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島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

クズ22

2022-07-10 11:16:38 | 植物
22.7.10(日) 天気;晴れ 気温;30℃
 昨日、期日前投票に行ってきました。 お久しぶりの更新です!
 申し訳ありません! 先週は鬼のように予定が入っており、ほとんど更新できませんでした。
 ようやく余裕ができました。 が、更新できなかった間に驚きの「クズ」の花です。 今までさかのぼって見ても7月中に「クズ」を紹介したことはなく、早くても9月に入ってからです。
 秋の七草の一つとして紹介を始め、「夏も終わりだな〜」という感想で締めくくることが多いのですが、今年はどうした!?
 「クズ」は山野に見られるマメ科つる性の多年草です。太くて大きな根っこから葛粉を作るのは有名です。「クズ」の名前は大和(奈良県)の国栖(くず)であり、昔国栖の人が葛粉を作って売りに来たので、自然に「クズ」と言うようになったと言われています。
コメント (2)
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ネジバナが咲いていました。

2022-07-01 13:45:09 | 植物
22.7.1(金) 天気;快晴 気温;32℃
 昨日、遠目に開花を紹介した「ネムノキ」ですが、今朝園内を見回っている時に近くに咲いているのを見つけました。
 いやあ、暑い! 昨日までの暑さは耐えられるくらいだったのですが、今日は無理! 数日前まで強い風が吹いていたのに、今日はそよとも吹きません。 暑さのランクが1つ上がったような気がします。
「ネジバナ」を見つけました。 いつもなら草刈りの後にひょろっと花穂が伸びるので気づくのですが、今年は草刈りが行われず、雑草の中に埋もれていました。なんか申し訳ないなー。
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ヤブムラサキ

2022-06-05 09:47:17 | 植物
22.6.5(日) 天気;雨 気温;18℃
 雨が降り始める頃に雲仙から下ってきました。
 運転中に緑色の虫がどこからか出てきてブンブンと車の中で暴れ始めました。一度落ち着いた時に正体を確認すると「カメムシ」でした。そう言えば、昨日暑かったので車の窓・ドア全開で駐車していたものなー。
 下手に手出しすると匂いが充満するので、どうやって追い出そうか運転しながら頭をフル回転させましたが、良い手が思いつきません。最悪の事態に備えて「とりあえず窓を開けるか」と開けた窓から飛んで行ってくれました。ヨシッ!結果オーライw

 昨日「シモツケ」を見つけた時にこちらも見つけました。
「クマツヅラ科の花だ」とすぐに分かったのですが、名前が出てきません。 「えーっと何だったけなー?そもそもクマツヅラ科の植物って何があったけなー?」図鑑でクマツヅラ科から調べました。
 山地に生える落葉低木の「ヤブムラサキ」でした。 6〜7月に葉の付け根に淡い紫色の小さな花を数個ずつ付けます。 秋には球形の紫色の実がなります。
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ヘビイチゴ22

2022-05-30 11:32:49 | 植物
22.5.30(月) 天気;雨 気温;22℃
 昨日の閉館時間からポツポツと雨が降り始め、今も雨が降ったり霧がかかったりしています。

 先日、園内の草刈りを行いました。 広い園内を私一人で刈れるわけもなく、とりあえずお客さんの歩く園路沿いを優先して刈りました。
 すると、刈った草の下に「ヘビイチゴ」の実を見つけました。
 「あったんだ〜。」結構な数の実が鬱蒼と茂った草の下にあり、全然気づいていませんでした。
 2011年6月9日の記事にも記載していますが、道端や田んぼのあぜなど日当たりの良い湿った草地に生えるバラ科の多年草です。 茎は地面に這って長く伸びる「ほふく草本」と牧野図鑑には書いてある。 名前の由来については漢名の「蛇苺」に基づくとしています。
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ドクダミ22

2022-05-29 13:09:53 | 植物
22.5.29(日) 天気;晴れ 気温;20℃
 紹介していませんでしたっけ? ブログ内検索しても引っかかってこない。
 2017年7月2日に名前と画像は掲載していますが、タイトルは「ヤブカンゾウ」だし、「改めて紹介するまでもないでしょう」とか書いているし・・・。
 事務所の裏で咲き始めているのを見つけました。 日陰や湿り気のあるところに普通に生えるドクダミ科の多年草「ドクダミ」です。 全体に特有の臭気があります。(手持ちの図鑑より)
 ちょっと牧野図鑑で調べてみると上の文章が「どこにでも生えている多年草で、草全体に独特の悪臭がある」と書かれています。 なんとな〜く棘を感じるのは気のせいだろうか?w
 「毒痛み」の意味だろうと言われています。 民間薬としてよく知られ、虫刺され、切り傷、胃腸病など10種の薬効があるということから「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれます。
 花期は6〜7月、白い花びらのように見えるのは4個の総苞片で(ヤマボウシスタイルw)、その上に花弁も萼もない小さな花が黄色い穂になってつきます。
 こうして調べてみると、結構書くことあるな〜。
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ツブラジイ(花)

2022-05-22 09:34:50 | 植物
22.5.22(日) 天気;晴れ 気温;24℃
 今日は一枚少なくても大丈夫です。 昨日は午後から天気が回復したのでなんとか保ちました。w

 情報発信がちょっと遅れましたが、園内で「ツブラジイ」が咲いています。
 「ツブラジイ」は関東地方の南部から九州まで分布し、山中に普通に見られるブナ科シイノキ属の常緑高木です。
 “円ら(つぶら)”ジイの意味で、果実が丸いことを示しています。 別名の「コジイ」は「スダジイ」と比べて実が小さいことから来ています。
  どんぐりを2009年12月13日に紹介しています。
 どんぐりはスダジイ、ツブラジイとも炒って食べると美味しいです。
 この垂れ下がった花穂から、あの固いどんぐりができるのだから不思議だな〜。

(追記)
 明日23日(月)まで開催予定でした「国立公園ポスター展」ですが、スケジュールの都合により本日までとなりました。
 明日来ようと思っていた皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承下さいますようお願い致します。
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ヤブニンジン

2022-04-30 09:29:32 | 植物
22.4.30(土) 天気;曇り 気温;10℃
 昨日は予報通り午後から雨は止んだのですが、かえって風が強くなり大変寒くなりました。 朝、18℃あった気温がお昼過ぎには10℃まで下がりました。
 今朝も引き続き強い風が吹いており、冬の装いが必要です。

 先日「シャクナゲ」の確認に“みずほの森公園”に行った事を書きましたが、その時に新しい植物を見つけていたのを忘れていました。
 名前を「ヤブニンジン」と言います。 別名「ナガジラミ」
 ヤブや林の下などに生えるセリ科の多年草です。 見つけたのは確かに薄暗い林の下でした。
 4〜5月、枝先に非常に特徴的な複散形花序をまばらにつけます。1個の花は白くて小さいです。
 牧野図鑑によると、「ニンジンの葉に似て薮(ヤブ)の中に生えるから」。 別名の「ナガジラミ」は、「ヤブジラミに似て果実が細長いため」だそうです。
 整備された公園だからと“みずほの森公園”を侮っていました。 意外に雲仙の山の中では見ない植物が観察できるな。
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シャクナゲ

2022-04-24 11:56:17 | 植物
22.4.24(日) 天気;雨 気温;13℃
 時を遡ること2月28日「イスノキ」を探しに「みずほの森公園」に行きました。
 その時に「もみじ谷」と記された場所で特徴的な葉を見つけました。「これはシャクナゲじゃね? 花が咲く頃にもう一度来なければ」と思いながら忘れていました。
 4月2日に開催した「ジオバスツアー」で参加者から「これはシャクナゲですか?」と質問され(別の植物でした)思い出しました。そこで4月4日に再び「みずほの森公園」を訪れました。この時は全然花がなく「あれ?遅かったか?」と疑ったのですが、花は落ちてないし探して見るとまだ小さな蕾がありました。
 代わって見つけたのが「サツマイナモリ」です。 『ネタバレになるので場所を明かせません。』と書いたのはそういう理由です。
 時間が取れずに間が空いてしまいましたが、22日(金)に再々度「みずほの森公園」に行って来ました。

 案内板の横にミツバツツジが咲いて、時間の経過を感じる。w
 ちょっと時期を過ぎてたくさんの花が落ちていましたが、残っている花もありました。(前の週がベストだった)

 「ツクシシャクナゲ」だと思うのですが、違いがわからないので大まかな意味で「シャクナゲ」としておきます。
 「県民の森のツクシシャクナゲ」と題して2013年の4月に紹介しています。その時に「何故か雲仙岳には全く見られない」と書いたのですが見つけてしまった。ただ、このシャクナゲが自生のものか、公園側が植えたものか分かりません。 場所的に「わざわざあんな所に植えるか?」という場所なので自生だと思いたい。
 ツクシシャクナゲは山地に生えるツツジ科の常緑低木です。
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アケビ(雌雄異花)

2022-04-15 13:04:31 | 植物
22.4.15(金) 天気;曇り 気温;10℃
 気温が下がって、あー寒い。 明日の眉山登山会は天気も良さそうなので開催します。 が、気温が低そうなので少し心配です。

 園内にアケビの花が咲いています。 アケビの花については2014年の4月26日に掲載しています。
 が、これでは不十分でしたね。
 アケビは雌雄異花(しゆういか)でした。 雌雄異株(オスとメスで別の株)はよく聞くので知っていましたが、雌雄異花は知らなかったー。
 小学校の理科で習う花の作りでは、同じ花に「雄しべ(オス)」と「雌しべ(メス)」がありますが、雌雄異花は同一の株にオスとメスで別々の花を咲かせる植物です。
 アケビの花を観察していると(表紙写真)、形の違う2つの花が咲いていることに気づきました。
 赤矢印で示した大きい花がメスの花で、黄色矢印で指した小ぶりな花がオスの花です。
 知れば知ったで、なぜ今までこんな大きな違いに気づかなかったのだろう?
 アケビは、山野によく見られるアケビ科の落葉つる性木本です。
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サツマイナモリ

2022-04-09 11:36:58 | 植物
22.4.9(土) 天気;晴れ 気温;18℃
 ネタバレになるので、今はまだ場所を明かせません。
 とある場所で、アカネ科の常緑多年草「サツマイナモリ」を見つけました。かなりの群落を作っていました。
 暖地の林の下のやや湿った所に生え、薩摩に産するイナモリソウの意味で名付けられました。
 花期は非常に長く、12月から翌年の5月頃まで白い花が次々に咲きます。
 花の形から「ムラサキケマン」や「ジロボウエンゴサク」に似ているなーと思いケシ科を調べていましたが、全然違うアカネ科でした。さらに名前も「サツマイナリ」と読んでいました。病んでるなー俺。
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