いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

共産党の地方議員ってかわいそうだな!生活苦で離党?

2013-11-14 | Weblog
 いやビックリした。その中身は別にして、思想的にも、行動も、理念も同一の方々が集っている強固な組織政党だと思っていた日本共産党の相模原市議会議員が「党への寄付金が大変」と離党届を出したというのだ。以下、読売新聞ネット版からの引用をお読み頂きたい。 

日本共産党相模原市議団(4人)の大田浩氏(37)が、党への多額の寄付やカンパを事実上強制され、生活に支障をきたしているとして、離党、離団届を出したことが13日、分かった。取材に対し大田氏は「年間約300万円も上納させられ、公認時にそんな話は聞いていない」と主張。党神奈川北部地区委員会は「詳細を説明している。党公認で当選した以上、役目を果たすべきだ」としている。(中略)大田氏によると、納付金は、月約48万円(税引き後)の市議報酬のうち、党費と党への寄付金として毎月約16万円。8月と12月には「夏季・冬季カンパ」として各約17万円、年2回の期末手当(ボーナス)時にも各約40万円を納めており、年間総額は約306万円に上る。大田氏は、国政選挙などの際にも臨時のカンパを求められるとし、これらの納付が「事実上の強制」と訴えている。離党、離団については、「昨年11月に結婚し、子供ができれば生活できなくなるので決断した」と話し、無所属の1人会派で活動していく考えを示した。(後略)(2013年11月14日11時26分 読売新聞)

 共産党や公明党、さらに地域政党である生活者ネットワークなどは、選挙に際して組織をあげての応援体制を構築することで知られている。反面、自民や維新、みんなの党などは自助努力で「当選」を勝ち取らなくてはならない。だから「同じ政党の候補者同士」が「一番のライバル」になることすら、よくある話なのだ。

 このような組織政党の候補者は、当然のことながら、当選後は公認を受けた政党の政策に極めて忠実に政治活動を行うのが常である。ところが、自民党などは「自分党」と揶揄されるように、結構「勝手気ままに」政治活動やら発言をすることが多い。

 今回は、その組織政党である共産党の市議さん、それも県議に近い権能を持っている政令指定都市の市議が「生活苦」から離団するというのだから、前代未聞の出来事である。

 相模原市議会議員の月額報酬は67万円、賞与などを含めると年収1090万円である。税引き後は多分900万弱だろう。そこから306万円の党へのカンパを差し引いても、手許には600万円近いお金が残るだろう。37歳で手取り600万で生活できない?貴党の支持者には年収200万以下の方が山jほどいらっしゃるではないか。

 組織政党の候補が離党して選挙を戦うのは並大抵のことではない。あと2年、「ピンハネ」されるよりマシと判断されたとすれば、マルクスさんも、さぞお嘆きになることだろう。裏切り者は気にせず、頑張れシーラkンス時代の革命家たちよ!