お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

賑わいました

2010年04月30日 | 雑感
 昨日の法専寺「降誕会&門徒総会」には、80名の出席をいただきました。
特に役員さん方には、駐車場整理、受付、
門徒総会の司会進行、報告説明、降誕会祝賀会の準備、片付け・・・等々、慌ただしくお手伝いをいただき、本当にありがとうございました。

 祝賀会も賑わいました。

 その中で、T氏がご紹介くださった 
平戸藩 松浦静山が作られた「老い」の詩です。

  シワが寄り ほくろができる 腰曲がる
頭は禿げる 髪白くなる

 手は震う 脚はひょろつく 歯は抜ける
耳は聞こえず 目は疎くなる

 くどくなる 気短かになる 愚痴になる
思いつくこと 皆 古くなる

 またしても 同じ話しに 孫 誉める
達者自慢に 人を侮る

 聞きたがる 死にともながる 寂しがる
でしゃばりたがる 世話焼きたがる

 身に合うは 頭巾 襟巻き 杖 眼鏡
湯葉 温石 尿瓶 孫の手


 私もY氏に
「坊守さん 猫背になってますよ。もっと胸をはって、(向かいの席におられた美人のMさんを指して)こちらの奥さんのように、身綺麗にしてないと、ご住職に嫌われますよ
と注意を受けた・・・

 う~ん、自分で気づかないだけで、そんなに「イケテナク」て「オバサン化」いや「老化」が進んでいるのか~
気をつけよう



 
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ご先祖様 その2

2010年04月29日 | 仏教
 ご門徒のご親族の若いご家族(20代と思しきご夫婦と生後6ヶ月の赤ちゃん)が来寺。

 「○○家(ご自分の家)ご先祖の過去帳を調べて欲しい」というご依頼。

 「どうして、ご先祖の過去帳を調べようと思い立たれたのですか」と尋ねたところ

 「親戚の者が『あなたも新しく所帯をもったのだから、先祖をお祀りしなさい』と言うもので・・・」というお答え。

 さて、何から話したらいいか・・・と思いつつ、私なりに一生懸命

 お仏壇の意味、仏さまのこと
 
 つまり、仏壇は 単なる ご先祖(故人)を偲ぶためだけ の入れ物ではなく、
 阿弥陀と称する 私を 私たらしめている 大きな「はたらき」に心を合わせる
家庭の(家族の心の)拠り所であること

などをお話させていただきましたが・・・

 大丈夫だったかな~
ベラベラ説明する「お寺のオバサン」を疎ましく思われなかっただろうか

 また、お寺に足を運んでくださることを願っているところです。
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NHK「こころの時代」

2010年04月27日 | 行事・案内
 藤田徹文先生が、NHK教育テレビ「こころの時代」でお話になります。

 テーマは、「いのち」の出遇い

 放送は、5月 2日(日)早朝、午前5時~6時
再放送が、5月10日(月)お昼、午後2時~3時

 3月10日、積雪30cmの大雪の広島ご自坊で収録されたそうです。
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ご先祖様

2010年04月27日 | 仏教
 昨日から、組内S寺さんで「巡番報恩講」が始まり、法専寺のご門徒さんもたくさんお参りに。私は「法専寺の母」の3人をお乗せて、お参りへ。

 ご講師は、以前ご紹介したことがある(たくさん著書を出版しておられる)藤田徹文師。
 
 大変わかりやすく味わい深いお話いただき、大変有り難いご縁でした。「法専寺の母」達も、とても歓んで帰られました。

 そのお話の一つをご紹介です。

 仏教を「先祖崇拝」の教えと誤解している人が多い。
「ご先祖様を大事にしていたら、自分の人生が順調にゆく」と思っている。
 
「ご先祖様を供養すれば、あなたの人生がうまくいく」と教える宗教があるならば、それは、本当の教えではない。

 人生、努力してまじめに生きていても、いつ、何が起こるかわからない。
 
 決して、平坦ではない、山あり谷ありの人生。
 
 うまくいくことを願うのではなく、
ままならない、大変な、人生を 生きる道 を説くのが 仏教 である
 
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マザー・テレサ

2010年04月25日 | 雑感
 昨日、ソロプチミスト(国際的な女性のボランティア団体)の佐賀某団体によるチャリティバザーと上映会へ。

 映画は、オリビア・ハッセー主演の「マザー・テレサ」

 1946年混乱のインドのカルカッタ。カトリック修道院の女子校教諭だったマザー・テレサが、貧困にあえぐ、見捨てられた病人、孤児を一人でも救い、苦しみに寄り添うために立ち上がるところから映画は始まります。

 マザー・テレサは、教会(組織)に従うのではなく、God(神)意志に従って、救済活動をするため、所属していた修道会を出て、新しい修道会を創立します。

 今、混迷の日本政界で、離党、新党結成が続いていますが・・・

 マザー・テレサは、全く「我」(私利私欲)がなく、苦しみにいる人々を救うことに奔走するための独立だった。そして、たった一人で始めた尊い言動は、人々に感銘を与え、人を動かした。

 日本の政治家は、「政党のため」「自分のため」ではなく、「国民のため」に動いて下さっているのでしょうが・・・  
 その言動が、国民に感銘をあたえ、賛同させる 尊さがなく、残念に思います。

 さて、我が身は・・・

 宗教は違えども、「仏教者」の一人として、私自身恥ずかしく、いろいろ、考えさせられました。

 マザー・テレサは、自分に賛同してくださる方の「組織化」(組織化して、無駄なお金を使うこと)を嫌った。いつも、原点を忘れられなかった

 教団に身を置く一人として、教団内の「自分のため」でなく、「人々のため」にだけ活動しているだろうか
 教団内も「事業仕分け」が必要なんじゃないか・・・



 
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降誕会&門徒総会

2010年04月24日 | 行事・案内
 法専寺では、毎年4月29日に

 午前10時~「降誕会」(ごうたんえ):親鸞聖人のお誕生日(5月21日)をお祝いする集い

降誕会のおつとめ、法話の後、引き続き、
「門徒総会」(昨年度の行事・会計報告、今年度の行事予定・事業計画を 総代役員さんが、報告し、質疑応答)を開いています。

 「門徒総会」終了後は、降誕会の祝賀会です。
  
ということで、

 ご門徒の皆さん、

 締め切りは過ぎましたが、まだ、間に合いますので、
出席の方は、準備の都合上、早めにご連絡くださ~い

 

 
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神社とお寺と自治会と

2010年04月22日 | 雑感
 お寺に住んでいる者の悩みごとに、神社と、どう関わるか・・・があります。
いえ、正確に言うならば、「自治会」の神社行事に、どう関わるか・・・です。

 現憲法上は、信教の自由があり、「神社」も「お寺」も、それぞれ、ひとつの「宗教法人」であります。
 
 でも、今もって、住人は「全員氏子」であり、自治会で「神社の掃除当番」「神社のお祭り当番」があります。

 「仏教」であるお寺の者が、「神道」の神社に関わることには、信心上、抵抗があります。

 「うちはお寺だから行きません

と、前住職の時代は、それで済みました。
地区の方も「お寺さんだから当然」と認めてくださっていました。

 でも、時代は変わり、今は、そうはいきません。

 ご近所の皆さんは、「神社の掃除」というより、「自治会の掃除」・つまり、自治会全員で協力する掃除 という認識のほうが強いので

 前代のような態度では、「お寺は、自治会に非協力的だ」ってことになります。

と、いうことで、ウチでは「神社(自治会)の掃除」には、できる限り、顔出ししているのであります。
 う~ん、悩ましい・・・
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待っていたよ~

2010年04月21日 | 雑感
 ビハーラ(浄土真宗本願寺派で行っているボランティア活動)で月1回、某老人施設を訪問しています。

 その入所者の80代のAさん。
 Aさんは、気位高く、大変しっかりされています。
いつも、きれいにお化粧し、おしゃれ。
 
 今年に入ってから、そのAさんが、私を気に入ってくださっています。
 昨日も、「あなたの訪問日を指折り数えて楽しみに待っていたよ~」と、大歓待。
 
 きっかけは、Aさんがご趣味の日本舞踊。
 ご幼少の頃から習われていた日本舞踊の曲と歌詞は、今でも鮮明に記憶されています。
 
 実は私、幼稚園~小学校低学年の頃まで、祖母の趣味で、日本舞踊を習わされていました。
 今は、全く覚えておらず、子どもの頃の白黒写真(時代を感じます・・・)を見て、
「ふ~ん、発表会の舞台で踊ったりしていたんだ・・・」と思う程度。

 でも、テキトー、お調子者の私は、Aさんに話を合わせるため、題名だけ思い出した舞踊曲、「藤娘」と「御所車」をリクエストして、Aさんに歌っていただいた。

 朗々と気持ちよく歌われたAさん。
すっかり、私が日本舞踊に精通していると誤解され、それから私の大ファンに。

 私は、ただ、ニコニコして、Aさんの自慢話を聞いているだけです。

 「待っていたよ~」と言ってくださるAさん。
 
 こんな私でも、Aさんが朗らかになられることに、少しでもお役にたっているのであれば、こんなにありがたいことはありません。
 私もシアワセをいただいているのであります。
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昨日は

2010年04月19日 | 雑感
 昨日は、1日慌ただしかった。

 まず、早朝、町内の神社の境内清掃へ(地区集落ごとに掃除当番があり、昨日は、ウチの地区が掃除当番だった)

 帰宅して、急いで、本堂掃除、外掃除。
 
 11時からNさんご一族が仏事でお参りにみえ、お茶接待。
 お見送りし、大急ぎで、午後1時半からの総代役員会の準備。

 昨日は、新年度の役員会。

 会議後、お弁当で夕食。ビール、日本酒、焼酎、そして、ノンアルコールのビールも用意して・・・

 昨日で、「法専寺の父」のようなM氏が、20年近く務めてくださった「総代役員」を辞任された。今、腰を痛めておられるため、「娘」の私が、M氏を送迎。

 まあ、今年は、娘もいて、手伝ってくれたので、何とかできました。

 後継者夫婦も会議に参加し、私たち住職・坊守亡き後、ご門徒の皆さんに、ご迷惑かけないよう、自ら、すすんで、お寺のこと(決まり事、申し送り事項など)を覚えてくれています。

 役員さんも時代に即したお寺の運営(あり方)を考えてくださっています。
 本当にありがたいことです。

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自分の思い込みの世界

2010年04月17日 | 雑感
 昨夜、二女と映画へ。

 観たのは、レオナルド・ディカプリオ主演の「シャッターアイランド」

 時は、1954年、「精神を病んだ犯罪者」が収監されているアメリカの孤島 でのサスペンス。

 本編上映に先立って
「人は、錯覚や思い込みにとらわれやすいこと」
「謎解きのため、言葉、表情、視線、手の動きなど注意深くご覧ください
驚愕の結末は、決して、人に話さないでください
という内容の字幕が・・・

 というわけで、内容は一切ふれませんが

ゾ、ゾ~っと鳥肌が立ち、ドキドキハラハラ。面白い映画でした。

 精神を病んだ方だから、認知が歪んでいる・・・のではなく、
私も「自分は正常だ」と思い、自分が見たいように見て感じる「自分の思い込みの世界」に生きている

 また善人ぶっているけれども、縁によっては、人殺しもしかねない・・・

 「思い込みの世界」を揺さぶる、恐~い映画 
 そして、結末を知ったところで、もう一度、最初から、じっくり見たくなる映画であります

 
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