去る4/20有楽町の三省堂で新潮文庫の佐藤優の外務省に告ぐを購入暇を見ては読みました。
本の最後に原田マハ氏の解説が有り、「告発」という名の快楽である。強烈な放出である。潔い露出である。-中略-佐藤優の体験してきたことは、尋常ならざることばかりだ。とあります。
ノンキャリアの外交官になった時点でもうすごいのだが、ロシア語、英語を初めチェコ語や琉球語まで操る語学力、対ロシア外交における丁丁発止の交渉、あのムネオとの切っても切れない絆、東京拘置所に置ける512日間の拘留、最高裁での有罪確定、外務省失職、そして月産原稿1000枚超を誇る作家への転身・・・と後書きに書かれています。
私は特に第3章の*外交特権を乱用した蓄財の天才 *自殺者、幽霊、伏魔殿 *セクハラ、パワハラ*空飛ぶ密輸便 *外務官僚の語学力と
*第5章の「機密費」をめぐる最終戦争等々に興味をもちました。
それらを読めば官僚の無駄使いの数々が書かれていてこれが本当だとすれば消費税増税なんて払うのが馬鹿らしくなりました。でも実名で書かれているのでまんざらウソでもなさそうですし。何も知らない国民だけが馬鹿にされているようなむなしい気持ちになりました。
著者は、国民、政治家、マスメディアと有識者が力を合わせて外務省改革を進めなければ日本国家と日本国民の利益を保全する事が出来ない-中略-私がやらなくてはいけない事がある。私しか知らない外務省の実態、外務官僚の「素顔」を明らかにし、問題を提起することだ。と書かれています。
皆様も一読されてはいかがでうすか?
(株)市川不動産
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