お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

ドイツより

2014年08月30日 | 雑感
夫の姪(6年前の巡番報恩講では、法要前のひととき、歌を披露してくれた声楽家)が、ドイツから帰省中(実家は関東)で、きょうまで夫婦で、佐賀(母親の実家のウチ)に来てくれていました。
 彼女の夫はドイツ人。日本大好きのドイツ人のMです。

 Mが、日本に興味をもつ、きっかけとなったのは、子どもの時ドイツで観た、黒澤明の映画。

 剣道が好きで、尊敬するのが宮本武蔵。
「葉隠」(佐賀の武士道)についても、私より詳しそう・・・
 ウチの居間(畳の部屋)では、背筋の伸びた正座。たたずまいが、武士ですね~

 昨年、来日した時は、西本願寺に参拝し、感動したそうです。(ドイツ語のパンフレットもあったらしい)
彼曰く、
「親鸞の本を3冊購入して読んだが、難しくて、よくわからなかった」

 ウチに滞在中は、ちゃんと早起きして、朝のおつとめにお参り。
 お寺の雰囲気・仏教も大好きだそうです。

 写真↑は、お土産にくれたドイツ南西部(フランスやスイス国境に近い)ワイン産地・フライブルグの白ワイン。
 一同で、とても美味しくいただきました。

 いやあ、楽しかった~ いろいろな話が聞けて・・・
 
 遠路、佐賀まで来てくれて、本当に感謝です。
 ぜひぜひ、また来て、楽しいお話聞かせて下さいね~

 
 
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浄土真実の味わい

2014年08月29日 | 仏教
 一昨日、数ヶ月ぶりで、ビハーラ活動(毎月、特別養護老人施設を訪問)に参加。

 組内M師のご法話をホールに集まられた入所者やデイサービスの方々と共に聞かせていただきました。

 3首 教えていただいたのは

 鎌倉時代の源信上人の歌(新古今和歌集)

 われだにも まづ 極楽に生まれなば
 知るも知らぬも みな迎えてむ


 (極楽浄土に生まれたならば 誰もを みんな 浄土に迎える はたらきをしましょう)


 (詠み人知らず)
 極楽浄土は一所 つとめなければ ほど遠し
 我らが心の愚かにて 近きを遠しと思うなり


 (極楽浄土は倶会一処 聴聞させていただかねば 自分を賢いと思ってしまう愚かさのため 自分で浄土を遠ざけてしまう) 


 一遍上人の歌

 法の道 歩行より行くは 苦しきに
 誓いの舟に乗れや 諸人


 (仏道を 歩いて 進むのは とても難しい
 阿弥陀如来の本願の(如来がご用意くださった)舟に 皆さん、乗らせていただきましょう)


 ご法話をお聞かせいただいた後は、同じくM師のご指導で

 「だめでもともと音頭」と 「ぼけたらあかん長生きしなはれ」 
を一同で踊りました。(座ったまま踊る振り付け)


 

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2014年08月26日 | 仏教
 「法」

  世間で使う「法」、例えば、法律や、法則など・・・は、
 決まり事、守らなければならないこと という意味で使われるので

「仏法」と聞くと、仏教の掟・仏教で守るべき戒律 をイメージされる方もおられるかもしれませんが、

 仏教で言う「」とは、
インド語の「ダルマ」=真実 を意味します。

 世間で使う「真実」は、ちょっと、主観的な濁りがありそうな「真実」ですが、

 仏法の「法」は、一切の主観が混じらない
「いつでも どこでも 決して変わることのない真実を 法 というのである」(「字問字答」本願寺出版社より)

 「仏法」とは、仏教界の価値観だけで通じる「真実」でなく、

 諸行無常(全てのものは、常ならん、移ろう)
 諸法無我(全てのものに、実体はない、我も今、たまたま いろんな縁により成り立ったもの)
 涅槃寂静(真実を覚り、安らぎを得る)

 ( )内は、私の勝手な注釈です。

 世界中、いや、宇宙のどこでも、いつの時代でも、変わらない真実、真如を、「法」とか「仏法」と言います。

 「真実」の生き方 から、ずっと、ずっと ほど遠い 私 だからこそ、
人生において、拠り所と させていただくのが、
「法」・「仏法」であります。


 

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佐賀県 名護屋城

2014年08月24日 | 佐賀ネタ
大河ドラマでは、いよいよ、軍師官兵衛が、九州にやって来ますね。

 図書館で借りた
写真↑ 「佐賀県 謎解き散歩」(新人物往来社)

 その中にも、もちろん紹介されているのが、

 秀吉の大陸出兵の拠点とされた

 肥前名護屋城(現 佐賀県唐津市鎮西町)

 1591年に、黒田長政の指揮の下、九州の諸大名により、築城が始められ、当時、大阪城に次ぐ規模の城が、およそ半年で完成されたと言われています。
 「建物群は、全て江戸時代初期に、家康によって、取り壊されたが、今も残る『肥前名護屋城図屏風』(本城跡に隣接する名護屋城博物館にて常時展示)によって当時の様子を知ることができる」 とのこと。(残念ながら、私はまだ行ったことがない・・・)

 また、全国大名(徳川家康、前田利家、加藤清正、石田三成、伊達政宗・・・もちろん黒田)の陣屋配置図も展示されているそうです。

 秀吉の死まで、7年間の都。
 その名護屋城天守閣をCGで再現するプロジェクトが佐賀県により進められていて、年度内の公開を目指しておられるようです。
 
 

 
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外国語対応

2014年08月22日 | 行事・案内
 昨日は、娘(若坊守)が、日帰りで京都へ。(2人の孫守り、頑張りました)

 娘の京都行きは、スペイン人の友達が、兄弟で日本旅行に来られていたため。

 西本願寺に、ご案内したそうですが、スペイン語の案内(パンフレット)もあったそうで、
「余所のお寺ではスペイン語の案内はなかったのに、ここにはあった
と、とても喜んでおられたそうです。

 それを聞いて、私までうれしくなりました。

 西本願寺のパンフレットは、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語・・・など準備されているようです。
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暴流

2014年08月20日 | 仏教
 お盆が過ぎ、1ヶ月後には、秋の彼岸法要です。

 「お彼岸 秋」(本願寺出版社)に、K師が、「彼岸に至る道」と題して、書かれておられますが、その中に
暴流」(ぼる
という言葉が出てきます。

 「暴流」とは、穏やかな心を一転させる 煩悩のことです。

 親鸞聖人の「高僧和讃 道綽讃」に

 濁世の起悪造罪は
 暴風駛雨にことならず
 諸仏これらをあはれみて
 すすめて浄土に帰せしめり


という和讃(漢文でない、和文の讃歌・詩)があります。

 「濁世」とは、汚れた世の中・濁りの目で見る世界
 「駛雨」(しう)とは、豪雨

 私がおこす様々な罪は
 暴風や豪雨のようなものである
 仏さま方は、そんな私をあわれんで
 浄土の教えに気づくように願われている


 ここで、ご紹介した「暴流」は、心 のことですが、

 ここからは、気象の豪雨。

 広島では、幼いいのちが失われる、悲しい大変な被害が出ています。
 佐賀でも、日曜日午後(夏祭り)の数時間を除いて、ずっと雨。
昨日からは、時々、滝のように雨が降っています。

 「暴流」について書かれた、冊子「お彼岸 秋」は、お彼岸参りのご門徒さんに配布の予定です。
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我が町お祭り

2014年08月18日 | 雑感
連日の雨・・・の中で、奇跡的?にも思える昨日午後の快晴
ウチのK町のお祭りが、小学校グランドでありました。

 自治会、社協、Kボランティア、小学校PTA、中学校PTAなど・・・K町各団体が出店を出し、地区対抗のダーツ大会、子ども御輿や、保育園児による太鼓演奏、小学生によるダンス、葉隠太鼓、よさこい踊りなど、グランドでイベントが行われている間、
自治会婦人部の役員(今年、務めさせていただいている)で、かき氷の販売を担当。 (途中、ウチの若家族もかき氷買いに来てくれました)
 
 業務用のかき氷機で、氷のブロックを削って、大きめカップに山盛りつめ、お客さんの好みを聞いて、蜜をかけて・・・と、てんてこ舞い。6時過ぎには、かき氷完売。

 日が暮れてからは、みんなで盆踊り、抽選会、打ち上げ花火で、8時過ぎに無事終了しました。

 楽しかった~

 さて、写真↑ は、我が町公民館のトイレの貼紙です。

 水に流して、未来志向

 

 
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漫画 親鸞さま

2014年08月17日 | 本紹介
 「漫画 歎異抄」 に続く、

 「漫画 親鸞さま」 本願寺出版社

 最近、海堂尊さんの著書に加え、同じく医師でもあられる久坂部羊さんの著書
あるいは、池井戸潤さんの著書など読んで、あまり仏教の勉強をしていない私です。
 池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ
 昨日、読み終わりましたが、ハラハラドキドキ、で、面白かった~
 
 お盆ぐらいは、仏教関係書を・・・と
墓参りのご門徒さんが、庫裏に挨拶にお立ち寄りくださる
その応対の合間に、読んでいたのが

 「漫画 親鸞さま

 親鸞聖人の一生 を わかりやすく ご紹介くださっていて、
 大好きな「「漫画 歎異抄」同様、ジーンと心にしみます。

 
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ダーナ

2014年08月15日 | Weblog
 昨日から、雨続き・・・もう、秋雨前線なのでしょうか
 きょうの盂蘭盆会(うらぼんえ)も小雨の中、たくさんの方々にお参りいただき、ご一緒に「正信偈」をお勤めしました。
 今年は、4回の法座とも、若院が調声(ちょうしょう:勤行の導師)をつとめ、その後、40分ほど、住職の話を聞いていただきました。
 若い方も法座にお座りいただき、本当にうれしいことでした。
 有り難うございました

 さて、ダーナとは古代インド語で「布施」を意味する言葉です。ダーナという音を漢字にあてた言葉が「檀那」。
「ダンナさん」とは、周囲に布施をする方なんですね~

 以前にも拙ブログで、ご紹介しましたが、
「無材の七施」(金銭だけでない布施です)

 心がけたいと思います。

 
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ひとりじゃなかもんTシャツ

2014年08月14日 | 行事・案内
 盂蘭盆会1日目無事終了。
 きょうは、たくさんの方々にお参りいただきました。
 特に、午前10時からの法座には、本堂にあふれる120名くらいの方々が、お参りくださいました。

 3世代おそろいで、親族おそろいで、総勢12名のご門徒さんもありました。
 お祖父ちゃん、お祖母ちゃんに抱かれた、まだ、何も分からない赤ちゃんも
また、「お寺の法座なんぞ、ウザイ」と感じていそうな若者も、
素直にお祖父ちゃんお祖母ちゃんと本堂に座ってくださり、本当に有り難いことでした。

 皆様、ようこそ、ようこそ ありがとうございました

 きょうは、ウチの女3人(私、長女、次女)は、おそろいの「ひとりじゃなかもん」Tシャツで、お接待。

 ご門徒さんの中には、このTシャツを気に入られて、「Tシャツが欲しい」と、おっしゃる方もおられました。
 
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