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島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ヒメジョオン23

2023-06-18 09:55:55 | 植物
23.6.18(日) 天気;曇り(ちょっと雨) 気温;20℃
 昨夜降った雨が朝までポツポツと残っています。

 1人勤務なので、園内の草刈りが行えません。そのため雑草が伸びまくっています。ところが、「ちょっと綺麗だな」と思ってしまいました。「ヒメジョオン」です。
 いつもは雑草として真っ先に刈り払ってしまうのですが、これだけたくさんの量が咲きそろうと綺麗に見えてきました。「怪我の功名」とでも言うんでしょうか。(苦笑)
 数日前からまゆやまロードの下の方で「ネムノキ」が咲き始めているのに気づいたのですが、今朝は園内で「ホタルブクロ」の開花を確認しました。
 いよいよ夏も近いな〜。
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ネズミモチ23

2023-06-15 13:07:44 | 植物
23.6.15(木) 天気;曇り後晴れ 気温;21℃
 早朝まで雨が降っていましたが、開館時間までには止み、今は晴れています。
 午前中、なかなかネットに繋がらなかったのですが、天気が回復してきて、ようやく繋がりました。

 さて、画像は3日前(12日)に撮影した「ネズミモチ」です。開花し始めました。
 暖地の山地に生え、高さ6~8mになるモクセイ科の常緑小高木です。
秋に実る黒紫色の果実がネズミの糞に似ていて、葉がモチノキに似ていることからこの名前がつきました。
 2013年以来、10年ぶりの登場です。w
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ムラサキケマン(種子)

2023-04-23 09:44:25 | 植物
23.4.23(日) 天気;晴れ 気温;16℃
 昨日の強い風も緩んで、暖かな日差しに包まれています。
 今日は統一地方選挙の後半戦です。 地元で町議選があるので、先日期日前投票に行ってきました。

 観察を続けていた「ムラサキケマン」ですが、ようやく「種子」が顔を見せてくれました。 
 5つの種子散布型で言うと、「果実が熟すと突然裂開し、その時の力で種子を飛ばす『自動散布型(機械的散布)』」ですね。 雲仙の植物で言うと「シロドウダン」が同じ散布型です。
 花以外あまり注目していなかった「ムラサキケマン」の実と種子を今回は観察する事ができました。
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ムラサキケマン(実)

2023-04-12 10:16:06 | 植物
23.4.12(水) 天気;雨後・・・ 気温;15℃
 出勤時は土砂降りの雨でした。 開館時間に雨は止みましたが、かわって濃い霧がかかりました。 今は霧も晴れて明るくなってきましたが、このまま曇りなのか晴れてくるのか分かりません。

 さて、ちょっと前から園内では「ムラサキケマン」の花が咲いています。 今朝巡視を行なっていると実がなっている事に気付きました。
 表紙の画像の左側に緑色の葉っぱと同系色の実が付いています。 初めて見た・・・ような気がする。 花以外あまり気にしていなかったので、こんな実がなるとは知りませんでした。 熟すとこれが2つに割れて、黒い種子が出てくるそうです。 これは暫く観察を続けなければ。
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クロキ2023

2023-03-21 13:54:23 | 植物
23.3.21(火・祝) 天気;雨 気温;12℃
 火曜日ですが祝日のため開館しています。 しかし、朝から本格的な雨で誰一人来ません。 明日の方がよっぽど人が来そうです。(明日は振替休館になります。)

 表紙の写真は「クロキ」、ハイノキ科の常緑高木です。
 ダメだ〜! 何度紹介しても「クロキ」を覚えられません。振り返る限り2015年4月11日2017年4月17日に花、2017年10月22日に実を紹介しているのに、土曜日の焼山登山会で答えられませんでした。 どうして覚えられないんだろう?
 本州から九州の海岸近くの照葉樹林内に生えます。 花期は3〜4月、秋に紫黒色の実が熟します。
 何か覚えられる特徴がないかとセンターにある植物図鑑を手当たり次第漁ったのですが、ほとんどの図鑑に載っていません。 覚えられない理由は情報の少なさか!?
コメント (2)
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アオモジ(蕾)22

2022-12-29 11:00:53 | 植物
22.12.29(木) 天気;晴れ 気温;1.5℃
 最近来館されたお客様に表紙画像の鈴なりになった植物のことを聞かれます。
 このブログをご覧になられている皆様はご存知でしょうが、「アオモジ」の蕾です。
 西九州を中心に分布する「アオモジ」は、3月の卒業シーズンに花を咲かせるために今の寒い時期からすでに蕾を準備しています。(別名「卒業花」)
 他県から来られたお客様には珍しいのかも知れませんね。
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エノキ

2022-09-08 14:37:56 | 植物
22.9.8(木) 天気;晴れ 気温;21℃
 いよいよ雲仙では寒くなった。一昨日まで半袖・半ズボンだったが、耐えられずに厚手のジャージを引っ張り出した。
 出勤時も昨日は「シャツ1枚羽織った」と書きましたが、今朝はその上に「もう1枚アウターを重ね着」して来ました。
 日中との寒暖差ハンパねぇ!

 表紙の木から「ブンブン」とえらい羽音が聞こえてくることにさっき気づいた。 よく観察してみるとたくさんのキイロスズメバチが集まっている!
 襲われないように適度な距離を取りつつ、写真撮影を試みる。
 木には実がなっていて、スズメバチたちはこの実を目当てに集まっているようだ。食べているのか?
 この木はなんだろう?
 ひと枝拝借して調べてみる。
「えーと、葉っぱは不分裂で、互生。先の半分だけに鋸歯があり、確か冬は葉っぱを落としていたよなー落葉っと・・・」
 『エノキ』だ。実も写真と一致する。
「エノキは、山地に生えるニレ科の落葉高木です。特に海に近い地域に多く、人家のまわりにも植えられる。(江戸時代は一里塚の目印として植えられた。)4〜5月に淡黄緑色の小さな花が咲きます。果実は直径6〜8ミリの球形で、10月頃、赤褐色に熟し食べられる。」
 人間は食べられる(後味は良くない)って書いてあるけど、キイロスズメバチも食べるのか。
 参ったなぁ。こんな近くにキイロスズメバチの餌になるものがあったのか。
 
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オニユリ

2022-07-16 11:15:05 | 植物
22.7.16(土) 天気;曇り 気温;26.5℃
 どこを歩き回っていたかは明かせませんが、そこで見つけたものを紹介します。 どこにでもある植物なので、これでバレることはないでしょう。w

 田のあぜや土手など、比較的人里近くに生えているユリ科の多年草「オニユリ」です。 初出です。
 花が美しく、鱗茎を食用にするため、よく栽培されます。 日本のものは、中国から古い時代に渡来したものとも考えられています。 高さは1〜2m、割と大きくなります。
 花期は7月から8月、茎の先端に大輪の花を多数つけます。 しかし、この花からは種子が出来ず、葉の付け根にできる珠芽(しゅが;ムカゴのこと)によって増えます。
昔紹介した「コオニユリ」(2015年8月8日記事)とはこのムカゴの有無で見分けます。
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カラスウリの花22

2022-07-13 12:44:13 | 植物
22.7.13(水) 天気;曇り 気温;26℃
 天気予報では昨日から雨の予報だったので、昨日は買い出し以外に外出するつもりはありませんでした。 ところが朝から天気予報が変わって1日雨が降らない予報になっていました。
 そこで急遽ではありましたが、今後開催予定のイベントの下見に行ってきました。 もちろんネタバレになるのでどこに何しに行ったかは報告できません。
 元が雨予報だったので曇るだろうと思ったらぴーかん照りで、坂道登るのに汗はダクダク、日陰はなし。直線道路にも日陰がなく、通りかかったパトカーから心配してくる警察官の声かけもなし。w 予定していたコースは途中で変更し、ショートカットで車へ戻りました。
 買い出しに行こうにも汗でベトベトの状態では買い物にも行けず、遠くの公共浴場まで車を走らせました。 とりあえず汗は流したものの、歩き回って体力を失くしたところに熱いお風呂だったものですから、頭がクラクラして暫く休憩室で水分補給しながらボーッと体を冷やしていました。死ぬかと思った。
 皆様も夏の屋外活動には十分ご注意ください。
 
 表紙の写真は「カラスウリ」の花です。 私はまだ紹介していないと思ったのですが、調べると2008年7月28日「カラスウリの花」で紹介済みでしたね。
 これまで私は「カラスウリ」の名前の由来を「唐から渡ってきた朱色の瓜(唐朱瓜)」だと紹介していました。 手持ちの図鑑にそう書いてあったので疑わなかったのですが、今回牧野図鑑を引っ張り出すと「樹上に長く果実が赤く残るのをカラスが残したのであろうと見立てたか」と書いてありました。
 諸説あったのか!!
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ヒメジョオン22

2022-07-11 13:41:35 | 植物
22.7.11(月) 天気;曇り 気温;28℃
 曇っているぶん、昨日よりは気温は抑えられているんですが、暑い。 カーッと暑いわけじゃなくムアーッと暑い。 そう今日は湿度が高くて蒸し暑いのです。 長崎県は海に囲まれた県なので、九州の他の県よりも気温は高くなりませんが、湿度が高いんだよなー。

 さて、表紙の植物をご紹介します。
 北アメリカ原産のキク科、1〜2年草の「ヒメジョオン」です。 初出しです。 というのもよく似た「ハルジオン」との区別が私にはつきません。 7月4日にアップした植物標本、アレを作成する際に植物の先生から名前を教えてもらいました。
 「ヒメジョオン」は明治維新前後に日本に入り、今は全国の山野で野生化し普通に見られます。 花は茎上部で分枝し、白い頭状花を6月から10月まで咲かせます。
 次に「ハルジオン」を見つけたら、その見分け方も含めて掲載したいと思います。

(注意喚起)昨日、今日と二日連続でセンターの軒下にキイロスズメバチが巣を作り始めていました。
 幸い発見が早かったので市販の殺虫剤で追い払うことができました。
 今年は早い梅雨明けとその後の猛烈な暑さでハチが活発に活動しているようです。
 また台風が多いことを示唆しているのか、低い場所・人の届くところに営巣していることが多いみたいです。
 皆さんのまわりにもハチが集まっている場所がないか、十分注意して下さい。
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