いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

プレミム付商品券は、本当に商店街振興になったか

2010-12-20 | Weblog
 今日、地元の信用金庫で順番を待っていると顔見知りの商店主から声をかけられた。様々な商店の窮状を訴えられた後、こんなことを話されたのだ。

プレミアム付商品券の換金に、この信金の窓口に持ち込むのだが、我々のは数枚、マルエツはこんなに(手で30センチほどの幅を示す)あるんだよ。なんのための商品券だか。それとね、信金に定期預金したって、せいぜい1%の金利だ。プレミアム商品券は10%プミアだ。持ち込むだけでネ‥色々、考える人がいるんだよ。

 ええええ~!!!知らなかった。プレミアム付商品券は商店街だけでしか使えないと思っていた。マルエツなど大型店でも使えたのか。さっそく産業振興課で実態を教えてもらった。

 それによれば、10%のプレミアム付商品券は、マルエツ、セブンイレブン、駅ビル、スーパー北村、コモデイイイダ、蒲田医師会などでも使えるようにしたそうだ。以下、その11月末の換金状況である。

商店街262,578,000円(57.73%)、駅ビル96,214,000円(21.15%)、セブンイレブン18,540,500円(4%)、蒲田医師会838,500円(0.2%)、理容組合635,000円(0.1%)、大型店76,022,500円(16.71%)

 先ほどの商店主の方のお話と実態は少し違うことがわかった。商店が全体の57%で大型店は16%、ただ、マルエツは一店で大量に持ち込むから目立つのだろう。

 がだ、であっても、区民の税金を5千万円も投入して10%のプレミアをつけ商店街を活性化しようとしたものが、40%以上が駅ビルや大型店に流れるのはどうだろうか。利便性を考える必要があるのだろうか。

 もう一つの問題は、商店主さんが暗に指摘した「自己換金」の疑念だ。知人、友人を総動員して(一人の購入制限がある)プレミアム付商品券を買いあさる。例えば、200万円分買えたとしよう。それを「売り上げ」として金融機関に持ち込むと現金化できるのだが、10%のプレミア20万円分が即刻利益として手許に入ることになる。超短期金利10%である。信金の定期預金を崩して一気に買えば年率何百%にもなる。

 勿論、多くの商店主の方々は常識ある商人なので、そんな不道徳なことはしまい。ただ、現状のシステムは、このような不心得を排除できないのだ。次回には、大型店と換金制度の検討を要望したい。真の商店街振興策となるように。

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