お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

本当の平和

2017年09月28日 | 仏教
 25日、ビハーラ(仏教版ホスピス)で、老人施設のK苑を訪問。

 ホールに集まられた入所者やデイサービスの方々と共に、
まず、「ひとりじゃなかもん」を歌い、(ちなみに、先日の「東北支縁の会」でも、宮城県の皆さんに楽譜を配って、ご一緒に歌いました)
 「ひとりじゃなかもん」の後、
 組内J寺住職D師の調声で、お勤め「らいはいのうた」(意訳勤行)。
 おつとめの後、同じく組内J寺住職M師より、ご法話と、軽快な歌に合わせた踊り(体操)をご指導いただきました。
 M師は、体調不良の中、踊りの指導までいただき、大丈夫でいらっしゃったでしょうか?

 さて、M師のご法話の中で、印象に残った言葉です。

  自分だけよければ は、本当の平和ではない
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雑草と呼ばれる植物

2017年09月26日 | 雑感


自分が植えた(自分が)きれいと感受する植物は大切に育てますが、自分の不都合な場所に、勝手に生えてくる植物は、「雑草」と呼んで
迷惑がります。
 まことに勝手ながら、人間中心の生活を営むためには、放置するわけにもいかず、
ほんの、ちょっぴり「ゴメンナサイ」、いや、何もお詫びもせず、むしろ、疎ましく思いつつ、むしり取る対象が「雑草」です。

 昨日、紹介した「この世界の片隅に」の中では、食べ物がない戦時中、「雑草」(それぞれ名前はありますが)を上手に料理しておられました。

 さて、写真 ↑ は、例によって、図書室で見つけた本。

 ユーモアあふれて、とても面白いです

 例えば、ウチも悩まされますが、植木やフェンスに絡まり、アッという間に、どんどん伸びる「ヤブガラシ」

 ライバルを出し抜いて日光を独り占め
 
 人を踏み台にして のし上がっていくタイプ。しかも、今まで自分を支えてくれた相手を枯らしてしまうので、タチが悪い

と、紹介されていて、笑ってしまいます。


 

 写真 ↑ は、きょう、生け花教室で生けた、新風体生花。
 これは、花屋さんで買った花材ですが、作品によっては、田舎道のどこにでも咲いている季節の「雑草」を使った、素敵な作品に出遇うことがあります。
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戦争の体験者

2017年09月24日 | 雑感
きょうは何もない休日。
若家族が出かけ、老夫婦お留守番。

早速思いたって、気になっていたアニメ映画「この世界の片隅に」を借りに、レンタル店へ。
 
 レンタル新作の人気第1位。ずらりの並んでいるのは外箱ばかり。つまり、全てレンタル中。
そこで簡単にあきらめない、私オバサン。得意のダメ元作戦?で、カウンターで尋ねたら、1枚返却されたばかりのがあり、借りることができました

 きょうもお彼岸中の日曜日とあって、ご門徒さんが、次々と、お墓参りで、庫裏(くり:住職家族住まい)にも、挨拶に寄ってくださる、 その合間に鑑賞。


評判どおり、よい映画でした。つらく悲しいけれど、明るくて、ほのぼのしていて・・・

 舞台は、戦時中の広島と呉です。どんな悲惨なことがおこったか言うまでもありませんが、その大変な苦しい時代を淡々と生きる人々のお話です。

 現在、戦争の実体験をお持ちの方は、70代後半以上になられました。
 その実体験を直接聞いた子ども世代も高齢者になってきました。
 孫、ひ孫の世代になると、恵まれた今の日本の生活が当たり前で、戦争は、もう、遠い昔話になりました。

施設で母と同室の80代後半の女性は、大連から引き上げた(帰国した)と、仰っていましたが、その日の体調・認知症状により、
「お母さん、帰りたいよ~」と仰ったり、
「戦争は終わりましたか? ここは、どこですか?」と、私にお尋ねになります。
 私が、「戦争は終わりましたよ。ここは、日本です。大丈夫です 何も心配いりませんよ。安心して養生なさってください
と、答えると
 「日本なのね。ここに居てもいいのね・・・」
と、ホッとした表情をなさいます。

そして、「戦争なんて、愚かなことよね。敵国と言ったって、住民は、お互い、何も恨みもないのにね」
と。
 この方も少女時代に、つらい戦争体験をなさったのは、間違いありません。

 映画の主人公すずさんがご存命なら、今、90才くらい、母の世代です。

 空襲警報が鳴り響き、殺されたり、傷つけられたりすることが二度と無い、平和な世界であって欲しいと、しみじみ思います。
 
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彼岸中日法要

2017年09月23日 | 行事・案内
 きょうは、彼岸中日法要とでした。

 彼岸法要終了後は、仏教婦人会の秋の例会を開き、
その中で、時間をいただき、先日参加した「東北支縁の会」の報告をさせていただきました。

 私の拙い説明を皆さん、熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございました

 ようこそのお参りでございました。
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9月の言葉 その3

2017年09月22日 | 仏教
東井義雄先生の言葉で作成された「ほのぼのカレンダー」今月の言葉は

拝まないときも
 拝まれている
 子どもが親のねがいの中に
 生きているように


 
 自分にとって好都合なこと(思い通りにしたいこと)を願って、「どうぞ、〇〇してください」と、仏を拝むのは、
本当の意味の「礼拝」ではありません。
 だって、仏さまを礼拝する(敬う)どころか、仏さまを利用しよう(自分の願いをかなえてもらえるように拝もう)としているだけですから。
 真実に目をそむけ、自分の心を棚上げしたままで・・・

 では、本当に仏心を有り難くいただき、敬いの心で、拝んでいるとしても
常に仏願をよろこび、報恩感謝の日暮らしであり続けているか と、問われたら、
私なんぞ、本当にお恥ずかしい限りです。

 でも、私が、その程度の人間であることを、仏さまは、すでにご承知です。
こちらが仏さまを忘れていても
仏さまは、常に私を忘れず、
「仏の願い」に気づいてくれよ と、私を拝んでくださっている

 申し訳ないです。もったいないことです。

 さて、23日は「お彼岸の中日」(お彼岸1週間の中日)です。
 午後1時半より 法要です。
 お参りお待ちしております。

 
 

 


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彼岸の入り

2017年09月20日 | 仏教



きょうは彼岸の入り。
彼岸花が満開になりました。




お彼岸にお参りの方に、差し上げている小冊子です。

西原 師が冒頭書かれているのは

「彼岸」とは、仏さまの世界のことです。この世界の 界 は、仏教用語で「たもつもの」という意味です。

 
「此岸」は、その場、その時の私の思いで変化し、私の感性で感受する世界ですが、
「彼岸」・「仏さまの世界」とは、仏さまの感性: 自分のフィルター(主義主張)を通さない物の見方、また、自他の境がない、智慧と慈悲の 界 なのでありましょう。

 「仏の世界」は、美しいですね。
有ることが難しい、有難い世界・境地ですね。
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最近読んだ本

2017年09月18日 | 本紹介


かって、連合赤軍のメンバーだった、今は、初老の女性が主人公のお話です。
夢中で読みました。

ちなみに、30代前半の娘に「連合赤軍って知ってる?」と尋ねたら、
即「ああ、カップヌードルね
「えっ、なんで

1972年事件当時、まだ、カップ麺が世間で、それほど認知されてなかった時、浅間山荘事件(ずっとテレビ中継されていた)で、2月の厳寒の中、テントで警察官が湯気をあげて食べていて、世間に認知された そうな。
 
 そんなカップ麺の話、私のほうが知らなかった・・・





これは、ホラー。
新聞に、1番怖いホラーと紹介されていたので、怖いもの見たさで読みました。

 本当にゾーと、怖いです。

私は小野不由美さんの著者は初めて読みましたが、
主人公が、京都の真宗系大学出身で、真宗教義に詳しいことに興味をもちました。
 なんと著者ご自身が、そうだったのですね。
 物語に直接関係ありませんが、この本の中でも、世間で誤解されがちな「悪人正機」を正しく解説されています。
 
 
さて、法専寺のホラー?を2つ。

 その1,夜、鍵をかけたはずの本堂の向拝口(ごはいぐち:本堂の出入り口)のセンサーが何かを感知して、ポロポロと鳴る。
 本堂を見に行っても誰もいません。きゃあ~ 

 これは、本堂に入り込んだ昆虫などが、センサーを横切ったせいです。

 
 その2,雨の夜、暗闇に鴨居から白い物がブラブラと。きゃあ~ 

 はい、これは、夜、洗濯して干した、住職の白衣とステテコです。


 お寺の最上のホラーは、ご案内したのに、誰1人、お参りがないこと・・・でありましょう。 きゃあ~
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敬老の祝賀会

2017年09月17日 | 雑感
 きょうは、母がお世話になっている老人施設の「敬老の祝賀会」でした。 
 
 出席の返事をしていたところ、この台風。
 昨日、施設の職員さんから電話をいただき、
施設内では予定通り祝賀会をするが、家族は、出席の無理をなさぬようとのこと。

 私も無理かな~と、思っていましたが・・・

 結果、佐賀は、構えていたほどの台風の影響はなく、予定通り、出席。

 式典では、最高齢の107才をはじめ100才以上5名(内、今年度100才の方3名)と、今年米寿をお迎えの2名の表彰がありました。

 母の施設だけでも100才以上の方が5名。

 車椅子ですが、皆さん、まだ、しっかりしておられ、式典の後は、家族と一緒に食事したり、午後は、歌やゲームで楽しく過ごされました。

 母と同じブロックに居住されている方々とお話する機会が多いのですが、 皆さん、母と同様、年老いて、役に立たないのに長生きして申し訳ない、でも、なかなか(お浄土の)お迎えがこない と、言われ、ただただ、感謝の気持ちで生活しておられます。

 そんなに申し訳ないと仰らなくても、先輩方が頑張ってこられて、今の私たちがあります。

 そして、早世しない限り、誰もが「老人」になります。私の行く道でもあります。

 釈徹宗先生が仰るように、「お世話され上手」でいらっしゃってください。

 「敬老」され、安心して、長生きできる世の中であり続けたいと思いました。
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9月の言葉

2017年09月15日 | 仏教


 20日は、彼岸の入りです。
 彼岸に合わせて咲く、曼珠沙華・彼岸花。彼岸には満開になるでしょう。 
 ちなみに、写真の彼岸花、根元の葉っぱたちは、別の夏のお花の葉です。

 今朝、台風のニュースを見ようとTVつけたら、また、また、北のミサイルが日本列島を飛び越えたとか・・・
 

 さて、台風18号。
 まだ遠いはずですが、佐賀は、朝から結構強い風が吹いています。

 この連休、あちらこちら、敬老会の行事が予定されています。
 ウチの町区は、日曜日に予定通り決行、との連絡がありましたが・・・どうなるでしょう。

 
 さて、法専寺山門前掲示板、今月のことばです。

 彼岸
 かの岸
 さとりの世界
 此岸
 この岸
 煩悩の世界

 

 
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秋の行事案内

2017年09月14日 | 行事・案内
 

 「キテラ」(お寺で楽しむ子ども達のイベント)の新しいチラシをいただきました。
 
 「慈恩」(バイオリンとピアノのデュオ)や、龍谷高校のブラスバンドの出演もあるようです。
 今年も出演される龍谷高校書道部のパフォーマンスは、昨年も拝見いたしましたが、お見事でした。

 孫をだしに、私自身が楽しみたいと思います。


 

 
 こちらも毎年開かれる「節談説教布教大会 in 九州」

 日時:10月5日 午後1時~ 
 会所:高徳寺(唐津市) 

 「節談説教」とは、ご法話の中で、時折、節をつけて、語りかける(聴聞客の情感に訴える)お説法です。

 そのお説法に、聞き手は、念仏を称えて「うける」・・・
 「(その話)うける~~」と、若い方が使いますが、どうぞ、ご法話を聞いて、念仏でうけてください

 どなたでも、お気軽にお参りください。    
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