いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

36円足りないから収集しませんby大田区役所

2013-11-03 | Weblog
 杓子定規、お役所仕事、等、本当に民間の感覚となぜこれほど違うのか、と思うほど、お役所又は、お役人の感覚はズレている。今回は、久しぶりに、古巣(?)大田区役所の[杓子定規]ぶりを見つけたので、御報告しよう。



 上の写真をご覧いただきたい。11月1日の朝、私の事務所が入居しているビルの正面玄関に、45リットルのゴミ袋が放置されていた。袋には大田区事業用ゴミ処理券が貼付されているのに、何やら赤い警告が書いてある。(ちなみに、これは当事務所のゴミではない。念のため)

 それによれば「ゴミ処理券の価格が10月1日で改訂されたから、この古い券では回収できない。差額を区役所まで持って来い」と。表現は違うが、そういう趣旨の記載があった。

 10月1日からゴミ処理券の価格が値上がりしたらしい。(区議でなくなったので、仔細は知らなかった。)そして、10月いっぱいは旧料金で「収集してやった」から、もうだめだ、ということだろう。いかにもお役所である。

 世の中の企業は、値上げをすると競争に負けてしまうので、まずは経営努力をして、価格の現状維持に努めるのが常だが、お役所は、そんな面倒なことはしない。すぐさま「値上げ」で対応する。その意味では、消費税も「値上げ」に相当する。

 ゴミ処理は、細々とした事業用ゴミ処理業者以外には「ライバル」がいない。ゴミ運送は直営車(区有車両)と、同和対策(利権?)事業と言われる会社(都内52社)に委託している雇上車(緑ナンバー)が行うので、高値で競争なし。

 収集作業は、大田区の地方公務員なので、民間に比べ相当高値の人件費。さらに、処理は、お役人とゴミプラント会社の「天下り」先である、東京23区清掃一部事務組合と、それに群がる企業群が、原価不透明な処理をする。

 結局、お役人と、その関連先の「お手盛り」を、区内企業と血税で一生懸命負担している構図である。そういえば、平成12年、ゴミ処理が東京都から大田区に移管された時、蒲田警察署管内の交番を張り込んで、交番のゴミ袋にゴミ処理券を貼付していないことを見つけ、蒲田署と警視庁に注意したことがあった。(官公庁のゴミも事業用である)はたして、最近は貼付してくれているだろうか…区民の皆さまには、おまわりさんが「処理券」を貼付していないゴミを出していたら注意していただきたい。(ちなみに、警視庁本庁からは各署にゴミ処理予算が配分されている)

 さて、ではこの処理券の値上げに、あるべき行政サービス、ましてや「民間出身」を標榜されていた松原忠義区長は、どうすべきだったか。

 「現在、お手元にある旧処理券を使い切るまでは、その使用を認める」これが、民間感覚を持つ区内最大のサービス業たる区役所の執るべき対応であった。

 まあ、所管の環境清掃部長あたりからは「出来ない理由」が、山盛りに出てくるだろうが、その「お役人感覚」を是正するのが、区民の代表たる区議会であり、首長なのだが、いずれも機能していない(お役人の手の平)大田区では、望むべくもない。

 まじめにやれよ!でないと、2年後に戻っちゃうよ…

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