に参加した。これは、戦前の在郷軍人会を改組したもので、防衛思想の普及、英霊顕彰などを目的として活動している。ただ、現在では、自衛官、軍人OBは会員の半分以下で、一般の方々が活動の主体となっているとのこと。

 ついては、自衛隊OBであるお前も入会して汗を流せ、との指令(?)が、航空自衛隊元高級幹部からあり、本日入会することになったのだ。居並ぶ、元将官や重鎮を前に、自己紹介を始めたその瞬間、グラグラときた。市ヶ谷駐屯地に隣接する築30年のビルの地下である。些かたじろいだが、話をすすめた。さっそく情報収集に行った事務局が「震度5」と伝えて、一同ビックリ。

 会も、地震のことなど忘れて盛り上がり、解散となった。ところが、意外な悲劇はそれからだった。JR市ヶ谷駅はごったがえしていた。JRは全線不通だ。東京メトロは…こいつも不通。なんと、都営地下鉄だけが動いているらしい。やるな、東京都交通局!石原都知事のせいだろうか、それとも、危機管理マニュアルが徹底していないため、動いているのか。いえいえ、都職員さんの献身的努力のおかげ、と、今は思っておこう。ありがたいのは事実だから。

 乗り継いで、なんとか三田線まで出た。すると、三田線も御成門で終着になる、とのアナウス。後続の電車が三田までいくらしい。対面シートの前には、バックパックを背負った青い目の外人さんが、不安そうに地図をみている。さっそく、ヘタクソな英語で、地震の影響で電車のダイアが乱れている、御成門でこの電車もとまるが、後続が来るらしい、と説明した。

 すると、オーストラリアから来たという彼。地震は生まれて初めてで、気がつかなかった、と残念そうだった。芝公園までいくが、事情がわかったので、御成門から歩いちゃう、と手を振って出口へむかっていった。

 ふだん、「ネクスト、ステーション イズ オナ~リ、モン」などと、おかしなアクセントで車内放送しているのに、震災時には、一切英語の放送はない。日本人なら、なんとか情報を取れるだろうが、外国人で何がおこったか不安だけで、大変だと思う。平時の、おかしな放送はいらないから、非常時には、事態の説明を、数ヶ国語で駅、車内で流す配慮が必要だと痛感した。

 さて、帰宅すると、なんと家の中は戦場のようだ。通信販売で買った「耐震器具付」本棚が、無残にも倒れ、本が床に落ち、その先頭の棒が襖を突き破っていたのだ。なんということだ。製造ミスじゃないか!と怒っていると、妻が「あなたの施工ミスのようだ」と、いい加減なツッパリ棒の接着が原因だと指摘する。

 しかし、本棚の下で寝ていなくて幸いだった。恐るべし、大地震。


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