お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

ただ今、精進中

2008年01月11日 | 仏教
 ウチでは、昔から、本山の御正忌報恩講の期間に合わせて、毎年、この時期1週間は、肉、魚を口にせず、精進料理をいただいています。

 普段当たり前のように頂いている生き物の命に、あらためてお詫びと感謝の1週間です。

 これは、気持ちのことですから、強制ではありません。絶対そうしなければバチがあたる というわけでもありません。
 
 ただ、普段、特別な修行もなく、普通の生活をさせていただいているので、せめて御正忌報恩講の期間中くらいは、精進料理にするという、長年の習慣になっています。

 前住職(義父)から聞いたところによると、昔は、お寺に住む者だけでなく、一般ご門徒さんも9日には、今まで肉・魚を調理していた鍋をきれいに磨いて、同じく1週間、お精進されていた とのことです。

 昔の方は、真宗門徒としての行事を大切にして、生活されておられたことが偲ばれます。

 おご馳走のあふれた現代・・・1週間は無理でも1月16日の親鸞聖人ご命日か、前日のお逮夜に、精進料理はいかがですか

 年末年始で、栄養取りすぎた後のこの時期、精進料理をいただくのは、体にもよさそうです。
 
 きょうは、朝から、総代役員の会計さんお二人が、会計整理におみえですが、昼食は、いつもと違って精進料理をお出しする予定です。

 精進料理と言っても、昼食なので、大した献立ではありません。

 きつねうどん と おから煮 と お豆 

 今から準備にとりかかります。
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成金饅頭

2008年01月10日 | 雑感
 実家がある福岡県直方市の銘菓「成金饅頭」です。

 先日父の二七日で里帰りした折り、久しぶりに駅前アーケードのお店で買いました。

 「成金饅頭」は、筑豊の炭坑で栄えた「成金」にちなんで名づけられたようです。(私が生まれた時、直方は、すでに 過去・炭坑で栄えた町 になっていました)

 饅頭と言う名称になっていますが、白あんが入った どら焼き の一種です。表面に梅の花の焼き印が入っています。
 
 写真の「成金饅頭」は直径10cmぐらいですが、びっくりするほど大きなもの(直径30~40cm)もあります。
 大きな「成金饅頭」は、ケーキのように切り分けていただきます。

 白あんは、甘すぎず、豆の食感も残っていて美味しいですよ。
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御正忌報恩講

2008年01月09日 | 行事・案内
 本山(西本願寺)では、きょう9日午後~16日まで 御正忌報恩講 が厳修されます。
 法要の様子はwebで見ることができます。
 くわしくは、本願寺のホームページをご覧ください。

 ちなみに法専寺の御正忌報恩講は12,13,14日の3日間、午後1時半からおつとめいたします。
 毎年3日目にお斎(とき・精進料理の昼食)の準備をしていますが、今回は3月の巡番報恩講が間近と言うことで、お斎はお出ししません。ご了承ください。

 さて、御正忌報恩講とは、1月16日(新暦)の親鸞聖人ご命日をご縁として、聖人を偲び、その教えをよろこび、感謝する法要・集いのことです。

 ウチの寺は、代々、本山の御正忌と同じ頃、おつとめしています(たぶん、昔は、九州から本山まで参拝するのは難しかったため、本山と同時期におつとめしてきたのだろうと思います)が、大多数の真宗寺院では、御正忌報恩講は、本山に参拝するために、前もって、年内11月頃に「お取りこし」報恩講を厳修されています。
 ウチの寺でも、数は少なくなりましたが、昔ながらに集落ごとに、あるいは個人宅で「お取りこし」をおつとめなさる有り難いご門徒がおられます。
 
 真宗門徒にとっては、親兄弟の仏事よりも大切に営まれてきた法要です。
 どうぞ、お参りください。
 また、ネットでも本山での法要参拝気分を味わってくださいませ。
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道路工事始まる

2008年01月08日 | 行事・案内
 延期、延期になっていたウチの山門前の道路工事が本日から始まりました。

 午後、親戚の葬儀に参列した帰り、東から進入しかけて、工事が始まっていることに気づき、バックしてUターン。
 私と同じように知らずに進入、Uターンする人があるだろうと、脇にあったコーンをわざと道路真ん中に置いてから、Uターンしましたよ~。

 集落内には、「工事中通行止め」の大きな看板があり、塞いでいるものの、東側進入路は、「通行止め」の看板が入り口になかったため、進入してしまいました。
 工事関係のお方、「通り抜けできません」の看板を、東側入口にも設置してくださ~い
 
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親族がまた

2008年01月08日 | 雑感
 日曜日、夫は5軒の法務(そのうち1軒はご葬儀)に駆け回り、私は三日参りのお接待。
 ご遺族をお見送りした直後、今度は実家の父の叔父の訃報。
 佐賀県Y町のK家本家の大叔父が98才で往生。

 大叔父は、元H村では「元気なお爺さん」として有名でした。80過ぎてもバイクに颯爽と乗っていました。小柄でしたが、長年、農作業で鍛えた身体は、丈夫でした。人のお世話役をよくしていました。誰からも親しみをもたれていました。
 自分の子どものような70代高齢者に「『年をとれば、あちこち痛くなったり、悪くなるのは当たり前だ』と渇をいれて励ましている」と笑って話していました。
 
 父の実家が佐賀とはいえ、直方からこちらに嫁に来た私を気遣って、孫のようにかわいがってもらいました。
 
 昨年3月には、直方まで12才年下の父(甥)の見舞いに行ってくれるほど元気でした。
 ウチの父には、「甥のおまえが、ワシより先に死ぬことは許さん」と言っていました。
 先日、父の葬儀の折、大叔父も12月から入院中で危ない状態だと始めて聞きました。
 亡くなる数日前、長女と見舞に行った時は、わかって(認識して)くれたので、まだまだ回復できるのではないかと期待していました。

 大叔父なら、元気な100才を迎えられると思いこんでいました。

 たくさんの孫もひ孫も、涙、涙のお別れでした。
 
 きっと、大叔父は、「なんだ、おまえは、ワシより12日早く来てたのか」と、父とお浄土で再会していることでしょう。  南無阿弥陀仏
 
 
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報恩講に向けて

2008年01月05日 | 行事・案内
 きょうは、午前中N氏の満中陰法要をここ法専寺で勤められ、接待。
 
 午後は総代役員会。3月末の巡番報恩講に向けて具体的な段取り、準備の話し合いが始まりました。

 内容が多いので、午後1時半から始まった話し合いは、午後5時過ぎまで延々と続き、住職が午後7時から通夜のお参りもあるために、結局、準備していた新年会は中止で、皆さんお弁当を持って帰ってしまわれました。気遣いさせて、ゆっくりしていただけず、申し訳ないことでした。

 きょう決定したこと

 3月20日(春分の日)午前9時から 

 大掃除と参詣人に差し上げる粗品や、お茶菓子の袋詰め作業等をいたします。

 本番は3月26日(水)~30日(日)です。

 若手の総代さんは、勤務がおありなのに、平日も年休とって受付など、ご奉仕いただくことになりましたが、どうしても平日が人数が足りません。

 男性陣で平日に受付、駐車場係のご奉仕をいただける方大募集です

 また、芳名を筆書きしますので、書道の得意な方もご協力お願い申し上げます。

 

 
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またまた

2008年01月04日 | 雑感
 今朝6時に電話のベルが・・・

 そうです、早朝、寺の電話が鳴る時は、ご門徒さんが亡くなられた時です。
 
 暮れにご家族から危篤状態だとお聞きしていたK町のM氏の訃報でした。M氏には、以前、寺総代を務めていただいていました。 住職共々また、深い溜息です。

 ご心配をいただいております私の腰痛+腹痛は、きょうは痛み止めを飲まずに済むほど楽になりました。
 
 きょうは自分で運転して、休日診療で会計精算をしていなかった近くのO病院(30日に駆け込んだ病院)に、支払いへ。
 ついでに、「総合病院で全て検査したが、異常なかった」というその後の病状経過報告をY医師にしたところ、
 「外科の検査を受けましたか?」
 「そういえば、私が腹痛ばかり訴えるので内科の検査が主だったような・・・」
 
ということで、きょうは、あらためて骨のレントゲン写真(MRIも含め)を撮り・・・
 結果、「椎間板ヘルニア」ということがわかりました。

 部品交換はできないので、今後も、時々痛みを繰り返すことを覚悟で
 
 姿勢を正しく
 重いものを持つときは、注意して 生活してゆくしかなさそうです。

 え~ん、 根性も忍耐力もない私にはツライことですが、またひとつ一生の病気のお付き合いが始まりました。

 腰痛がひびいて腹痛を感じるのは、よくあることなのだそうです。
 
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きょう、また

2008年01月03日 | 仏教
 大晦日、紅白歌合戦が始まった頃、ご門徒のT氏が亡くなられたと電話あり。
 家族一同お酒が入っていたので、住職はタクシーで枕経へ往復。

 ご遺族は、元旦は外され、昨夜、通夜、そして、きょうがご葬儀でした。

 腰、お腹に鈍痛はあるものの、痛みのピークは越えた私は、三日参りのお茶だしだけ務めることができました。

 長年お世話になってきた方が、またお浄土へ。淋しくなりました。

 死ということを考えてみた時、あるのは、三人称、二人称の死であって、一人称・自分の死というものは、認識できないのですよね。(確かそういう意味のことを池田晶子さんが書かれていましたっけ?)

 例えば末期癌とかで、自分の死を覚悟することはあっても、それは、あくまで覚悟であって、自分の死というものは、自分にとっては、ないのだ。突然であれば、なおさら、自分の死はないのですよね。いつの間にか死んでいるのだ と思います。(まだ、死んだことがないので断言はできませんが・・・)

 私も後頭部動脈が細いと言われているから、いつバタリと倒れて死ぬかもしれません。いや、事故死もあり得る。
 でも、喘息だ、腰痛だと言いつつ、家族が持てあますほど長生きするかもしれません。

 自分で認識できない「私の死」を、いつ、どのような形で家族、知人に与えても、私は仏となり、智慧と慈悲のはたらきになって、後の者の心に はたらき、導く存在にならせてもらうのだ と思うと 何とも有り難く、安心して生きて、死んで往けるのであります。

 ごめんなさい、正月に相応しくない話題でしたが、お寺に住んで、いつも、親しい方々の死に直面している私にとって、素直な「本日の思い」でございました。南無阿弥陀仏

 
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いつもと違う正月

2008年01月02日 | 雑感
 新春を迎え、皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今年もよろしくお願い申し上げます
 
 元旦の早朝、珍しく雪。佐賀の平野部でも、うっすら積雪。
 11時からの元旦会の頃には、晴れ間も出て、雪はすぐ溶けてしまいました。

 さて、29日からの腰痛は、腰痛よりも腹痛へ・・・30日、近くの病院で診察をうけましたが、エコーで見る限り、どこも異常なし。

 痛み止めを飲み続け・・・元旦を迎えました。
 元旦会を済ませた午後、ホッと気が緩んだためか、右下腹に響く痛みが強くなりいよいよ立っていることもツライ状態になってしまいました。
 でも今は、正月休みで検査もできないってことで、どうしようもない。

 昨日に比べたら、随分痛みは楽になったものの、家族が正月休み明けまで放っておくより、早く検査を受けた方がよいってことで、本日午前中、総合病院へ。

 血液検査、尿検査、エコー、CTまで撮りましたが・・・結論は「どこも異常がない」でした。
 
 この痛みは、ただの腰痛症ってことだけだったのか・・・
 私の頭が、おかしくて、ありもしない腹痛を感知しているだけなのか・・・
 更年期の不定愁訴ってヤツなのか・・・
 暮れの多忙時に葬儀まで重なり、心身疲労がピークだったのか・・・

 家族には、騒動、心配かけて、ゴメンナサイ
 ま、いずれにしても、命に別状なしってことで、娘がいる間は、甘えてのんびりさせてもらいます。

 

 

 

 
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