お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

みんな違う

2011年08月31日 | 仏教
 金子みすゞさんの詩に
みんな違ってみんないい
という有名な言葉があります。

 先日、TV「世界一受けたい授業」で、
幽霊を見たり、かなしばりの状態になるのは、(「霊」のせいではなく)
各自の脳の機能(認知)によるもの・・・というのがあっていましたね。
 
 つい、自分が認識しているのと同じように、他の人も認識している
と誤解しがちなのですが、
 各自、自分の脳によって、見ているものが、相当異なるのでありましょう。

 私が「赤色」と認知している色が、他の方が認知している「黄色」かもしれませんし・・・

 心も

 似たような感性の人はいても、自分と全く同一の人は、いない。
 遺伝子も育った環境も違うのだから、一人ひとり違って当たり前。
私は、あなたとは違うんです」という言葉(元総理の返答)がありましたが、わざわざ言わなくても、みんな違うんですよね。
 
 自分の感性で相容れないとしても、認め合う、許し合わないと・・・と思います。

 自分を正当化して相手だけを責めるのが地獄
 自分も許されていると認識し、
「みんな違ってみんないい」のが、浄土なんだと、
あらためて味わい、自分に言い聞かせております。 
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5年

2011年08月29日 | 雑感
 拙ブログを始めて、5年が経過しました。
お付き合いくださっている皆々さまに厚く御礼申し上げます。

 ブログを始めた当初、夫と二人暮らし。
 一般の仕事と住職の務めで超多忙な夫は「亭主元気で留守」。 私一人、お気楽に寺の留守番をしていました。

 それから5年間。
 うれしいこと、悲しいこと、心配なこと、緊張すること・・・
実にさまざまなことがあり、
 
 こころもコロコロ。天上から、修羅、餓鬼、地獄まで、行ったり来たり・・・

 こころが苦しいのは、自分中心の物の見方によって、
自分に好都合なことを望むから・・・と、わかっちゃいるけど
こころは、すぐに暴走し、自分の思いに囚われる


 年を重ねても、こころコロコロ、成長のない私ですが、
きょうも、
南無阿弥陀仏と、
生かされて生きています
。合掌
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お斎を続ける理由

2011年08月27日 | 雑感
 前回の続きです。

 お寺で「お斎(とき)」接待するのは、代々、ご門徒女性です。
現代の若手男性は、厨房に入ることに、何の違和感も、もたれないでしょうから、今後は男性にお当番をお願いしていいかもしれません。

 ただ、性別問わず、料理すること自体に問題なくとも、
お寺で「お斎作り」当番に、かり出されること自体に問題を感じる方が、これから増えてくることは、間違いありません。

 「わざわざお寺で、お斎など作らなくても、業者に精進弁当を注文すれば簡単じゃないの
とか、
 「忙しいのに、お寺に行ってあげるのだから、日給をもらいたいくらいだ
と思う方(法専寺には、おられません)など・・・

 私自身、簡単便利が大好きで、面倒、おっくうな性格ですから、
もし私が逆の立場(ご門徒の立場)だったら、溜息ついて、
「え~また当番で出なきゃいけないの~ お寺って、面倒くさ~い
と思うに違いありません。

 でもね。仏の教えを拝すればこそ、
自分の自由な時間を削って、他人のために、奉仕する
キツイ思いをして、お金にならないことをする

って、大切なことなのではないか・・・

 お寺って、そういう大切な心(心の余裕)を思い出す場所ではないのか・・・

 ますます簡単便利になってゆく風潮に逆行し、お寺で手間のかかるお斎作りをする理由は、そういうことだと思うのです。



 
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精進料理講習会 その2

2011年08月26日 | 行事・案内
 私は形ばかりのアマチュア主婦ですが、家事一般に手抜きがない、プロの主婦の方々に「法専寺のお斎」の味を教えていただきたい
ということで、秋の若婦人の集いは、通常の勉強会ではなく、
「精進料理講習会」を行うことになりました。

 法専寺での料理教室は、初めての試みです。

 「忙しい若い方が、わざわざ精進料理を習いに来ないだろう 誰も参加しないのでは・・・と言う反対意見もありましたが、
 最初からあきらめて、何もしないより、
一度やってみよう
と、いう仏教婦人会会長さんの熱い思いがあり、決定しました。

 ご門徒の皆さまには、お彼岸法要と共にご案内いたしますが

 日時:10月15日(土)午前9時~午後12時半くらい
 場所:法専寺門徒会館台所
 定員:15名程度
参加費:無料

 今回は、あらめ煮、白和え、野菜の煮物  を ご指導いただきます。

 準備の都合上、10月10日までにお申し込みください
 女性のみならず、男性のご参加もお待ちしております
 

 
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精進料理講習会

2011年08月25日 | 行事・案内
 お寺では、法要(法座)の折、
精進料理(肉魚を使わない料理)で参詣者を接待することが多々あります。

 仏事でいただく精進料理のことを「お斎」→おとき と 言います。

 今は、70代、80代のベテランご門徒女性が、上手に美味しく「精進料理」を手早く作ってくださっていますが、
 60才以下となると、仕事に出ておられる方が、大多数であり、時間がない。
また、私のように、「面倒くさい、おっくう」と思う者は、
ちゃっちゃっと簡単便利が大好きで、じっくり手間と暇をかけて料理をすることが少ない。

 先輩門徒さんが、手間暇かけて作られる料理は、本当に美味しい
 一方、手抜きは、手抜きの味しか出ない・・・

 この先輩主婦の方が、ご健在の間に、料理のコツを教えていただかねば
美味しい「法専寺のお斎」の味を 何としても継承しないと勿体ない と思い立ちました。

つづく・・・
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「月光の夏」 を観て

2011年08月23日 | 雑感
 お盆直前の夜、知り合いに誘われて、
朗読劇「月光の夏」の舞台を拝見しました。

 原作・脚本は毛利恒之氏

 ピアニスト・植田伸子さんのベートーベンピアノソナタ第14番(月光)の調べにのせての朗読劇で、観客は涙、涙・・・でした。

 「月光の夏」は、佐賀県鳥栖小学校のピアノをめぐる実話をもとに毛利恒之氏が小説化。1993年に映画にもなりました。

 その時、主人公の特攻隊員を演じたのが、今年4月に自死なさった俳優の田中実さんでしたね。

 太平洋戦争で、日本のため、愛する人を守るため、犠牲になって逝かれた若い方々、
戦後66年の現代の日本を、どう思われるのでしょうか・・・
 

 


 
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赤ちゃんの○○

2011年08月20日 | 雑感
 頂きものの ぶどう(ピオーネ)

に、一粒、珍しい形がありました。

 ハート型に見え



 つやつや、小さな赤ん坊のおしり の形にも見えます。

 
 赤ん坊と言えば

 孫が無事1才の誕生日を迎えました。

 ヨチヨチ 数歩 歩いています。

 いつも、たくさんの人に囲まれているので、ほとんど人見知りをしません。

 ただ、美人が声をかけてくださると、たま~に泣くことがあります。
 ウチに美人がいないから・・・
 女の子ゆえ、嫉妬を感じるのか・・・
 
 盂蘭盆会の法座の間、参詣のご門徒さんのところへ、ゴソゴソ歩み寄り、愛想を振りまいておりました。
 ご門徒さんをはじめ、周囲の皆さんに、かわいがっていただき、本当に仕合わせな子です。

 私は、孫に出逢えたことを奇跡だと思っています。
 本当に有難いことです。

 

 
  


 

 
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耳管開放症

2011年08月18日 | 雑感
 昨年の夏に発症した耳管開放症。一旦、治まりましたが、この夏、再び発症。
 歌手の中島美嘉さんがこの症状でしばらく活動を休止なさいましたね。
 
 どんな症状かと申しますと、気圧変化の折、耳がふさがった感じになりますが、その状態が続いている症状です。
 声を出し続けていると悪化。自分の声が響いて、症状が強い時は、自分がどの程度の音量で声を出しているかわからなくなります。   
 
 中島美嘉さんのように、若くもなく、美しくもなく、美声でもない私オバサンです が、同じ症状のようです。

 私はたぶん軽いほうなのかもしれません。右耳だけの症状で、悪化したり、楽になったり・・・

 一応、耳鼻科に通院していますが、特に治療法はないようです。原因も不明。

 この症状は、お辞儀の姿勢をとると、一時的に治ります。
 つまり、頭に血が上って、うっ血すると、耳管がふさがるため、症状がなくなるようです。

 家の者たちは、「頭を低くすると、症状が消えるとは、坊守にふさわしい病だ」と、申しております。
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天気も、心もコロコロ

2011年08月17日 | 雑感
 14日から、曇り、時々、晴れ、一転、土砂降り・・・と
まるで、私の心のように、コロコロ不安定な天候が続く佐賀です。

 蒸し暑い・・・だるい・・・お盆明けの気のゆるみでございましょう。

 関東や東北のほうが、気温が高いようですから、これくらいの暑さで愚痴を言っては申し訳ないですね。

 さて、夏生まれの私は、また一つ年齢を重ねました。

 外見:もともと大した容姿ではないので、年齢的な衰えは、気になりません。

  頭:もともと悪いので、今に始まったことではないのですが、ますます記憶力、判断力、注意力が衰えています。

 最近は、睡眠の質にも変化が・・・
 つい、先日まで、先輩方が、「夜眠れない」と、話されるのを聞いて、
「え~信じられない」と思っていたのですが、
私も、しっかり睡眠導入剤のお世話になるようになりました。

つづく・・・

 
 
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盂蘭盆会

2011年08月15日 | 行事・案内
 昨日、きょうの盂蘭盆会

 今年は、前日までの猛暑から一転、
 涼しくてよかったのですが、
時々、強い雨が降る、不安定な天候でした。

 雨の中、法要には、たくさんの方々にお参りいただました。
 ご家族お揃いで、親族お揃いで、小さなお子さん連れで、お参りいただき、
本堂のご本尊に手を合わせ、住職のお話も聞いていただきました。

 本堂が満堂になるのが、何より、有難く、うれしいことです。
 ご門徒の皆さま、ありがとうございました。

 

 
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