6月30日、佐賀も猛暑日を記録した午後、涼しいシアターシエマ(佐賀市)で映画鑑賞。
「PLAN75」
を観て来ました。
少子高齢化の進んだ日本。財政圧迫から、75歳以上の高齢者は自ら死を選べる法案が国会で可決され、役所に「プラン75」の相談担当窓口が設置される。
もちろん、応じなくてもOK、高齢の生活困窮者には福祉も機能しているのだけれど・・・
政府は「プラン75」を推進キャンペーン、世間もそれを受け入れるムード。さて・・・
というストーリー。
主人公は倍賞千恵子さん。
40代の早川千絵監督が「なるべく想像する余地をもたせる」と仰っているように、結論の押し付けはありません。
観客1人1人の人生観・受け取り方があるのだと思います。
私個人の感想としては、歳を重ねるって、心身弱ることは間違いないけど、溜息ばかりじゃなく、もっと笑いがあると思います。
もし今、仮に、高齢者を邪魔に思う若い人がいるとしたら、
「今、あなたが享受している便利な生活は、今はヨボヨボになった高齢者が、若い時ものすごく頑張ったお陰なのよ」
「あなたも生きていたら、いずれ年寄りになる。順番よ」
と伝えたい。
やさしい年配の方々、
「役に立たない」「迷惑かける」なんて思わなくても
皆ゆく道、お互い様じゃないですか。
きょうの観客、もちろん若い人もいましたが、圧倒的多数は元気な高齢者でした。
あるがまま・・・
私は明るい「お笑いプラン75」も観てみたい!