お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

結婚記念日に

2008年04月29日 | 雑感
 結婚記念日に、夫が急病になりました。
 平穏、のんきに生活してきた私にも「いよいよ来たか」って感じです。

 きょうは、降誕会+門徒総会でした。

 一部のご門徒さんさんは、すでにご承知でしたが、何も知らずに、本日の降誕会+門徒総会にお参りくださったご門徒さんは、

 まず、何故、住職が不在なのか・・・そして、何故、坊守が色衣・五条袈裟の姿でいるのか 不思議に思われたことと思います。

 そして、お勤め(読経)前の私の事情説明(お詫び)を聞いて、本当に驚かれたことと思います。

 この数日、ご門徒さん、親族の協力をえて、きょうの法要まで無事勤めることができました。

 皆様、本当にありがとうございます。

 しばらく大変ですが、しっかり、法専寺を守りたいと思っています。
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長い一日(実家 編)

2008年04月26日 | Weblog
 昨日の続きです。
 午前10時、E寺ご住職においでいただき、父の仏事。
 一緒に「十二礼(じゅうにらい)」のお勤め。

 午後はmixiで知り合った高校の先輩(オーストラリア在住)が、ちょうど帰省中ということで、実家までお出でいただきました。
 
 パース(オーストラリア西海岸の都市)の生活のこと、お仕事関係のこと、興味深い、おもしろいお話を 母、兄共々に聞かせていただきました。
 
 お話が楽しくて、あっという間に4時に・・・
 まだまだお聞きしたいことが山ほどありましたが、本当に残念なことに、私は6時から組内会(お寺の組内の住職会議)にウチの住職さんの代理で出席しなければならなかったので、私だけ一足お先に帰路へ。

 先輩のパース生活のお話で一番「なるほどなあ」と思ったのは、先輩が当地で剣道を指導しておられる時のお話。
 
 日本人に対してならば、「腰をいれろ!」と注意、指導すれば、すぐわかるところ、外国人に対しては、英語で相当する言葉がないこと。
 「腰」が「back bone」じゃ 何のことかわからないし。
 
 でも、動きを分解、いろいろ言葉を考え、その人、その人の欠点に応じて、的確に指導しておられるご様子。

 できない者の立場に立って、思いやりのある指導をしておられる先輩ゆえ、きっと、外国の方にも人気者だと拝察いたしました

 帰りは、高速下りて、いつもは通らない神埼、佐賀市の道を走り(知らない所を走るのは、不安半分、好奇心半分)組内会のあるH寺さんへ直行。
 議題が少なかったので、1時間ほどで終了、帰宅。

 こうして中身の濃い、短くもあり、長い一日が終わりました。

 


 
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長い一日(宮若市 編)

2008年04月25日 | 雑感
 実家の父の「月命日+百ヶ日」の仏事ため、今朝7:40 家を出て、実家のある福岡県直方市へ。

 吉野ヶ里町の東脊振インターから長崎自動車道にのり、鳥栖ジャンクションで九州自動車道に合流。若宮インターで高速を下りる。

(宮田工業団地の方面へ下りる私)いつもながら、高速を下りてすぐ、福岡県宮若市(旧・宮田町)にあるトヨタ自動車工場 従業員の方々の通勤車・大駐車場の横を通る。一体何百台、いや、何千台?あるんだろう。ここだけでも、すごい数の方々が、世界のトヨタを作っておられるわけで・・・
 毎回、その駐車場の車の数に圧倒されます。

と、ここまではいつもながらの光景。

 きょうは、芹田の交差点から、すぐ「直方方面」の新しい道路案内が・・・宮田市街地を通らない、新しいバイパスが開通していました
 
 表示に従って初めての道を快適に飛ばす
 すると、佐賀を出てから1時間25分、若宮インターで高速下りてから、いつもの半分の時間・15分で実家に到着できました  
 



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たまたまの人生

2008年04月24日 | 本紹介
 池田晶子さん著「暮らしの哲学」毎日新聞社

 p14に 「たまたま」のこの人生  という章があります。

 「格差」や「勝ち組」「負け組」に関して

 「格差」というのは、ひょっとしたら、外にあるものではなくて、内にあるもの、その人の心の中にあるものではないか。比較する心そのものなのではないか。

 そして、「たまたま」自分がここに生まれて、あそこに生まれなかった ということについて

 カースト社会の末端で飢えているのが、私なら、六本木ヒルズでセレブな暮らしをしているのも私だ。誰も彼もが私であり得るのだけれども、なぜだか私はここでこの人生をやっている。だとしたら、今のこの私の人生なんてものも、全く相対的なものじゃないか。

 私は、たまたま住職後継者と結婚したから、お寺に住んで、僧侶になる縁も恵まれ、何だかんだエラソウなことばかり言っている

 夫の職業によっては、その筋の「姐さん」になって、若いモンに檄を飛ばしていたかもしれない。

 いや、内戦の続く劣悪環境に生まれて、早々に死んでいたかもしれない。

 今、こうして「たまたま」「私という人間」を「ここで」生きていることほど不思議なことはない と思う。

 曾野綾子さんの本(何であったか忘れましたが)にも、こういう意味のことが書かれていました。

 私は、この世の人の身に起こりうることが、自分の身におこっても何の不思議もないと思って生きている。

 この覚悟(諦観・・・「あきらめ」というより真実を悟る)で生きていれば、人と比較しない人生に恵まれ、些細なことでジタバタするのが、少~しは、軽減されるように思います。

 それが難しいのですがね。

 

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教章

2008年04月23日 | 仏教
 浄土真宗聖典(赤の表紙のお経本)の0ページ(つまり、開いてすぐ)に記載されているのが「浄土真宗の教章」です。

 「教章」とは、「浄土真宗はこんな教えですよ~」という表明ですね。

 その「浄土真宗の教章」が、このたび新しくなりました。

 と、言っても、内容が変わったわけじゃなく(教えが変わるわけはない)、表現が、やさしく、わかりやすくなりました。(と、私は思う。聖典を開いて見比べてください
 宗名  浄土真宗
 宗祖  親鸞聖人
(ご開山) ご誕生  1173年5月21日(承安3年4月1日)
      ご往生  1263年1月16日(弘長2年11月28日)
 宗派 浄土真宗本願寺派
 
 本山 龍谷山 本願寺(西本願寺)
 
 本尊 阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)

 聖典  ・釈迦如来が説かれた「浄土三部経」
      「仏説無量寿経」「仏説観無量寿経」「仏説阿弥陀経」
     
     ・宗祖 親鸞聖人が著述された主な聖教
      「正信念仏偈」(「教行信証」行巻末の偈文)
      「浄土和讃」「高僧和讃」「正像末和讃」
     
     ・中興の祖 蓮如上人のお手紙
      「御文章」

 教義 阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏申す人生を歩み、この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って人々を教化する。

 生活 親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来の み心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。

 宗門 この宗門は、親鸞聖人の教えを仰ぎ、念仏を申す人々の集う同朋教団であり、人々に阿弥陀如来の智慧と慈悲を伝える教団である。それによって、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現に貢献する。

と、なっています。

「教義」「生活」「宗門」についての文は、初めてご覧になられた方には、「抹香臭い」ちょっと引いてしまう表現でしょうか

 まあ、短い文章で教義を表現するには、こういう表現しかないのでありましょうが・・・

 老婆心ながら、誤解がないようにお伝えしたいのは、「教義」のなかの「迷いの世に還って」という箇所。

 悟りの世界(浄土)に対して、娑婆世界(この世)を「迷いの世界」と申します。「迷いの世界に還る」のは、幽霊となって戻ってくるわけじゃありません。

 悟りの仏と成って、この世で迷っている(本人は迷っている自覚すらないのですが)人々を悟りに導くため、人々の心に「はたらく」ことを意味します。

 
 
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疲れる

2008年04月22日 | 雑感
 もともと頭の血の巡りが悪く、ボーっとしている私。
 よく言えば「素直」、悪く言えば「鈍感」
 
 前にも書きましたが、もし仮に、相手が最大限の皮肉を込めていても、それが表面上、賛辞だったら、素直に喜ぶという 脳天気、オメデタイ性格。
 
 相手が「結構です」と言われたら、その方の「遠慮」(日本人の美徳)を考慮するより、「はい、そうですか」と言うタイプ。
 
 相手の仰る言葉と気持ちが裏腹で、深読みするのが一番苦手。面倒くさいと思ってしまう。

 だから、坊守(お寺の奥さん)としては、至らぬことばかりだろうと思う。(本人は鈍感なので、相手を傷つけていることにすら気づいていないと思う)

 まあ、いいか~  ← またしても、ノーてんきな私 

 一人ひとり考えも 性格も 感受性も異なる・・・
 あまり、考えすぎると、自分が疲れるし、相手も疲れさせる。

 ただ、私、鈍感ながら、相手の気持ちを思いやることは、大切にしていきたい。
 
 それ以上のごちゃごちゃは、阿弥陀様におまかせであります。
 
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役員会

2008年04月21日 | 行事・案内
 昨日は午前中、住職と手分けして法務。
 午後は総代役員会。
 巡番報恩講の反省と仏婦役員人事もあり、仏教婦人会の役員さんにもお出でいただきました。

 前坊守(義母)が亡くなった昭和61年、前住職(義父)が、それまで名ばかりであった「法専寺仏教婦人会」を再結成。
 まだ西も東もわからぬ「若坊守」である私を支えるように義母から託されたM・Nさんが仏婦会長に就任。副会長のI・KさんとM・Sさんと共に、それから現在まで21年間、ずっと、頼りない坊守の私を支えていただいてきました。

 「法専寺の母」達には、いくら感謝しても感謝し足りないほどお世話になっています。
 その会長さんが体調不良のため、今年度、初めて役員交代。
 
 新会長は、前会長の娘のような年齢のM・Yさん(組の会長から教区の会長まで務めていただいていたので、対外的には、「法専寺の仏婦会長」と認識されておられた方)

 副会長(お二人)も辞意を伝えられましたが、二人とも辞めてしまわれるのは、困る・・・ということで、70代のM・Sさんが留任。
 ならば、今回、もう一人の副会長さんには、若い方に入っていただくべく、50代のN・Eさんを説得することに合意。

 昨晩、役員懇親会終了後、住職と二人でNさん宅へお願いに参上、半ば強引にお引き受けいただきました。ごめんなさいね、Nさん。

 今回辞任された80代の「法専寺の母」のお二人には、名誉会長、仏婦顧問として役員会に残っていただき、ご指導いただきます。
 不出来な「法専寺の娘」をお見捨てなく、これからもよろしくお願い申し上げます
 
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ジッポウ2008・春

2008年04月19日 | 仏教
 久々に行った本屋さんで「ジッポウ」2008・春号を買いました。

 「ジッポウ」は、前にもご紹介したとおり、本願寺の仏教総合研究所とダイアモンド社編で出している「21世紀のブディストマガジン」

 今回は本願寺第8代門主「蓮如上人」の特集となっています。

 その中の作家インタビュー 「小説 蓮如」PHP研究所刊 の著者・百瀬明治氏の言葉をご紹介

 かなり前ですが、ある仏教者と話をした時に、「人間の命は地球より重い」といわれるが、こんなバカな話があるか」と意見が一致しました。今でこそ地球温暖化で人間の文明が環境を破壊していることが理解されていますが、人間が大事だと最優先に考えるのはどうにもおかしい。(略)ヒューマニズムは人間世界では大切なことであっても、生物連鎖や地球環境から見れば逆にエゴイストですよね。
それを仏教は喝破しており、人間以外のあらゆる生き物も、そして山や川ですらも世界の一員であると、こんなすごいことを1000年以上も前に指摘しています。
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癒し

2008年04月18日 | 仏教
 昨日は雨の中、前・佐賀教区の仏教婦人会会長を務めていただいていたM・Yさんと「法専寺の歌」作詞者のM・Yさん(あら~、イニシャルで表記すると同じなんだ~)のお二人を乗せて、伊万里のJ寺さん巡番報恩講へお参り。

 先日ウチの巡番報恩講で講師を務めていただいたJ寺ご住職。3カ寺教区内巡番報恩講のご講師をおつとめでしたが、ご自身のお寺も会所当番にあたられていたんです。

 佐賀市のウチから伊万里まで1時間半かかると思っていたら、Mさんのナビのお蔭で1時間で到着。

 ウチにもお参りにおいでいただいたJ寺仏婦会長さんはじめ、皆さんに歓待していただき、ゆっくりお聴聞させていただきました。

 昨日のご講師、熊本教区のK師。お話が面白くて、一同爆笑 涙を流して大笑いして帰りましたが、その中で、印象に残った言葉を一部ご紹介

 今、「いやし」がブームですが、

 その場しのぎの「いやし」でなく、
 どんな状況になっても安心(やすらかな心)である
 「大安心」に出逢うのが仏教の教えである 

 
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プロジェクトB

2008年04月16日 | 行事・案内
今回、初めて知ったのですが、
 浄土真宗本願寺派 佐賀教区 若手僧侶有志 が 立ち上げられた「プロジェクトB」

 案内状によりますと、

 「坊さん」の頭文字B、「自分たちのできることをやる、それは大それたことでなくていい、B級でいいじゃないか」のB、「Buddhist]のB

 それで、「プロジェクトB」(http://www.pro-b.org)

 第1弾の企画として、

 現在、日本の若者は、総キリスト教徒かと思うほど、結婚式の選択肢に「仏前結婚」がない状況なので、

仏前結婚式をPRしよう   

ということで、パンフレット、ポスターを作成してくださったようです。

 お寺でなくても、式場で仏前結婚式の支度はできます。
 着物でなくても、ウエディングドレスでも何でも服装は自由です。
 
 パンフレット、ポスターの作成、
 若手僧侶さん、よいことを思いついてくださいました。
 浄土真宗の よき営業(布教)マンとしてのご活躍を お寺のオバサン、陰ながら応援しております。

 



 

 
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